稲倉岳東面 ルンゼ 登攀 ヤブ バックカントリースノーボード

2015年05月04日(月) [日帰り]

アクセス

一枚目の写真は4・29七高山より撮影。頂上へと向かうルンゼをAとすればその左Cを登攀する

コース状況／危険箇所等

大平と鉾立の中間P〜扇子森東側鞍部ドロップ〜大カール滑降〜稲倉東面ルンゼ登攀〜最頂部雪庇部分は左岸草付を使う〜「ヤブの戸渡り」〜御浜小屋〜P

一枚目の写真は4・29七高山より撮影。頂上へと向かうルンゼをAとすればその左Cを登攀する

その他周辺情報

移動中の音楽：ベンチャーズ

写真

4/29 7:38

5/4 7:37

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5/4 12:55

5/4 14:12

5/4 16:18

撮影機器：

Optio W60 ペンタックス

装備

備考

「危機を脱しえたる者が, その当時を回想することの, いかに楽しき」　ユウリビデス

何故かルンゼ中盤に到達したあたりから次々と落石が始まる。リスクを想定し対処法をイメージする。
握りこぶし程度の礫が直接襲い掛かって来たら、アイゼンを雪面に噛ませたままボクシングのようにかわそう。
頭より大きな岩石が飛来したら横っ飛びをして滑落を選ぼう。
さあ、出来るか？練習のように。足裏をあげろよっ。
そう考えている刹那「ドドン」と地響き。
見上げると正に顔以上の岩石と、その子分のような小さな石が一個、スローモーションのように空を舞っていた。
・・・そして私の頭上７メートル程で消えた。
そこには実は大きな亀裂が口を開けており、そこに収まったようだ。
手がわなないているのを察知した。
「ザマァったら無ぇな、アラインゲンガーさんよっ！」
自身に大声で喝を入れる。
すぐに落ち着きを取り戻した。