小川山 屋根岩2峰・セレクション
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2015年04月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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写真
感想
この日は、山岳会のメンバー4名とマルチピッチを楽しむことに。東京を6時頃出発、廻り目平キャンプ場には9時前に到着。早速ギアの整理をして、屋根岩へ向かう。私自身、小川山のマルチピッチはほぼ初めて。今回のルートは、クラック、スラブ、チムニーなどが揃った入門ルートといわれ、会の仲間から良い評判を聞いていた。
アプローチはパノラマコースから尾根に登り、途中からトラバースして、2峰に向かった。歩きにくい場所を通ってしまったが、迷うことなくほぼドンピシャで取付きに到着。2名ずつ2パーティに分かれ、登攀を開始。私以外のメンバーは、リードやナチュプロのセット経験があまりない。よって、私がリードし、プロテクションをセット、フォローのパートナーはギアの回収をせず、後続パーティがリードするときにそのまま使ってもらう。回収は最後のフォロアーがする、という流れ。
途中でギアが無くなるので、一旦集まる必要があるが、他にこのルートに取り付いていたパーティもいなかったので、のんびりマイペースでこのルーティンをこなした。出だし1P目のクラック、2個目のカムをセットしたところでまさかの不意落ち。。。どうも身体の向きを変えた時に足が抜けたようだ。5.7とはいえ、小川山のクラック、侮れない。。。深呼吸して再トライ、今度は難なく登れた。が、中途半端にジャミングしていた右手は擦り傷で出血。まぁ、大したことはないので、そのまま続けた。
2P目はスラブ、クラック用にゴムが厚く、堅めの靴だったので、緊張したが、まぁ、なんとか登れた。しかし、5.8でもスラブのリードは緊張する。あぁ、なんか全然余裕が無いw2P目終了点から垂直の壁がそびえ、クラックの有名課題?「蜘蛛の糸」5.11cとやらが見えたが、まったく可能性を感じなかった。こんなのを登れるようになる日が果たして来るのか、、、
当然ここは回避し、トラバース。チムニーを経由して3P目終了点へ。素晴らしいテラスでビレイをしながら、今日始めて楽しいピッチだった、と思った。4P目は、ワイド気味なクラックから始まり、フェイスを経て、再びちょっとした岩の凹みを登る。出だしが悪いので、二三歩分立木を利用させてもらった。
終了点は、立木で。5P目は二つ選択肢があり、一つはそのまま歩いて頂上へ抜けるもの、もう一つは、トラバースし、さらにもう1ピッチクラック5.9を登り、頂上へ立つ、というもの。少し迷ったが、遠くに黒い雲が広がり、風が出てきたので、残り2ピッチは省略することに。正直、最初のピッチで不意落ちしたので、少しビビっていた、というのもある。
頂上で日本とは思えない奇岩の絶景を堪能し、少しばかり行動食を食し、下降に入る。最初の立木は、スリングが古かったので、細引きを足して、懸垂下降した。2ピッチで丁度取付きのクラック下に降りることができた。
その後、3峰レモンルートに行くか、シングルピッチをするか迷ったが、金峰山方面は完全に雨雲に包まれていたので、後者にする。本日の1P目のクラックや、付近の5.5、5.11aのトップロープなどをしてから、そらまめスラブに移動し、5.8、5.9+とされる「やわらかソラマメ」「ソラマメ」を登った。久しぶりにほとんどホールドのないスラブを登って、緊張しました。
夕方までたっぷり遊び、ナナーズで買い物して帰宅。連休の中日だったが、高速道路は空いていて、ノンストップで東京まで帰ることができた。
しかし、キャンプと焚火、したかったですねぇ。。。
動画です↓
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