interlude ( 12 )
過去天気図(気象庁) | 2015年04月の天気図 |
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その他周辺情報 | ※日程が空きすぎ、4/16のハイキングのレコ感想欄が書ききれないため分割させていただいた。 |
写真
感想
【 近況 】
4/12、鳥浜〜新杉田〜鳥見塚方面へ2時間40分お散歩。
4/16、伊豆方面へハイキング。
4/19、新杉田方面へ、2時間5分お散歩。
【 蛇足なわたくしごと 】
スティーヴ・マックイーン「それでも夜は明ける」 ★☆ (4/10初見)
2013年
アメリカ・イギリス
134min.
ジャンル:人種差別。
ツタヤでレンタル。
作品自体の出来はよいが、最後まで主人公を好きになれなかった。
アレハンドロ・ホドロフスキー「サンタ・サングレ/聖なる血」 ★★★ (4/10再見2回目)
1989年
イタリア
123min.
ジャンル:ホラー。
ツタヤでレンタル。
昔観たときは★が一つ多かったが、さすがにこの手の映像詩劇やSFとかアクションなどは、現在方面の映像技法に太刀打ちできないのかも。
雰囲気はあるんだけど、いろいろな意味でやはりショボイ。
ジャン・コクトー「美女と野獣」 ★★★☆ (4/10再見12回目)
1946年
フランス
93min.
ジャンル:土着系SF。
所持しているDVDの版の画質がひどすぎるのが難。
内容的にはすばらしいのだが。
リマスター版を買うべきか。
マーク・アンドレス・ポーチャート「美女と野獣」 ★★☆ (4/10初見)
2012年
オーストリア・ドイツ
88min.
ジャンル:土着系SF。
ツタヤでレンタル。
原作に忠実だったジャン・コクトー版とはかなり異なり斬新に設定をアレンジしている。
意地悪姉さんたちが登場しないのは残念だが、これはこれで雰囲気はなかなかよい。
※4/14、原作ではなく、「ディズニーのアニメ版」の実写リメイクであることを、ひよこ隊長に教わった。ありがとね。
オ・ミョル「チスル」 ★★★★ (4/10初見)
2013年
韓国
108min.
ジャンル:戦争。
ツタヤでレンタル。
残酷シーンが皆、寸止めなのが超残念。
それでも充分痛いのだが、やはり勿体ないお化け。
ヤン・クーネン「コウノトリの道 心臓を運ぶ鳥」 ★★★★★+★(99) (4/11初見)
2013年
フランス
203min.
ジャンル:ホラー。
ツタヤでレンタル。
観終わってから鳥肌がたった。
「プロセス」のアイデアのみSF的だが、基本的にサスペンス系の人間ドラマとして観ていたが、見終わると思いっきりホラーだった。
最後の最後ですべてのピースがつながる構成だったため、解釈がはたして合っていたのか微妙ながら、作品自体が最高級の味わいだったので、それだけでよしとしたい。
★★★★★+★(↑100) (4/11再見2回目)
ジャンル成分は主成分のホラーのほかに、ドラマ・サスペンス・映像詩・バイオレンスアクション・ミステリ・SF。
配合率は、ホラー4:ドラマ3:残り全部で3、くらい。
主人公の青年は幼年期の事故で家族を失い、それ以前の記憶が欠落している。
基本的に、コウノトリの移動ルートをたどって、彼が、失われた記憶を探し求める人生のロードムービーでもある。
舞台は、オープニングで段々畑がレマン湖に落ち込む美しきMontreux(スイス)から妙義(群馬)みたいな山並をかけめぐり、Sofia(ブルガリア)〜アヤソフィアとガラタ橋のIstanbul(トルコ)〜Haifa(イスラエル)とつづき、他方面ドラマでAntwerp(ベルギー)をはさんで、Kinshasa(コンゴ民主共和国)〜これもまた山並みがステキ(奈良の鎧岳みたいなのと群馬の荒船山みたいなの)なCape town(南ア)で幕を閉じる。
オープニングがコウノトリの万華鏡なのがアメイジングなわけだが、ラストシーンで、バルコニーのふたりからカメラは横滑りにバンして、右カーブでくだんのパノラマ写真を舐めてからゆっくりと後ずさり、再び全方向からコウノトリがキューピットインしてダンスを舞い踊り、エンディングロールとなるセンスも超絶。
カメラワークもよい。
役者の演技も粒ぞろい。
唯一、初見時にコンゴの知事が演技っぽいな、と感じて現実に引き戻されたが、これは演技してる演技なので再見時にはディスク交換時以外完全に浸れた。
音響効果もまた、自然の音を活かしながらBGMとの相関をうまくはかっている。
パスポートも持たず、手荷物検査すら受けずに堂々と国境を越えるコウノトリたちが、あまりにも美しい。
東欧〜中東〜アフリカと旅するコウノトリの移動とともに彼の自分探しの旅がはじまる。
弱りきった彼をたすける鳥類学者マックス・ボーム博士の「プロセス」と呼ばれる催眠療法のみSF的だが、文字通り、プロセスを経るたびによみがえってくる記憶の断片。
「Kill him」
博士の懺悔の呪文がことごとく彼を窮地から救う。
典型的な事件巻き込まれ型悲劇すら、彼を救う唯一のプロセスであるという諸刃の剣。
呪いのごとく次々に悪意を露にしてゆく罠に敢然と立ち向かう彼は、だがしかしあまりにも無力な平凡な青年でしかなかった。
キブツでのサラとの出逢いは清涼剤にとどまらない。
殺伐としたドラマにたくみに鏤められる安らぎの映像美。
ソフィアのクラブでアブサンに酔っ払い妖精になり、キブツの彼女の家で仏陀スティックに酔っ払い天国に昇り、自ら動物用麻酔を打って薬用クロラミン(Chemical Makeup KULORAMINE)に酔っ払う描写も完全にイッテいる。
シナリオに不備がないため、ピースが揃って再見すれば解釈を誤ることは多分にないであろう程度のミステリ(私の脳はすでに書き込み方面の記憶容量が超絶劣化しているため一般人なら初見時に難なく理解できると思われるが)もいい塩梅にブレンド。
画してイカロスの少年は、太陽に灼かれることによって自らを奪還せしめたわけである。
すべてが終わったとき、彼がこれから背負わなくてはならない、取り戻した記憶の代償してのトラウマは、博士と、母と妹と兄がくれた自らの生命をもって対抗するしか術はないわけだが、手をのばせばそこに支えてくれるであろう、かけがえのない片割れが、いる。
ハードなドラマをスタイリッシュなオブラートで包み、映像詩的にまとめあげた手腕に脱帽。
生きよ、
戦え、
コウノトリのごとく。
クリスチャン・セスマ「エイリアン・インセプション」 ☆ (4/12初見)
2014年
アメリカ
93min.
ジャンル:SF(だと思われる)。
ツタヤでレンタル。
言いたいことが多過ぎて、何を言えばよいのかわからない。
ある意味、作品自体がSFだったのかもしれない。
ジェームス・グレイ「エヴァの告白」 ★★★★★(91) (4/12初見)
2013年
アメリカ・フランス
117min.
ジャンル:ミイラ取りがミイラになるダメ男のドラマ。
ツタヤでレンタル。
原題は「The Immigrant」。
文字通り、新天地を求めてポーランドからアメリカに来た移民のお話。
フェリーニの「道」を彷彿させる、痛ましいドラマだった。
やはりサイコロで7の目は出なかったわけである。
カラドッグ・W・ジェームズ「ザ・マシーン」 ★★★☆ (4/13初見)
2013年
イギリス
90min.
ジャンル:アンドロイド系SF。
ツタヤでレンタル。
余程金欠だったのかテーマにしては映像系が超ショボイけど、SFとしての概念は映画として充分に活かされている。
それだけに勿体ないわけであるが…。
「羊」にはさすがに届かないけど、「鼠」の夢くらいは、見られたと思われる。
ニール・ナイチンゲール/バリー・クック「ウォーキング with ダイナソー」 ★★☆ (4/13初見)
2013年
イギリス・アメリカ・オーストラリア
88min.
ジャンル:SF。
ツタヤでレンタル。
まったく美しくない英語の吹き替えが煩わしくて途中から日本語吹き替えで視聴するもこちらもイマイチイマニだったので音声切って字幕も消して鑑賞したら、かなりよくなった。
さらに、ヒーリングミュージックでもかぶせればなおよかったかも、と反省。
ともあれ、パッチとアレックスが超かわいかった。
ストーリーは?だけど。
これはこれでいいんじゃね?
ニコラス・ウィンディング・レフン「ドライヴ」 ★★★ (4/13初見)
2011年
アメリカ
100min.
ジャンル:最果て系ラブストーリー。
ツタヤでレンタル。
クールなドラマがぬるま湯みたいでとてもよい。
マリー・ノエル/ピーター・ゼアー「ルードヴィヒ」 ★★☆ (4/13初見)
2012年
ドイツ
143min.
ジャンル:伝記。
ツタヤでレンタル。
ヴィスコンティ版と比べてしまうと、リメイクのわりには何ひとつ超えてないのが…。
ザック・スナイダー「300」 ★★★★☆(89) (4/13初見)
2007年
アメリカ
117min.
ジャンル:戦争。
ツタヤでレンタル。
ナレーションがウザイのと、スピーチがギリシア的でなく現代アメリカ的なのが思いっきりダサい。
ストップモーションを効果的に使う戦闘シーンと、スパルタの理念に基づくドラマがステキすぎる。
評価は90→89→90→89と悩みまくった。
ノーム・ムロ「300 帝国の進撃」 ★★☆ (4/13初見)
2014年
アメリカ
103min.
ジャンル:戦争。
ツタヤでレンタル。
カラーリングは前作より美しい。
SFXはさらに進歩しているが、床に倒れたシーンを透明板越しに撮影とか、血糊が超絶出血大サービスとか、推定30メートルジャンプとか、ちょっと異様に人間離れしすぎて、リアリティはかなり微妙。
無理矢理SFとして視れば、ま、なんとかギリギリ許容範囲内なので、映像美だけは堪能できるわけだが。
如何せん、ナレーションとスピーチがますます増長していて超ウザイ。
さらに、人間ドラマ方面のコンテがどうしようもなくひどいので、映画としてなら駄作の部類。
ヤン・クーネン「シャネル&ストラヴィンスキー」 ★★★★★+☆(95) (4/14初見)
2009年
フランス
119min.
ジャンル:伝記。
ツタヤでレンタル。
「コウノトリの道 心臓を運ぶ鳥」が完璧だったので早速借りてきたのだが。
かなり期待していた「敬愛なるベートーヴェン」と「パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト」が、いずれも予選落ちしてしまったのとは裏腹に、my365当確レベルのステキな作品だった。
音楽家を描いた映画では、ショパンとジョルジュ・サンドを描いたアンジェイ・ズラウスキー監督の「愛人日記」の次にステキかもしれない。
ユーチューブではなく珍しく自分CDで「春の祭典」を聴いているカマノスケであったという。
ヤン・クーネン「コウノトリの道 心臓を運ぶ鳥」 ★★★★★+★(100) (4/14再見3回目)
アマゾンからDVDが届いたので早速鑑賞。
高いわりに、おまけは予告編だけか…。
ザック・スナイダー「300」 ★★★★☆ (4/15再見2回目)
バフマン・ゴバディ「亀も空を飛ぶ」 ★★★★★+★(98) (4/15再見3回目)
2004年
イラク・イラン
97min.
ジャンル:戦争。
現在方面最高レベルの映像とはとても言えないけど。
リュック・ベッソン「LUCY/ルーシー」 ↓★★★☆ (4/15再見2回目)
2014年
フランス
89min.
ジャンル:SF。
アルフォンソ・キュアロン「トゥモロー・ワールド」 ↑★★★★★+☆(94) (4/15再見2回目)
2006年
イギリス・アメリカ
109min.
ジャンル:SF。
ニコラス・ウィンディング・レフン「ヴァルハラ・ライジング」 ★★★★★+★(99) (4/16再見5回目)
2009年
デンマーク・イギリス
93min.
ジャンル:SF。
ジェームズ・グレイ「エヴァの告白」 ★★★★★(91) (4/17再見2回目)
デヴィッド・フィンチャー「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」 ↓★★☆ (4/17再見2回目)
2008年
アメリカ
165min.
ジャンル:SF。
ヤン・クーネン「シャネル&ストラヴィンスキー」 ★★★★★+☆(95) (4/18再見2回目)
ルイ・マル「さよなら子供たち」 ★★★★★+★(↓97) (4/18再見3回目)
1987年
フランス・西ドイツ
104min.
ジャンル:戦争。
HDリマスター版だが、画質がやはり1ランク落ちなので1点落とした。
エミール・クストリッツァ「アンダーグラウンド」 ★★★★★+★(100) (4/18再見29回目)
1995年
フランス・ドイツ・ハンガリー・ユーゴスラビア・ブルガリア
170min.
ジャンル:戦争。
ルパート・ワイアット「猿の惑星:創世記」 ★★★ (4/19初見)
2011年
アメリカ
105min.
ジャンル:SF。
ツタヤでレンタル。
シナリオはアレだけど、シーザーがステキだった。
マット・リーヴス「猿の惑星:新世記」 ★☆ (4/19初見)
2014年
アメリカ
131min.
ジャンル:SF。
ツタヤでレンタル。
内容的にはどーしよーもないが、「You are not Ape!」だけは最高だった。
ミラン・トドロヴィッチ「マーメイド NYNPH」 ★☆ (4/19初見)
2014年
セルビア
94min.
ジャンル:SF。
ツタヤでレンタル。
人魚の造形美がステキだった。
レニー・ハーリン「ザ・ヘラクレス」 ★★★☆ (4/19初見)
2014年
アメリカ
100min.
ジャンル:SF。
ツタヤでレンタル。
映画としてはしっかりしているが、あまりにもハリウッド丸出しなのが×。
一部のアクションシーンは目茶カッコイイが、ゴチャゴチャして判りづらいシーン多すぎ。
終盤の展開も「なんじゃこりゃレベル」。
1on6に目茶シビレタ。
ヤン・クーネン「ドーベルマン」 ★★ (4/20初見)
1997年
フランス
103min.
ジャンル:バイオレンスアクション。
ツタヤでレンタル。
才能の片鱗は充分窺えた。
ジェームズ・ガン「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」 ★★ (4/20初見)
2014年
アメリカ
121min.
ジャンル:SF。
ツタヤでレンタル。
アクションシーンや会話部分のカメラワーク最低。
CGマーベラス☆
ちっちゃな恐竜たちがかわいすぎる。
クリスティアン・ペツォールト「東ベルリンから来た女」 ★★★★ (4/20初見)
2012年
ドイツ
105min.
ジャンル:人間ドラマ。
ツタヤでレンタル。
とてもよい映画だった。
アキヴァ・ゴールズマン「ニューヨーク冬物語」 ★★★☆ (4/20初見)
2014年
アメリカ
118min.
ジャンル:SF。
ツタヤでレンタル。
なぜにこの概念と題材で名作に届かないのかが、それこそが問題だ。
あらゆる意味で監督の手腕が最低だったが、かなり酔っ払えた。
是非とも一流監督にリメイクしていただきたい。
(2015.4.21記4.25写真追加ヤマレコ登録4.25)
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