記録ID: 656250
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ハイキング
東海
[木曽路はすべて山の中である〜]中山道を歩く（落合宿〜馬籠宿〜妻籠宿）
2015年06月04日(木) [日帰り]
maxi5
- GPS
- --:--
- 距離
- 13.7km
- 登り
- 585m
- 下り
- 486m
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日帰り
- 山行
- 4:31
- 休憩
- 4:13
- 合計
- 8:44
6:25
0分
スタート地点
6:37
6:37
38分
落合宿高札場
7:15
8:35
0分
落合の石畳
8:57
8:59
29分
水車小屋
9:45
10:00
30分
一石栃の茶屋
10:30
10:32
28分
男滝・女滝
11:00
11:10
10分
大妻籠
11:50
12:50
25分
妻籠宿バス出発
13:15
13:55
19分
馬籠
14:14
落合コミュニティ
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2015年06月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
バス 自家用車
妻籠からの帰路はバスを2路線乗り継ぎ落合へ戻る。 妻籠→馬籠（600円） おんたけ交通 https://ontakekotsu.com 馬籠→落合（340円） 北恵那交通 https://kitaena.co.jp/ |
| コース状況／ 危険箇所等 |
危険個所は特にないと思います。山中の石畳区間や林道区間も整備が行き届き快適な街道歩きが出来ました。また、適当な距離毎にトイレや自販機もあります。 |
| その他周辺情報 | 日帰り入浴情報 〜2023.10月修正〜 妻籠宿周辺なら、大江戸温泉物語 ホテル木曽路 1010〜1230円 https://kisoji.ooedoonsen.jp/ 馬籠・落合周辺なら、ｸｱﾘｿﾞｰﾄ湯舟沢 700〜1100円 http://nakatsugawaonsen.com/ |
写真
AM6時25分 中津川落合コミュニティセンターに駐車させて頂きました。奥へ進むと落合宿の京側入り口付近に出ます。
落合宿の西側(京側)付近に有る、弘法大師三十九番札所の善昌寺。
南無大師遍照金剛を3回小さく唱え出発！
南無大師遍照金剛を3回小さく唱え出発！
江戸側入り口付近の桝形に残る1792年建立の常夜灯。以前は道の真ん中にあった様です。花が添えられ大切にされているのが解りますね。
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6/4 6:35
江戸側入り口付近の桝形に残る1792年建立の常夜灯。以前は道の真ん中にあった様です。花が添えられ大切にされているのが解りますね。
前日の雨で落合川も水位が高く堰堤が滝の様です。水しぶきとマイナスイオンを浴びました♪
なんじゃもんじゃ（ヒトツバタゴ）の杜
この木は日本では長崎の対馬と東濃と愛知の木曽川流域にしか自生していない珍しい木です。
この木は日本では長崎の対馬と東濃と愛知の木曽川流域にしか自生していない珍しい木です。
現在の中津川市内の中山道の3つの宿場
『木曽街道六十九次之内』です。
『木曽街道六十九次之内』です。
46番 雨の中津川（歌川広重）
六十九次の中で唯一構図が2種類あるのが中津川です。
六十九次の中で唯一構図が2種類あるのが中津川です。
45番 落合（歌川広重）贄川宿から厳しい山道が続いた木曽路が終わり平坦な美濃路へと入ります。画は大名行列が落合川を渡る所でしょうか？
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6/4 7:35
45番 落合（歌川広重）
贄川宿から厳しい山道が続いた木曽路が終わり平坦な美濃路へと入ります。画は大名行列が落合川を渡る所でしょうか？
贄川宿から厳しい山道が続いた木曽路が終わり平坦な美濃路へと入ります。画は大名行列が落合川を渡る所でしょうか？
44番 馬籠峠（渓斉英泉）
峠の途中で草鞋を結び直す人や山篭を担ぐ人。先に見えるのは恵那山？
峠の途中で草鞋を結び直す人や山篭を担ぐ人。先に見えるのは恵那山？
全体が840�辰嚢掌融�代より残されているのは三か所のようです
石畳は此処で終わり。ここは江戸時代から残る部分です。逆光の朝日が木々の合間から♪
新茶屋。案内板によると数百�弾遒僕�った「立場茶屋」が江戸時代に此処へ移転。なので『新茶屋』と呼ぶそうです。
膝の調子が少し心配。念のためにストックも持って来ましたが使いませんでした。
小さな集落に有るバス亭。この辺りは以前は鍛冶屋が多かったのでしょうか？
『夜明け前』の主人公の青山半蔵は島崎藤村の父親の『正樹』がモデル。
馬籠宿へ到着！此処へ出るんですね。(何度も来てる）写真を撮ったり立ち止って景色を眺めたりしたので平均時間+30分位のペースかな。
馬籠宿は急な坂沿いに店や旅籠（宿）が並んでいます。
朝早いので人も少ないです。
朝早いので人も少ないです。
有名な木曽の五木。『木一本で首一つ、枝を落とすと腕を斬られる』それでも困窮した農民による盗伐が発生して多くの人の首が…。本当に有った話の様です。
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6/4 8:31
有名な木曽の五木。『木一本で首一つ、枝を落とすと腕を斬られる』それでも困窮した農民による盗伐が発生して多くの人の首が…。本当に有った話の様です。
さぁ、進みましょう♪馬籠宿はここで終わり。木曽と云えば、地酒の「七笑」と薬の「百草丸」が真っ先に思い浮かぶかな。
県道を渡ると馬籠宿の江戸側の入口。此処に高札場があります。『高札』とはその宿場の「定」、決まり事が記載されています。
難解でしたが10分程立ち止まり読んで見ました。親子兄弟の人育から喧嘩・口論の事、盗賊や火付けの事まで事細かに有りますが、人育の事が多く書かれています。
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6/4 8:35
難解でしたが10分程立ち止まり読んで見ました。親子兄弟の人育から喧嘩・口論の事、盗賊や火付けの事まで事細かに有りますが、人育の事が多く書かれています。
では妻籠へ向けて出発！下の県道を見たら二人連れの外国の方が。旧道を歩かないのかな？
此処までの道中、生活の気配の有る所には必ず花が有り気分が良いです♪急いで歩くのが勿体ない…。
水車小屋が見えて来ました。案内板を読むと災害で亡くなられた方達への供養の塚と慰霊碑の様です。「山家にありて 水にうもれたる 蜂谷の家族 四人の記念に」 島崎藤村
6/4 8:57
水車小屋が見えて来ました。案内板を読むと災害で亡くなられた方達への供養の塚と慰霊碑の様です。「山家にありて 水にうもれたる 蜂谷の家族 四人の記念に」 島崎藤村
明治37年に此処に住んでいた一家四人が家ごと流されて亡くなり、家族で一人生き残った蟻屋儀一氏が島崎藤村と偶々親交が有り、後年、藤村へ碑文を依頼して建立した物だそうです。
6/4 8:58
明治37年に此処に住んでいた一家四人が家ごと流されて亡くなり、家族で一人生き残った蟻屋儀一氏が島崎藤村と偶々親交が有り、後年、藤村へ碑文を依頼して建立した物だそうです。
この先の坂の上に江戸時代からの建物の残る集落が有る様ですね。
気を取り直して進みます。
気を取り直して進みます。
熊避けの鐘が何箇所かに設置されています。高札場でみた外国の方がガンガン鳴らしてました。（笑）
頂上に有る「峠の茶屋」。始めて入ったのは20歳の頃にバイクで寄った時。五平餅定食を食べてお店のお婆ちゃんに写真を撮ってもらったっけ。
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6/4 9:28
頂上に有る「峠の茶屋」。始めて入ったのは20歳の頃にバイクで寄った時。五平餅定食を食べてお店のお婆ちゃんに写真を撮ってもらったっけ。
馬籠〜妻籠の中間点に有る『一石栃立場の茶屋』。無料で休憩が出来ます。写真を撮っていたら「お茶を入れるから休んで行きな！」とお声掛を頂いたので♪
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6/4 9:45
馬籠〜妻籠の中間点に有る『一石栃立場の茶屋』。無料で休憩が出来ます。写真を撮っていたら「お茶を入れるから休んで行きな！」とお声掛を頂いたので♪
暖かいお茶を頂きながら、先に休んでいた馬籠へ向かう方や二人の茶屋の方と楽しいお喋り。沢山の無料の案内冊子も頂きました。
囲炉裏も良い雰囲気。気持程度の寸志を箱に入れて、お礼を言い出発！
茶屋の建物は7件有った集落で現在一軒残っている江戸時代後期の建物のようです。
木曽木材の持ち出しを取り締まる為に尾張藩により設置された一石栃番所。小枝の一本まで厳しく調べられたとの事。
天狗の腰掛と呼ばれたサワラの大木。傷つけたり切ったりすると祟りが有ると恐れられ、杣人（そまびと）は木の下を歩く事も嫌がった、との事です。
6/4 10:06
天狗の腰掛と呼ばれたサワラの大木。傷つけたり切ったりすると祟りが有ると恐れられ、杣人（そまびと）は木の下を歩く事も嫌がった、との事です。
これから馬籠宿へ向かう男女の外人さんに声掛け♪
自分「こんにちは！」
御二人「コンニチハ！！」
自分「こんにちは！」
御二人「コンニチハ！！」
『尾張屋さん』 テレビで見た事が有ります。このズボンはデニムでは無く、江戸時代の火消しが纏った「纏（まとい）」の生地で作ってあるそうです。https://obarajun.shopinfo.jp/
6/4 11:28
『尾張屋さん』 テレビで見た事が有ります。このズボンはデニムでは無く、江戸時代の火消しが纏った「纏（まとい）」の生地で作ってあるそうです。https://obarajun.shopinfo.jp/
妻籠宿の観光案内所。ここで『馬籠〜妻籠』の完歩証明書を購入。馬籠へ戻ってあちらの観光案内所でもスタンプを貰います。
桧製なんですよ！200円です。本来は出発地の馬籠宿観光案内所で購入していれば二度手間にならないです。
この高札場で今回の『旅』は終わり。馬籠へ戻るバスまで一時間程待ちが有るので、
妻籠の宿場をノンビリと見学をしていたら、無料休憩所が有ったのでマッタリと休憩♪
一石栃の茶屋で貰った無料ガイド（右）。馬籠や妻籠の公式サイトからダウンロード出来るマップより詳細で、何より手の平サイズの優れ物！妻籠宿か馬籠宿の観光案内所に有れば先に貰ってから歩くと良いと思います。
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6/4 12:05
一石栃の茶屋で貰った無料ガイド（右）。馬籠や妻籠の公式サイトからダウンロード出来るマップより詳細で、何より手の平サイズの優れ物！妻籠宿か馬籠宿の観光案内所に有れば先に貰ってから歩くと良いと思います。
馬籠宿〜落合宿へのバス待ちが30分弱。観光案内所でスタンプを貰い未だ時間が有るので五平餅を！いただきます♪
北恵那交通バスで落合入口の『木曽路口バス亭』で下車。馬籠方面を望む。手前の田んぼの向こうに落合川が流れています。
撮影機器：
感想
東海地区に残る中山道、中でも美濃から木曽の街道が好きです。
太平洋沿いの賑やかな『東海道』より山中を行く『中山道』に強く惹かれます。
数年前、恵那市に有る『中山道広重美術館』で定期的に行われる『木曽街道六十九次展』で見た、当時の宿場や街道筋の風景が描かれた浮世絵版画に感動。
その後、安曇野への一泊旅行への道中に、木曽十一宿を駆け足でしたが回った事が有ります。その時に思ったのは『宿場を繋ぐ街道を歩いて見たい』でした。
今回歩くにあたり、江戸時代の石畳が残る『落合の石畳』から当時の国境（県境）を越えて妻籠宿まで行きたかったので落合宿から歩く事にしました。
馬籠宿〜妻籠宿間はとても有名で、自治体による整備も行き届いており多くの方が歩かれています。
今回は天候にも恵まれて、平日と云う事も有り人も少なく静かな旧街道を歩く事が出来ました。
馬籠宿〜妻籠宿のメジャールートも良いですが、落合宿〜馬籠宿もそれに負けない位に素敵なルートでした。
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