荒川水系/和名倉沢


- GPS
- 32:00
- 距離
- 16.4km
- 登り
- 1,879m
- 下り
- 1,878m
天候 | 初日:曇りのち雨 2日目:雨のち曇り、下山後晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
ファイル |
非公開
6551.xls
計画書
(更新時刻:2013/06/12 13:55) |
写真
感想
和名倉山。奥秩父の山々をあるけば気にならざるを得ない
主稜線から外れたこの山。私も10年くらい前から、いずれは
登ってみたいと思ってきた山だった。詳しくはウィキペディアとか
参照。
そんなこんなで、遂にPHのチャンス、しかも沢から。
まずは、天気予報が悪くて決行するかかなり悩んだ。
泊まりの沢だけに、沢の中で身体窮まるわけにいかない。
が、台風も消滅した。
すべては経験値、ということで現地判断に。
もちろん、地形図かあらゆるエスケープルートは万全に。
入渓し、いけると判断。
あとは午後の崩れの前に上部ビバーク適地に
向かって進むだけ。直登したい気持ち、したいメンバーの
気持ち、すべてを無視して、今日はビバーク適地に向けた
スピード重視の行動。
通らずも巻き、大滝ももちろん巻き。その他、登れそうな
小滝もロープ出すくらいなら巻き。
そんなこんなで2日間でロープは1回も出さなかった。
新たに購入した10mのダイニーマお助け紐を2回のみ。
ちなみに、東京起点120では2級上の沢だそう。
しかしよく滑る沢だった。
そして、体力的にシンドかった。
何気に泊まり山行4か月ぶりくらい、重荷がキツイ。
沢ボッカトレの様相だ。
息も絶え絶え、何とか泊まり場に到着後、木々は
連日の雨で濡れていたが、焚火できた。こつもつかんだ。
これは収穫。
が、夕方から雨足強まり、焚火も鎮火。
タープの下で寝たが雨粒がシュラカバの足元上に落ちてくる。
雨は夜中、一度も止むことなくむしろ強さ増し、朝まで止まず、
そして翌昼まで続いた。
朝、雨の中撤収し、増水した上部を遡行、ツメもなく登山道へ
出た。
遡行終了後、和名倉山PHを果たす。戦後の皆伐採に思いを
寄せ、念願の山をPHできたことに地味に感動。
下山は破線ルートだったが、ピンクテープ多く道は明瞭。
途中、伐採時代の面影が随所に見られる。沢沿いのワイヤーも
これまでで一番多かった。もちろん、ケイビング用ではない。
ちなみに下山路は伐採林だけに土は脆く良く滑る。皆、苦労してた。
4時間の苦しい下山に耐え帰還。
今シーズン8本目の沢にして、今年初の泊まり沢、
スピード重視でもう少し滝登攀したかったなという
想いあれど、この悪天の中、きっちり遡行できたという
点で満足。体力的に苦しくも充実の2日だった。
メンバーの皆さんありがとです。
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