谷川岳 一ノ倉 烏帽子沢奥壁 南稜
- GPS
- 11:05
- 距離
- 11.0km
- 登り
- 989m
- 下り
- 983m
コースタイム
- 山行
- 5:57
- 休憩
- 5:08
- 合計
- 11:05
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
1ピッチ目 30m Ⅳ 凹角からのカンテを登りチムニー
2ピッチ目 30m Ⅳ 凹角からのフェース
3ピッチ目 草つき 歩き
4ピッチ目 20m Ⅲ フェース
5ピッチ目 40m Ⅲ ルンゼの岩場からリッジ
6ピッチ目 40m Ⅳ リッジ
7ピッチ目 20m Ⅴ 逆層の垂壁
1,2ピッチ 先輩リード/4,5,6,7ピッチ 自分リード
以前から憧れだった一ノ倉、所属する山岳会の会山行が谷川集中となったことで実現できた。
噂に聞いていた通り、暗闇の中のひょんぐりの滝の高巻き(懸垂)やテールリッジのツルツルスラブ、南陵テラス前のトラバース等かなり悪いアプローチだった。
しかし初めて見る一ノ倉の景色は素晴らしく、沢、岩、稜線、どこを見ていても飽きることのない見事な景観だった。
特に衝立岩のモルゲンロートには興奮した。
アプローチにおっかないところはあるものの、岩自体は乾いていたし南陵ルートは岩も固くとても快適。秋晴れの気持ちの良い陽気の中、とても楽しい岩登り。
先行パーティ待ちがありつつも登攀はスムーズに行えたため予定より2時間以上早くトップアウトすることができた。
下降は南陵テラスまで懸垂7回。そこからは来た道を最新の注意を払って戻る。
ひょんぐりの滝の高巻きの登り返しまでは転んだら終わりなところの連続なので、慎重に降りた。
道中、先輩が各ルートの取り付き等を教えてくれた。
雲稜第一、ダイレクトカンテなどは「え?ここ登るんすか?」という感じ。崖ではなく壁。とんでもなくカッコいい。
今の実力では到底無理なので、経験を積んで、登攀力をしっかり上げて絶対登りたい。いや、登る!
〈学び・反省点〉
・ロープワーク
ここ最近の山行でマルチのロープワークは結構掴めてきたが、やはり細かい改善点はたくさんあるなと思った。
支点を構築したあとにロープを引き上げる際も、セカンドがどのような状態か、気遣い一つでもっと時間を短縮することができるはず。
早く早く先に進もうとするのではなく、落ち着いて状態を確認してから行程を進めるようにしたい。
・懸垂時のロープ末端の解き忘れ
予定よりも早くトップアウトし、天候も安定、景色は最高!というなかで歓談をしながら作業をしていたため懸垂時のロープを引き抜く際、末端処理を解かずに引き抜いてしまったため、上部でスタックし20〜30分ほどタイムロスしてしまった。
下山時の気の緩みは本当に危険だと痛感した瞬間だった。特に懸垂はトラブルを起こしがち。今後は「なんとなく」作業をしないように徹底したい。
・ロープ懸垂
バックにロープを収納してからの懸垂を教えていただいた。
自分もやってみたが、本当にロープがスルスル出てきてとてもいい感じ。
アルパイン的なルートではロープを投げられないことが多々あると思うので、今後もこれは実践したい。
楽しいだけでなく、一ノ倉の数多いルートを見ることでモチベーションをもらえる1日でした。
一ノ倉をもっと味わえるように、今後も精進したいと思います!
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