大和の史蹟・遺跡巡り13（桜井南部1 磐余・安倍他）

2023年10月12日(木) [日帰り]

• GPS: 06:01
• 距離: 19.9km
• 登り: 181m
• 下り: 174m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:40
• 休憩: 1:13
• 合計: 6:53

8:14 近鉄 大福駅
8:31 8:42 吉備池
8:58 9:17 御厨子神社
9:35 9:42 稚櫻神社
10:09 10:12 青木廃寺
11:27 11:32 メスリ山古墳
12:15 12:34 安倍文殊院
12:50 12:52 土舞台
13:20 13:27 若櫻神社
13:50 12:58 桜井茶臼山古墳
14:15 近鉄 桜井駅

天候

晴

アクセス

利用交通機関：

電車

行き：近鉄大阪線　大福
帰り：近鉄大阪線　桜井

写真

10/12 8:31

神武天皇聖蹟磐余邑顕彰碑

10/12 8:33

吉備春日神社
用明天皇の磐余池辺双槻宮伝承地とされています。(諸説あり)。

10/12 8:33

吉備春日神社

10/12 8:35

吉備池畔
吉備池の南側で行われた発掘調査で大規模な金堂や塔の基壇が確認されたほか、回廊や僧房、付属施設と考えられる建物群が見つかっています。

10/12 8:38

吉備池廃寺跡　金堂基壇
舒明11年(639年)に建立が始まった「百済大寺」の後であると考られています。

10/12 8:39

吉備池廃寺跡　塔基壇
敏達天皇百済大井宮跡・舒明天皇百済宮跡推定地とされています。

10/12 8:41

大伯皇女の歌碑

10/12 8:42

大津皇子歌碑

10/12 8:57

継体天皇玉穂宮伝承地伝承地を望む

10/12 8:58

大津皇子之歌碑・磐余の池跡
万葉の時代を代表する悲劇的な人物「大津皇子（おおつのみこ）」が、恐らく無実の罪のために死を賜る前に辞世の句を詠んだとされる場所

10/12 8:58

御厨子神社
御厨子山北辺に鎮座。もと水尻神社と書き、根裂神・安産霊神 （火産霊神)を祀っていたが、御厨子山妙法寺の鎮守八幡神社を合祀、社名を改めた

10/12 9:01

御厨子神社
境内は清寧天皇磐余甕栗宮跡の伝承地

10/12 9:03

妙法寺（御厨子観音）
吉備真備の発願で建立されたお寺

10/12 9:14

月輪石
根裂石（ねさくいし）とも呼ばれ「鬼滅の刃」に登場する石に似ていると、ファンの注目を集めている。

10/12 9:21

東池尻・池之内遺跡(磐余池推定地)
古代の人工池です

10/12 9:22

東池尻・池之内遺跡(磐余池推定地)

10/12 9:27

継体天皇磐余玉穂宮跡
継体天皇は、大阪枚方市の樟葉宮で即位してから、20年近くかかって、ようやくヤマト入りをしました

10/12 9:27

継体天皇磐余玉穂宮跡
一段高くなっているあたりが宮跡と推定されています

10/12 9:35

稚櫻神社
創祀年代は不詳。神功皇后三年春正月、磐余を都とし、履中天皇も当地で即位したといい、磐余稚桜宮跡と伝えられる地。

10/12 9:37

稚櫻神社
御祭神 ・出雲色男命（物部氏の祖先） ・去来穂別命（履中天皇） ・気長足姫命（神功皇后）

10/12 9:49

池之内古墳群
池之内集落南方の丘陵の尾根上にある古墳群です

10/12 9:50

池之内古墳群
農業大学校の建設にともない発掘調査され、8基の円墳が確認されました

10/12 9:52

池之内古墳群
古墳群は尾根頂部の自然地形を利用しているため、盛土は少なく、墳丘の輪郭もあまりはっきりしません

10/12 10:03

橋本大師堂
この道を南へ道なりに行くと

10/12 10:06

泥掛地蔵尊を案内する道標があります
ここを左の大きな切通しを抜けて池沿いを行きます

10/12 10:09

泥掛地蔵尊

10/12 10:09

青木廃寺
この寺は奈良時代の悲劇の宰相だった長屋王が、父高市皇子の冥福を祈って建てたとも言われています

10/12 10:09

10/12 10:37

安倍寺跡
安倍文殊院の西南約300mの距離にある飛鳥時代の崇敬寺（安倍寺）跡

10/12 10:53

安倍寺跡
大化の改新の時の左大臣、安倍倉梯麻呂（あべのくらはしまろ）の建立と記録されています

10/12 10:55

安倍寺跡
平安時代末期には衰退し鎌倉時代の火災により現在の安倍文殊院の地に移されたと伝えられています。

10/12 10:54

安倍寺瓦窯跡
安倍文殊院建立用の瓦を焼いた窯跡なんだそうです

10/12 11:08

上之宮遺跡(聖徳太子上宮伝承地)
石組みによる園池遺構や溝、四面庇付大型建物、日本列島で最古級の事例である木簡やベッコウの存在が注目され、これらは飛鳥時代の有力者の居館に伴うものであると考えられています

10/12 11:08

上之宮遺跡(聖徳太子上宮伝承地)
この居館遺構については、付近を根拠地とした有力氏族である阿倍氏の居館跡とする考えもありますが、この地は「上之宮」という地名から、古くより廐戸皇子（聖徳太子）の「上宮」の推定地とされてきたところでもあります

10/12 11:15

談山神社 大鳥居
談山神社に向かう多武峰街道の入り口にあります
創建などは不明ですが、藤原期全盛ののころにはたくさんの参詣者がこの鳥居をくぐったのでしょう

10/12 11:27

八阪神社
詳細は不明ですが、メスリ山古墳直下にあることから、メスリ山古墳被葬者と何らかの関係があるものと思われます

10/12 11:28

八阪神社

10/12 11:31

メスリ山古墳
墳丘長224m全国で第19番目に巨大な前方後円墳
頂部には玄室上部の岩が露出しています

10/12 11:31

メスリ山古墳

10/12 11:50

コロコロ山古墳
一辺30mの大型方墳

10/12 11:51

コロコロ山古墳
土地区画整理事業で移設された古墳ですが、両袖式横穴式石室の状態がよく分かる古墳です

10/12 11:52

コロコロ山古墳

10/12 12:02

谷首古墳
桜井市阿部字谷汲にある巨石古墳です。30年ほど前から徐々に周辺が宅地化され今は住宅街に取り込まれた形になっています

10/12 12:03

谷首古墳
開口部が若干狭いですが石室内は広く、古墳初心者の方でも抵抗なく古代のロマンを感じる事が出来ます

10/12 12:15

安倍文殊院　表山門

10/12 12:19

安倍文殊院　本殿

10/12 12:19

安倍文殊院　金閣浮御堂

10/12 12:19

安倍文殊院　西古墳
7世紀中頃に築造された、径13.5mの円墳（本来は径30m）

10/12 12:20

安倍文殊院　西古墳
両袖式横穴式石室（全長12.4m）で古墳終末期らしい、長方形の切石を横積みし、天井石は一石

10/12 12:26

安倍文殊院　東古墳
7世紀前半に築造されたとみられる径約18mの円墳

10/12 12:27

安倍文殊院　東古墳
墳丘が崩れ石室が剥き出しになっている箇所があり、コンディションが良くないようです

10/12 12:30

安倍文殊院　晴明堂
安倍一族の寺として、古来より安倍晴明信仰の聖地の一つとして数えられています

10/12 12:41

艸墓古墳
くさはか古墳　古墳時代後期（7世紀前半頃）に築造されたとみられる、南北約28m 東西約22mの方墳です

10/12 12:42

艸墓古墳
損傷が酷かった墳丘は整備され、現在は楽に石室に入ることができます

10/12 12:50

土舞台
『日本書紀』によると、百済人味摩之が呉で学んだ 「伎楽」を聖徳太子が少年を集めてこの地で習わせた と伝えられています。

10/12 12:52

土舞台

10/12 12:54

安倍山城跡
暦応4年（1341）に、南朝方の西阿が篭る戒重城を攻めるため、北朝方の細川顕氏らが陣を構えたという

10/12 12:54

安倍山城跡
永禄8年（1565）に、松永久秀が布陣したという。小規模な曲輪跡が残っています、現在は桜井公園となっています

10/12 13:10

石寸山口神社
旧村社の式内大社で祭神は大山祇神

10/12 13:12

石寸山口神社
用明天皇（第31代）磐余池辺雙槻宮跡伝承地

10/12 13:20

若櫻神社
履中天皇磐余稚桜宮の伝承地と言われています

10/12 13:21

若櫻神社

10/12 13:22

若櫻神社・谷城跡
築城年代は不明ですが谷氏の城と推測されます

10/12 13:28

櫻の井
「櫻の井」は第17代の覆中天皇がめでさせられた（感動した）清水で桜井市発祥の地です

10/12 13:50

桜井茶臼山古墳
ネットに掲載されている古墳頭頂部への登り口を探したのですが、2か所とも見つけられませんでした

10/12 13:54

桜井茶臼山古墳
またの機会に挑戦してみたいと思います

撮影機器：

PowerShot SX620 HS CANON

感想

shinichi25

桜井は、飛鳥時代より古い時代の遺跡・史蹟が数多く残されているようで、これからも他の地域を訪ねてみたいと思っています。
今回は、古代天皇の宮跡が多くありました。
時代が古いためいずれも確証が乏しいようですがそれはそれで趣があります。