八ヶ岳 旭東稜

コースタイム
2/24 出合小屋 4:50 - 8:30 取り付き - 1P 目 10:00 - 2P 目 11:30 - 旭岳山頂
14:30 - ツルネ分岐 15:30 - 17:30 出合小屋 18:30 - 駐車場 20:10
天候 | 2/24 曇り時々雪 気温低く寒い |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
ファイル |
非公開
6445.xls
計画書
(更新時刻:2013/02/21 13:57) |
写真
感想
去年の宿題となったいた旭東稜へ 3B さん、マーモットの下山さんでパーティを
組み行ってきた。
2 月に入ってからの積雪が多いということで、初日から全荷で上がり早めに抜け
る予定だったが、諸般の事情で一日目は小屋どまりに。
トレースだけは付けておこうと権現との分岐付近からルンゼを上がったが、雪が
深い。ルンゼをあがり、アーチ状の岩稜から平坦部分まで 1.5h ほどかけたとこ
ろで右側斜面からのトレースと合流。
ちょうど立川山岳会が途中下山するのに合流。朝からラッセルで上がったが五段
の宮まで届かず撤退とのこと。明日は有難くトレースを使わせてもらうことにす
る。
小屋へ戻るときにに確かめたが、尾根末端から 20-30m 右側に回って登るのが
雪も浅く正解。
いままでは左の沢を大分入って取り付いていた。旭東稜は取り付きが分かりにく
いと言われているが勉強になった。
翌朝は早めにでてトレースを拾いながら高度を上げる。
五段の宮手前 100m ほど手前で全荷の先行パーティに追いつく。
ここから胸までの深いラッセル。セカンド、サードでも足元が崩れる雪質。
なかなかてこずる。
五段の宮 8:30 前到着。ここまではほぼ順調。
1P 目(3B)
五段の宮直登。
1 段目は正面から粘ったが無理なので、左から潅木伝いでクリア。
2 段目は岩稜を正面から。
3 段目はさらに悪いので、迷った挙句ここでピッチをきる。
2P 目(下山さん)
一歩上がってから足の置き場がない。
左ひざを雪面に押し付け、ポケットにゲンコツを突っ込み体を上げる。
核心クリアと思ったが、この先の雪稜も悪い。
うーん、よくリードしたなぁ。
潅木でビレイ。
ここで11:30。
朝は暖かく感じていたが、途中で寒気が入ってきたらしく、気温は低く、
雪は悪い。ギリギリ登れるかどうかのコンディションのようだ。
3P 目 - 5P 目
リッジを越えて雪庇に注意して雪面をトラバース & ラッセル。
6P 目(下山さん)
ピーク手前の雪壁を正面から突破するか、左へトラバースして登山道へ
抜けるか。
ここは左トラバースを選択。ちょっとした岩場があるがそこが悪いらし
くなかなか足がでない。
7P 目
おまけの 7P 目。最後の雪稜を抜けピークまで。
稜線は風が強く、気温も低い。
急いでツルネ経由で下山。
旭東稜は手ごろなところと考えていたが、雪の多い厳冬期 2 月は非常
に難しくなる。
体力、登攀力、防寒対策など雪山のさまざまな要素が詰め込まれた良い
課題。
今回は前日のラッセルに助けられてもらったが、それがなければおそら
く登れなかっただろう。
全荷で 2 日間かけて登るのもフルラッセルではおそらく厳しい。
そういったコンディションでとにもかくにも抜けきれた充実の山行と
なった。
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