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積雪期ピークハント／縦走
アフリカ
キリマンジャロ その2(写真は高山植物編)
2010年01月02日(土) [日帰り]
NUMASAN
その他2人 コースタイム
今度は、アフリカであった花々編
| 天候 | 晴れのち曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2010年01月の天気図 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
一応軽く分類してあります。多分75種類位は写真に収めました。 重複した花は少ないです。 日本と似た系統の花が多いのには驚きました。 Day3 今日は休養日。ホロンボハットより1時間くらいのゼブラロックまで歩いて帰ってくる だけです。天気の傾向は、タンザニアに着てからずっと朝はそこそこよくて、9時くらいから雲が湧き11時には雷様登場そして夕方にまた晴れるというサイクル。日本の夏山とさして変わりません。唯一違うのは、天気が東から西へ移動するようでして??? そんなわけで、うちのパーティーは朝食をとらずに散歩して、帰宅後朝食と昼食を食べる事にします。曇った中歩いても面白くないしさ。 昔は、ここも氷河が埋めていたであろうスプーンカットの地形をゆっくり登ります。このだらしのない登りは、日本でたとえるなら、北海道の空知にある初寒別岳を雨竜沼から登ったようです。はっきり行ってわしには楽勝の登りなので、花を撮影したり真面目に走ってみたり。(おいおい危険だぞ)していました。さすがにすぐ息が上がります。 空は蒼くそして高い。周りには乾燥に強いタイプのキク科の花々が咲いています(写真��)。棕櫚の木のようなジャイアントセネシオも凹地に多くあります。こいつは、水気が好きなようです。 ゼブラロックは、最初は互層の堆積岩が褶曲でたっているのかなぁ。と予想していたのですが、どうやら火山岩の大きな岩に水が(多分鉄分かマンガンが強いのだろうな)通過したあとに黒いしみが残った岩です。確かにゼブラだわぁ。(写真��)ここから正面には、メロウ山が見えますが、もう山に雲がかかってるは、早い。 曇ると4000mを超えた高地では、さすがに寒く、羽根着を着てもまだ寒いです。ぶるぶる。 下山時にやっと普通の登山者がちらほら。今から行っても霧の中なのに・・・。山ははや立ちが重要ですね。 遅い朝食兼昼食を食べ、食堂でのんびり読書タイム。2時間くらいして他の登山者が帰ってきてからは、国際親善をしたりして楽しむ。 夕方、久々に自分の脈拍をとったら、安静状態なのに90〜100回/分と以上に脈が速い。やはり高山の影響が出てきましたねぇ。 Day4 4日目ホロンボハット(3720m)‐キボハット(4703m) ホロンボハットを8時過ぎに出発。出発後すぐに小山を乗り越すことになります。そこからは、マウエンジ峰やキリマンジャロ本峰(キボ峰)が見えます。出発後10分くらいのポイントは、手前にLastWaterPoint(4200m)があり、その背後にはこれから歩く砂漠地帯、一番奥にキボ峰が見えます。 このあたりの植生は、ジャイアントセネシオの林が広がっています。足元にはキク科の花々が咲いていて特に銀色の花弁を持つ花は可愛らしかったです。(これは太陽が顔を出さないと花を開かないタイプの花で撮影に苦労しました。)写真は今度 LastWaterPointでは、ポーターが水を汲んでいます。もちろんこの水は、われわれのお茶や料理に利用されるわけです。水質は悪くなさそうですが、コップや皿の水洗いなどが山の上では難しいので衛生的とまでは言えないレベルでしょうか?皿とかはアルコールの含んだ布とかで拭けば気にならないと思います。(もちろん私は気にしませんけどね) なおお手洗いは、道中は1日2か所程度オーナーもガイド・ポーターも兼用する小汚いボットン便所があります。小屋は、オーナー用とガイド・ポーターは別々でオナー用は水洗式が多かったです。(キボハットは除く) LastWaterPointを過ぎると、サドルという砂礫帯に入ります。だだっ広い赤茶けた生物のいない(火星みたいなのかなぁ。)土地を延々と歩きます。この付近から高山病で嘔吐する方がかなり多くなります。同行者がへばったので、私とサブガイドが先にキボハットに向かうことになりました。(初めからあんまり一緒に歩いていなかったかも・・) 私は鼻歌ルンルンで、ガイドとキリマンジャロの歌を歌いながら登っていましたが・・・。普通の人は息も絶え絶えってところですね。さすがに4500mを過ぎるときつくなるのですが、今回は荷物が15kg以下(ネパールは25kg)とありえないくらい軽かったので楽勝でした。 何もない飽き飽きした歩きを続け13時前にキボハット着。同行者は遅かったのでのんびりお茶したり周りの外人さんとおしゃべりして過ごす。 私は、食欲旺盛ですが周りはやっぱりげんなりしています。ここでは、衛生的にも少し悪いので(水がいっぱい使えない)、日本から持参した軽い食事が良いのでしょうね。 14時過ぎから、突然雪が降り始め寒くなる。(これは毎日恒例の雷雨ですが、標高が1000m上がり気温が下がったため雪になったものです。)夕方は、お空の機嫌もなおり目の前にマウエンジ峰が綺麗にみえました。 足の遅い方は、早めに朝食をとりできるだけ早い時間に歩き始める ことが大事ですね。 同行者も無事小屋へ到着しましたが、軽い錯乱状態を起こしていて結構大変でした。ガイドも心配していて、何かあったら夜中でも良いから連絡しろとのこと。「結局この方も、疲れていただけで一晩寝たらけろっとしていて、どうにかギルマンズPまでは登頂できました。」 キボハットに着いたら、とにかく昼寝は厳禁ですね。食事後寝にくくなるのと疲れている人は呼吸も浅くなるので、とにかく寝させない。飲んだら乗るなじゃなくて昼寝するなら登頂するなというところです。 (へばったのは60歳過ぎの方でしたが、明らかにトレーニング不足だったですねぇ。キリマンジャロを目標にする方はやっぱり日本の夏山をテント山行で3泊4日位耐えれないとキボ峰まではきついかなぁ。)昔はスポーツしていたというのははっきりいって体力的には、役に立ちません。今あなたは、どのくらい無理(高い山は体に負担がかかります)ができますか?というのが大事なんです。 夕方明日の登頂に関する打ち合わせ時に、ひと悶着がありました。 私たちオーナー側は3人で、ばてたご老人「登頂はしたいけど眠りたいとずーと錯乱していた」ともう一人の元気な67歳の方(お二人はお友達)という組み合わせ。ガイドは、メインガイドとサブガイドの二人でした。 いままでも歩行速度が大幅に違うので、基本的にばらばらで行動していましたが、登頂は夜間歩行ということもあるので、3:3にしないと危険だなぁという判断を私は下しました。 私は、高齢の方お二人にうちのガイドを使ってもらい、私は、山で仲良くなったギリシャ人とブルガリア人にくっついて行っても良いよとガイド氏に伝えたのですが、どうしてもガイド氏側が納得しません。 ガイド側は自分たちのパーティー以外のガイドは使えないの一点張りで(何らかの理由があったのでしょう)結局は、チーフクッカーがサブガイド役を務めるということで丸く収まりました。 結構なハードネゴだったのですが、これでどうにか山頂アタックの態勢も整いました。 (結果的には、ご高齢の方お二人も最終アタック時は、ばらばらとなった由。この3:3の態勢はうまく機能してお二人もギルマンズポイントまで登頂できめでたしめでたしでした。) |
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