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Yamareco

記録ID: 61544
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ハイキング
九州・沖縄

戸の上山 ※うるさいから連れていってやった。「ヨメ初登山!」の巻

2007年10月06日(土) [日帰り]
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marnim その他2人
GPS
03:35
距離
6.8km
登り
471m
下り
513m

コースタイム

(スタート)JR門司駅10:05 → 寺内バス停10:10 → 戸ノ上山出発点10:20 → 戸の上山山頂11:30〜11:35 → 大台ケ原(昼食)11:50〜12:50 → 原町13:30 → JR門司駅13:40(ゴール)
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2007年10月の天気図
アクセス
ヨメが「私も山登りに連れてって」と言ったので、連れて行くことにした。出発は門司から。
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ヨメが「私も山登りに連れてって」と言ったので、連れて行くことにした。出発は門司から。
登りはじめて30分、早くも2回目の休憩を取る。この先大丈夫か?
登りはじめて30分、早くも2回目の休憩を取る。この先大丈夫か?
木々の合い間から素晴らしい景色が顔を出した。
木々の合い間から素晴らしい景色が顔を出した。
ようやく戸ノ上山山頂に着いた。天気も快晴で最高の気分。
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ようやく戸ノ上山山頂に着いた。天気も快晴で最高の気分。
戸ノ上山から大台ケ原へ向かう。
戸ノ上山から大台ケ原へ向かう。
幼稚園の親子遠足だろうか?賑やかな中で昼食をとる。今回はガスストーブを持参、カップラーメンが五臓六腑にしみわたる。
幼稚園の親子遠足だろうか?賑やかな中で昼食をとる。今回はガスストーブを持参、カップラーメンが五臓六腑にしみわたる。
大台ケ原から見る絶景、対岸は下関。ちょうど関門海峡にでっかいフェリーが航行中。
大台ケ原から見る絶景、対岸は下関。ちょうど関門海峡にでっかいフェリーが航行中。
小倉市街地方面。
小倉市街地方面。
園児たちがいなくなり、静けさを取り戻した大台ケ原。
園児たちがいなくなり、静けさを取り戻した大台ケ原。
ナリは今回も無尽蔵のスタミナで余裕であった。
ナリは今回も無尽蔵のスタミナで余裕であった。

感想

 昨年から登山の魅力にとりつかれ、九州の山を大いに楽しんでいるオレ。登山後はライフワークである温泉を堪能し、心身ともにリフレッシュしている姿を見て、ヨメはずっと羨ましく思っていたらしい。そう言われれば、山へ行くときは車も取り上げられてどこにも行けず、しかも長男のナリと一緒の山登りとなると、ただの留守番で少しかわいそうな気もする。もともとヨメはアウトドアも大好きで、以前から「私も山登りをしてみたい。どっか連れてって。」とねだられていたが、次男のぴっぴちゃん(1歳)をどこかの託児所に預けなければならず、「ぴっぴがもっと大きくなったら4人で行こう。」等とお茶を濁してきた。しかしヨメは何年も待ちきれないとのことで、ぴっぴを預けて山登りへ行こうと主張。「何か緊急なことがあったら、ぴっぴをすぐに預けれるよう託児所に登録する必要もあるし……。」と、さらに言ってくる。「わかった、わかった。山登りへ行こう。」ということで、連れて行くことになった。

 まずは近くのゼビオスポーツでカリマーの20リットルのザックを購入、そして好日山荘でガスストーブとやかんを購入した。前々から山頂でガスストーブを使ってカップラーメンやコーヒーを飲んでいる人を見て、使ってみたいと思っていたのだ。そして肝心の山は門司の「戸ノ上山」に決めた。北九州近郊の山で、関門海峡を見下ろす素晴らしい景色と、優しすぎず辛すぎずの山行は初心者にはもってこいだろう。

 10月6日の三連休初日、空はどこまでも晴れわたり、絶好の天気に恵まれた。まずはぴっぴちゃんを預けに小倉の託児所に向かう。そこで新規登録料と予定時間分の託児料を支払った。ぴっぴも初めての所で怖かったのか泣き出してしまい、後ろ髪を引かれる思いだが、共働きの人たちは毎日預けている訳で、何回か預けてたらきっと慣れてくるもんだろう。ぴっぴちゃんを預け、小倉から門司へ向かって車を走らせた。と、その時託児所から写真つきのメールが届いた。どうやら最初は泣いていたぴっぴもすぐに落ち着き、楽しそうに遊んでいるとのこと。その都度写真つきメールが送られてくるサービスはとっても安心だ。門司駅前の駐車場へ停め、駅前のバス停からバスに乗車、戸ノ上山の出発点近くの寺内バス停で降り、いよいよ戸ノ上山に向け出発だ。

 スタートして2〜3分だろうか、あれあれ、ヨメが早くも遅れだしてきた。ナリは俺たちの前を歩くおじさんにぴったり付いていて、アイツは知らないおっさんと一緒に行くつもりなのだろうか(苦笑)。3人が間隔をあけて歩いてしまっていて、これではバラバラ登山でなにも面白くない。「オイオイ!コラ!ナリ早く行き過ぎや!みんなで一緒に行かなアカン!!」ナリも母さんとの初めての登山で張り切っているようだ。出発して10分、早くも休憩を入れる。ヨメは予想通りかなりきつそうだが、流れる汗は爽快で気持ちいいとのこと。まだまだ始まったばかり、こんな最初の方でくたばられても正直困る(笑)。

 小休止をした後歩き始めたが、傾斜がきつい坂が続いており、正直オレも楽ではない。ナリは余裕シャクシャクだ。スタートして30分経過し、大きな案内図の所で本日2回目の休憩を入れる。ヨメは既に汗びっしょりで顔も疲れが出ている。一方、ナリは休むどころかその辺で虫を捕まえたとか言って遊んでいる。コイツはなんちゅう体力や。100名山の大山や祖母山でもこんな感じなんだから、戸ノ上山ぐらいでへばるハズも無い。

 再び歩き始めると、所々木々の間から眼下の景色が見えた。「オー!だいぶ登ってきたな。あともう少しや。」ヨメを励ましながら登っていく。「おっ、鳥居が見えた。おー着いたぞ!!」「えっ、着いた?」ヨメの顔がいきなり明るくなった。出発してから1時間ちょっとでようやく山頂に着いた。山頂のちょっとしたスペースに登山者が10人ぐらいおり賑やかだ。天気もぴっかぴっかの快晴で、山頂からは手前の門司市街から関門海峡、対岸の下関市街からさらに奥の日本海までが一望、海も青々としていて素晴らしい景色だ。ヨメも初めての山登りだが、登山者だけが見ることができる山頂からの景色をじっと見ていた。

 山頂で10分ほど休み、大台ケ原に向かって歩き出した。歩き出して10分ほどでいきなり視界が開ける。下には大台ケ原が見えるが、「ん?かなり人がごった返している。」しばらく歩いていくと、幼稚園児とその父兄のようだ。大台ケ原には4席のテーブルがあるが、奇跡的に1席だけあいていた。そこに「ドカッ」と腰を下ろし、食事の準備に入った。やかんに水を入れてストーブに火を点けた。丁度このとき強い風が吹いており、なかなか湯が沸かない。最後はフルパワーをかけ、ようやく湯が沸いた。「こ、これは、ウマイ。五臓六腑にしみわたる。」カップラーメンがこんなにうまいとは……。食事も済ませ、大満足で大台ケ原をあとにし、原町方面を下って行く。いやみんなケガも無くよく頑張った。時間短縮のために門司駅までタクシーで行き、駅前にできたスーパー銭湯に入って体をほぐした。ココは先月オープンした入浴施設なのだが、どうやら温泉ではなく銭湯のようで、当然オレの温泉入浴数にもカウントできない。疲れを癒しに入ったが、「あん?750円。高っかーー。」料金も高く温泉でもないので期待できないが、湯に浸かると気持ちがいいもんだ。風呂から出ると、だんだんぴっぴちゃんに会いたくなってきた。

 入浴後すぐに託児所に急行。するとひとり託児所で大泣きしている赤ちゃんがいた。うちのぴっぴだ。お昼寝から覚めると、知らない人ばかりで、我に返って寂しくなったみたいだ。ぴっぴちゃんを「ギュッ」っと抱きしめ、これで山行はすべて終了した。ヨメ曰く「登りは相当きつかったが、山頂に行ったときの達成感に大満足したようで、また違う山に登りたいとのこと。どうやらコイツも山好きになったようだ(笑)。楽しい一日でした。

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技術レベル
1/5
体力レベル
2/5

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