焼山


- GPS
- 10:32
- 距離
- 17.4km
- 登り
- 1,321m
- 下り
- 1,324m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2024年01月の天気図 |
---|---|
アクセス |
写真
感想
強くはないがそこそこの寒気が北陸をかすめて行った。頸城あたりが特に雪が増えていそう。焼山は結構入山者がいるのではないか。ならば早く出発しなければといつもより早目の3時半スタート。
笹倉温泉のあたりで50〜80cmくらいの積雪があるがほとんどが今回の降雪によるもののよう。ラッセル開始となるがいまいちペースが上がらない。脚力が落ちただけかとも思ったが、それもあるにしてもやはりなんだか雪が重い。湿って重いような密度が高いような踏み応え。先日の笹ヶ峰から火打山へ向かおうとした時の雪の感触に近く、それがもっと深い感じ。一歩踏み出すごとにぐむむぐむむと重たげに沈み込み、板を前に滑らせるのにも重い抵抗を感じる。ポンツーンのトップが雪に刺さって雪面に顔を出さない。足元で雪を踏みしめるみしりみしりという音を聞きながら進む。この時期にこの感覚は今まであまりなかった気がする。寒気がなかなか南下してこず、やっては来てもかすめて足早に去っていくこの冬、気温も下がらず雪質にも何かしら影響があるのだろうか、特に頸城あたりは海も近いので高温の影響も顕在化しやすいのだろうかと考えつつ。
積雪はそれなりに増えてヤブはさほど気にならないものの、地形の凹凸は顕著でルート取りもいまいちに。マッシュ状のコブをトラバース気味に越えようとしたら雪がついていたのはヤブの表面だけだったようで、深い穴が開いて落ちてひっくり返り、起き上がるのに時間を要した。ということがあったにしてもいつもより時間がかかりすぎ。今後もこういう重たげな雪がどっぷりと降るような傾向になるなら、今までのような登高ペースで行動予定を計算できなくなる可能性もある。出発時間を早め、もっと体力をつけ、板ももっと浮力のある太くて長い板にする必要があるだろうか。少雪で藪スキーが当たり前になれば板は短めに越したことはないと思っていたけど、重雪ラッセル対策としては長めの板が必要になるかもしれない。
暖冬少雪時代の藪スキーはなかなか一筋縄ではいかないなと考えつつ歩いていたらとりあえず標高1700mくらい。正午も近いのこの辺でということで引き返し。滑ってみるとやはり雪の抵抗はいつもより感じるが、ラッセル時ほど板が沈まない分、苦労は感じずに下山することができた。いろいろ考えさせられる今冬である。もろもろただの妄想の杞憂に終わってほしくはあるけど。後続は林道の途中まで登って引き返したパーティーに会ったのみ。1400mくらいより上部はそれなりに快適な雪だった。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する