九月の雨は優しくて 扇山
- GPS
- 04:13
- 距離
- 8.0km
- 登り
- 638m
- 下り
- 893m
コースタイム
天候 | 曇、山頂小雨、のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
復路 鳥沢駅 |
写真
感想
鈍色の重たい雲が上空を覆っている。鳥沢駅の空に一瞬、蒼色の窓が開けかけた。それも束の間、また上空は白い雲、一色になった。台風13号のあとの天気模様はどうにも止まらない。動きが遅いようだ。梨の木平BSに到着。降車したのは、私と3人女子隊、2人女子隊の6名。先にスタートを切った。沢の渡渉は嫌だな、と思いつつ、直進した。沢音が聞こえてきたが。直に離れた。九十九折の樹林帯を登る。やや勾配が上がる。レインウェアを羽織っていたが、暑くなり脱いだ。汗が滴る。目に染みる。タオルで汗を拭う。これの繰り返しだ。休みなしで一気に山頂の尾根筋に出た。急に風が横切った。濡れたTシャツが肌に触り寒いと感じた。ここまでくれば、山頂まではあと少し。相変わらず空は厚い雲に覆われている。山頂に着いた。約2時間。食事を摂る。写真も撮った、あとはやることもなく、ぼやっと富士山方面を見遣る。真っ白で視界もない。降ってきたか、少雨だが雨脚が見えている。もう下ろう。と立ち上がる。下山道は土光りしており、やや慎重に下る。3時間の下りは土光りの山道との闘いに疲れる。尾根から樹林帯に入る頃、自分の影に気がついた。まだ上空は白い雲に覆われている。ときおり樹林の中を陽が差し込んできた。見上げた空に青色が広がっている。なんだ午後は晴れるのかと、ひとりごちる。登山道も終いに入る頃は日差しが道路を照らしている。暑い。またタオルで顏を拭う。あと2.2kmとのサインに時間感覚が戻った。国道20号線に出た。鳥沢小学校を通過し鳥沢駅の標識はもう目の前だ。駅前のいろはやで買った大福をこれから東村山に届けたいと。しかし国分寺駅は無常にも通り過ぎて行った。
乾杯!君に幸せあれ!
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