北八甲田山
- GPS
- 32:00
- 距離
- 14.0km
- 登り
- 1,518m
- 下り
- 1,243m
コースタイム
- 山行
- 0:411
- 休憩
- 0:37
- 合計
- 0:00
- 山行
- 0:179
- 休憩
- 0:05
- 合計
- 0:00
天候 | 一日目 晴れ後雨 2日目 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
|
コース状況/ 危険箇所等 |
雛岳分岐からから小岳にかけてかなりの藪漕ぎ |
感想
北八甲田山を訪れる際はほとんどが、酸ヶ湯から大岳を目指すルートを取る。ただ今回は高田大岳に登る事を目標としたため、田代岱から山に入り高田大岳と大岳を踏んで酸ヶ湯へ下山する計画をたてた。ただ、雛岳分岐から高田大岳分岐までの区間は誰もが相当の藪漕ぎを覚悟していた。
一日目の朝、青森駅からタクシーを利用して田代岱の箒場レストランまで行き、山に入る。雛岳までは整備された道を行き、難なく雛岳山頂に到着する。ここから目の前に高田大岳の美しい姿を期待していたが、濃いガスに覆われ何も見えない。この後の行程を気にし、あまり山頂で休むことなく分岐まで戻り先を急ぐ。雛岳分岐を過ぎてからは踏み跡が急に細くなり、草木がうるさくなってくる。僕はどちらかと言えば藪山は好きだと感じているが、ネマガリタケの藪は全く別物である。そう感じている内に踏み後は益々細くなり、遂に踏み跡が消える。ただ30メートル間隔でテープが貼ってあるおかげでルート見失う事は無かったが、ルートは分かってもネマガリタケの猛烈な藪に行く手を遮られる。藪が体の全てに引っ掛かり、一歩を踏み出すのにかなりの苦労である。休憩時、地図とコンパスで位置を確認するがあまり進んでいないことに絶望する。暫く藪で苦戦しながら進むと下に雪が残る沢を見ることがでた。その時咄嗟に考えたのが、ルートから外れて下に見える沢に合流しそのまま遡行して、小岳と1334ピークの間を抜けて仙人岱小屋を目指すというルートだが、この藪の中ルートから外れる勇気が無かった。そのまま藪の中を突き進み、メンバー全員の顔に酷い疲れが見え始めたころ、テープが見当たらなくなり焦っていたころ、久しぶりに踏み跡を発見することができた。初めはかなり薄くただの獣道かと疑いながら行くと、徐々にしっかりした踏み後に変化していき、それが木道に変わった頃、高田大岳との分岐点に到着した。ここまで来るのにかなり疲れた事から高田大岳はパスする。分岐点付近は小さな湿地帯になっていて非常に心が落ち着いた時、空を見上げるといつの間にか真っ黒な雲に覆われていた。直ちにここを離れ小屋を目指す。小岳を通過した直後かなり大粒の激しい雨に遭遇し小屋へと急ぐ。
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