水根沢谷
コースタイム
天候 | 曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2010年04月の天気図 |
写真
感想
今シーズンの沢初め、水根沢に訪れました。昨年も確か同じ時期に水根に行ったのですが、気がつくと行ってしまうのは、近くてアプローチも短く、危険な場所が少ないけれども、水と戯れてそれなりに楽しめるからでしょう。
昨日は職場の飲み会を一次会のみで辞退して帰宅しました。飲みすぎてしまったらしく、水根のバス停に着いてもまだ頭が働かず、胃がもたれたままです。それでも水に漬かると二日酔いもすぐに吹き飛びました。
まだ気温が低いので、上半身は雨具を装着し、腰以上漬からないと通れなそうな場所は積極的にへつったり巻いたりします。それでも、濡れないでは決して遡ることができないのが水根沢。結局、胸まで水に漬かりました。思った以上に遡行に時間がかかります。脚が重くなり、思わぬところで転んだりしながら遡っていきました。残念ながら核心部の前でカメラの電池が切れてしまいました。
終盤に差し掛かったところで、直登できない滝が現れます。昨年と同じく右岸からの高巻きを選びました。右岸は急なガレ斜面です。上のほうに古いロープがぶら下がっていますが、そこにたどり着くまでにほとんどホールドがない。滑ったら谷底まで止まらないように思えます。ひやひやしながら泥まみれになって登りあがりました。
登山道が横切ったところで遡行は終了です。いつも半円の滝がどれなのか気づく前に終わってしまうのですが、なぜなのでしょうか・・・。それと、いつもながらパンツの替えを忘れてきてしまいました。濡れたパンツを履いたままだとズボンが乾きにくいので、人がいないことを確認して脱ぎました。
日ごろの運動不足解消のため、さらに登って石尾根経由で駅まで歩くことにしました。縦走路では外国の方と一人すれ違いました(「こんにちはー。」「Hi!ニチハ!」と挨拶)。それ以外、ほとんど人に出会いませんでした。朝は晴れていたのに雲が出てきてしまい、服が乾きません。石尾根は道がぬかるんでいて歩きにくい。氷川神社で無事山行を終えられたことを感謝して祈りました。
6時間程度の行動時間で日帰りの荷物にもかかわらず、奥多摩駅に着くころには脚はほぼ限界に達していました。情けない。駅の前には多くの登山者の方がいました。最近の奥多摩には、きれいな新品のザックを背負い、立派な登山靴を履き、スカートなんかを着ている若い女性の方も多いようです。それに比べて自分の汚さ臭さはどうすればよいのでしょうか。独りバス停前の食堂で蕎麦を食べて帰途につきました。
筋肉痛は火曜日まで続きました。GWは縦走にでも出かけたいと思っていたところでしたが、そんな体力はあるのだろうか。すっかり自信を失わせてくれた山行でした。
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