蔵王 わかんじき初体験
- GPS
- 04:00
- 距離
- 4.4km
- 登り
- 434m
- 下り
- 434m
コースタイム
約4時間程度
天候 | 雪(視界不良) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2008年02月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
ライザワールドでは「和かんじきトレッキング」を開催しています。雪山を体験してみたい人にはお勧めです。 このトレッキング体験ツアーは、リフト2本乗り継いだ場所から夏季の駐車場あたりの非難小屋まで行き、そこから右に歩いて樹氷を見るツアーです。 |
写真
感想
最近読んでいる新田次郎の作品、冬山登山、岩壁登攀とワイは今まで知らなかった世界が描かれていた。そして冬山へのほのかな憧れ。
今年も山形へ行ってきたわけだが、どうしても冬山を体験したかったため、事前にスノーシュー体験をネットで調べてみた。そこで発見したのが「和かんじきトレッキング」スノーシューとはちと違うが問い合わせをしてみたら、別費用でスノーシューはレンタルありとのことで、迷わず先日の日曜日で予約した。
場所は蔵王ライザワールド。有名な蔵王スキー場とはちょっと離れた所にあり、コースも少ないスキー場。
現地につきツアー確認をした後、早速スノーシューをレンタル行ったらなんとっ品切れ これは正直想定外でガッカリ。仕方なく戻って和かんじきを借りることにした。
今回はリフト2本乗り継ぎ、いよいよかんじきを履いて樹氷原を歩き、御田の神非難小屋、ブナ林、レストランの4時間コース。ツアー参加者は10名に対し、山形弁の気のいい叔父さんと若い山屋さんのガイドさんが2名。
リフトの頂上では既に樹氷になりかけの木々。
リフトを降りるといよいよ和かんじきデビュー。かんじきと1本のロープのみで面白いほど簡単に装着出来てシッカリと固定できた。先人の知恵って凄いなー。
そしてガイドさんについていざ出発。前日の降雪のおかげでパウダースノー。そこに足を入れると膝までスッと入っていく。この感触・・・気持ちいい〜 だが、これが以外に大変 普通の登山以上に足が進まず、一歩出すのにも脚を抜いて出すという動作で息が切れる。ワイ達以上に60代のご夫婦は大変だったのではないかな〜。
そんな中、神様どうか晴れますようにの願いもむなしく、だんだんとガスが出て視界が悪くなってきてしまった。一面は樹氷のはず…が 一面真っ白。そこには天と地の堺がない、風の音もなく真っ白で色もない無の世界。1人ぼっちではこんな状況には絶対に耐えられない。冬山登山の単独行は改めてワイには無理だな^
しばらくガイドさんについて約1時間真っ白な世界の中を歩くと前方に小屋を発見。非難小屋に到着し、各自持ってきたご飯とガイドさんが担いできてくれた豚汁を頂く。既に零下の世界でこの温かい汁は最高に旨い。
っと空に雲を通して太陽が浮かんできた。すると真っ白な世界がコントラストを帯びて樹氷原が現れた。モンスターが沢山、それこそ果てまで見える。感動の出会い すぐにシャッターを切る。でも帰ってきたら真っ白でまだまだ技術が足りんことを痛感した。
帰りは本当はブナ林を縦断するコースなんだけど、視界が良くないためにスキーコースの脇を下山。途中ブナ林に少し入って雰囲気を楽しむ程度だった。ただスキーではブナ林の中に入ることはないので、これがまた新鮮な体験であると同時に心を惹きつける何かがあった。
ガイドさんはとても親切にいろいろと勉強になるお話していただけて飽きなかったし、これで1人3,300円は破格 かんじきの魅力を十分に味わえた一日だった。もちろんその後ライザでショートスキーも満喫した。パウダースノー気持ち良い。
3月は青空が多く樹氷原のコースは非常に素晴らしく、天気が良ければ刈田岳まで行ってくれそうなんで、遠いがチャンスがあればまた来たい。もちろんカメラを持って。
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