鷹取山〜小渕山〜岩戸山〜石楯山〜一本松山〜京塚山

2024年03月31日(日) [日帰り]

• GPS: 04:47
• 距離: 14.4km
• 登り: 761m
• 下り: 794m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:44
• 休憩: 0:58
• 合計: 4:42

9:23 上河原バス停
9:35 9:39 矢沢峠
9:43 9:43 金比羅山
9:56 10:06 鷹取山
10:23 10:26 牛尾根
10:27 10:27 上沢井・金毘羅神社分岐
10:48 10:48 ヤキバ
10:58 10:59 小渕山
11:10 11:13 小渕峠
11:20 11:23 岩戸山
11:38 11:40 藤野神社
11:52 11:57 藤野駅
12:27 12:41 A01 石楯山 遊歩道入口
12:44 12:48 石楯山
13:02 13:04 名倉峠
13:11 13:15 一本松山
13:22 13:22 坊主山
13:33 13:36 京塚山
13:45 13:45 緑のラブレター
13:50 13:50 藤野園芸ランド駐車場
14:05 藤野駅

天候

晴れ（風は強いが3月とは思えないほど暑い）

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

■行き
藤野駅から和田行きの神奈中バスに乗車。
上河原バス停で下車して徒歩。

■帰り
藤野駅まで徒歩。

コース状況／危険箇所等

鷹取山〜岩戸山一帯は分岐が非常に多いため、道迷いに注意が必要です。

写真

3/31 9:18

本日のスタート地点は上河原バス停。3/27に登ったばかりの陣馬山近くにあるバス停です。

3/31 9:19

スタート直後にミヤマキケマンを発見！今日は幸先が良いですね〜

3/31 9:22

沢井川を渡って、上野原方面へと進みます。

3/31 9:24

マムシグサ。今日見つけたマムシグサの花は、道路脇で見つけたこの1株だけでした。

3/31 9:27

緩やかな坂道を登って行くと...

3/31 9:35

鷹取山の登山口に到着。ほとんどのハイカーは藤野駅側から登るので、こちらは裏口のような感じです。

3/31 9:42

急坂を数分登ると、小さな祠がありました。

3/31 9:43

祠を過ぎると僅かに下った後、奥に見える鷹取山に向かって登り返します。

3/31 9:49

さあ鷹取山に向かってラストスパート！

3/31 9:52

...と思ったら、登った先は「鷹取山西峰」と書かれていました💦

3/31 9:54

「鷹取山西峰」からさらに登ると...

3/31 9:55

今度こそ鷹取山に登頂！ここが本日の最高点となります。

3/31 9:57

木々の間から富士山がどうにか見えました💦

3/31 9:57

扇山（左）と権現山（右端）。権現山は1度しか登ったことがないので、またいずれ登ってみたいです。

3/31 9:58

今朝は朝食が早い時間だったので、鷹取山山頂のベンチで腹ごしらえしました。

3/31 10:12

お目当てのシュンラン！！隣の上野原市にある八重山もシュンランで有名ですが、鷹取山はハイカーが少ないので落ち着いて観察出来るのがメリットです。

3/31 10:16

藤野台団地への分岐点。ここから藤野台団地への道は未踏なので、いずれ歩いてみたいですね。

3/31 10:19

新たなシュンランを発見！透過光で綺麗ですね...

3/31 10:23

シカに食べられたシュンラン。この個体はまだ「軽傷」ですが、大株のシュンランは葉をほとんど食べられてしまっているものもありました...

3/31 10:32

シュンランは明るい林を好むので、このようにアセビが多くて半日陰になる場所には生えていませんでした。

3/31 10:36

こちらのシュンランは1株から2輪咲いていました！

3/31 10:43

ヤブレガサ。若葉だと「ヤブレガサ」という名称の由来が一目で分かりますね。

3/31 10:58

2座目の小淵山に到着！シュンランを撮りながら歩いているので、今日は歩くペースが遅いですね(笑)

3/31 11:03

撮りやすい位置にシュンランを発見！

3/31 11:04

角度を変えてもう一枚！

3/31 11:10

ちょっと岩っぽくなっている場所にロープが付けられていますが、高度感は全くありませんでした。

3/31 11:17

今日は暑いのでもう登り返したくないです...

3/31 11:23

3座目の岩戸山に登頂！

3/31 11:26

岩戸山の少し先にはベンチが設置されていました。

3/31 11:26

このベンチからは高柄山（中央左）や鶴島御前山（中央右）などが見えました。

3/31 11:34

伐採跡地を通過すると、すぐに藤野神社下の登山口となります。

3/31 11:48

下山後は上りの特急あずさを撮って...

3/31 11:49

今度は下りの普通列車を撮りました。

3/31 11:51

藤野駅に到着。まだ時間が早いので、計画通り藤野駅の南側（相模川右岸）の低山に足を延ばすことにしました。

3/31 12:01

藤野駅から弁天橋を渡って、相模川の右岸側に入ります。

3/31 12:09

綺麗な花の庭木は、おそらくシデコブシだと思います。

3/31 12:16

この三叉路で写真左の道へ入っていきます。

3/31 12:22

石楯尾神社に到着。境内に大きなスギが2本ありましたが、それ以外に目立つものはありませんでした。

3/31 12:26

石楯山の入口は石楯尾神社の駐車場になっていました。

3/31 12:38

石楯山ではサクラが綺麗に咲いていましたが...

3/31 12:40

ツツジは大半の株でまだ芽吹いていませんでした。

3/31 12:44

先程の駐車場から一登りすると、ベンチやテーブルが幾つも設置されている見晴し台に到着。

3/31 12:45

見晴し台からは扇山（左端）や権現山（中央）がよく見えました。

3/31 12:46

北東側には午前中に登った鷹取山〜岩戸山の尾根（手前）と陣馬山周辺の尾根（奥）が見えました。

3/31 12:46

高柄山（左）と鶴島御前山（右）も見えました。

3/31 12:47

見晴し台から僅かに東へ進むと、4座目の石楯山の山頂に到着！

3/31 12:49

石楯山から一本松山への道は、それなりにアップダウンがありました。

3/31 12:58

トタン板に沿って東へ進んでいくと、この先で未舗装の林道と合流します。

3/31 13:01

ここで舗装路に合流。このポイントから少し北側に下っていくと...

3/31 13:05

一本松山の登山口に到着。ここからつづら折れの道を登って行きます。

3/31 13:10

先程の登山口から数分登って、5座目の一本松山に登頂！

3/31 13:18

一本松山からは再び尾根道を東に向かって進みます。

3/31 13:21

巻き道を使わず、6座目の坊主山に登頂！

3/31 13:26

この辺りの尾根道はシラカシやアラカシなどの常緑性の高木種が多いので、その内に暗い林に変わると思います。

3/31 13:30

チェーンの張られた坂を登って行くと...

3/31 13:31

7座目の京塚山（石山）に登頂！

3/31 13:33

京塚山から南側の展望。どの辺りの山が見えているのか全く分かりませんでした💦

3/31 13:39

今日は園芸ランド方面に下ります。

3/31 13:46

野球場脇に無事下山！

3/31 13:57

弁天橋に戻ってきました。暑くて完全にバテています(笑)

3/31 14:04

藤野駅に無事ゴールイン！

撮影機器：

PENTAX K-3 Mark III Premium Kit ペンタックス

装備

個人装備

フリース 長袖シャツ ズボン 靴下 雨具 靴 ザック ザックカバー 昼ご飯 飲料 地図（地形図） GPS 筆記用具 笛 計画書 ヘッドランプ ファーストエイドキット ナイフ ウェットティッシュ 保険証 携帯電話 モバイルバッテリー 時計 ストック カメラ

感想

ardisia

[ルート]
「静かな環境でシュンランが見たい」ということで、ハイカーでごった返す陣馬山の近くにありながら静かな山行を楽しめる鷹取山へ行く計画を立てました。
上河原バス停から鷹取山に「裏入場」して、藤野駅方面に向かってゆっくり下りながらシュンランを楽しむことができました。
後半は藤野駅の南に位置する石楯山〜一本松山〜京塚山を縦走しましたが、石楯山以外は草花も展望も微妙で、黙々と歩き続ける山行になりました。

[展望・景色]
鷹取山：山頂は木々に囲まれていますが、落葉期なので富士山・三ッ峠山・扇山・権現山が見えました。
小渕山：木々に囲まれていて展望はありませんでした。
岩戸山：木々に囲まれていて展望はありませんでした。
石楯山：山頂近くの見晴し台は北東側〜西側が開けており、展望を楽しみながら休憩できます。
一本松山：木々に囲まれていて展望はありませんでした。
坊主山：木々に囲まれていて展望はありませんでした。
京塚山：南側が少し開けていましたが、展望はあまり良くありませんでした。

[動植物]
鷹取山の南面から岩戸山にかけて、明るい尾根上にシュンランが点在していましたが、シカの食害を受けている個体が多い上に、以前と比べて個体数が減っている気がしました。
シュンランは京塚山の山頂にも生えていましたが、開花している株はありませんでした。

[飲食・お土産]
藤野駅にある観光案内所で、ぽん酢醤油の「ゆずの尊」を買いました。

[その他]
今回歩いた鷹取山一帯に加えて、一本松山〜京塚山付近もハイキングコースが網の目状に張り巡らされているので、全て踏破するだけでもかなり労力がかかりそうだと感じました。

コメント

しろくまん

藤野からの山々、静かで大好きです！
何より駅からのアクセスが良くて便利ですよねー
シュンランがこんなに沢山観察出来るんですね😊
又、行ってみたくなりました！
ありがとうございました🙏

ardisia

しろくまんさん、こんばんは。

高尾・陣馬エリアで静かな山域だと、堂所山〜黒ドッケ〜八王子城山辺りの北高尾山稜も良いと思いますが、藤野駅周辺は北高尾山稜よりもアクセスが容易で良いですね。
今回登った鷹取山であれば、サクッと登って半日程度で駅まで戻ってこられるのも良い点だと思います。

あと鷹取山一帯のシュンランはあちこちに点在している感じで、上野原市の八重山のように高密度でポンポン生えている感じではありませんでしたが、明るい場所を重点的に探すと比較的見つけやすいと思います。

yamaonse

ardisaさん、こんばんは。シュンランワールドな高尾山界隈の山、明るい雰囲気があっていい山ですね。この花の色目は見方によっては人工的にも見えるけど、透けてみえる明るい黄色は元気がもらえるような気分になります。目立つ花だけに持ち帰られてしまうことも多い花ですが、来年も同じ場所で咲いて、見る人を喜ばせてもらいたいものですね。

ardisia

yamaonseさん、こんばんは。

今回登った鷹取山一帯のハイキングコースでは、シュンラン以外の花はタチツボスミレがポツポツ咲いている程度で、カタクリやニリンソウ、エンゴサク類などは見られず、春先は「シュンラン一本足打法」という感じなのが興味深いです。
谷を挟んで西隣にある上野原市の八重山では、春先に様々な花が咲いているらしいので、人為的な影響による部分も大きいのかもしれません。
（正確にはカタクリは鷹取山付近の山裾に自生していますが、非常に限られた場所に分布しています）

エビネ類のようにシュンランについても盗掘があるとは思いますが、このエリアだとシカの食害がシュンランの分布や繁殖にかなり大きな影響を与えていそうです。
パッと見た感じでは大株の個体ほど食害を受けていたようですが、このエリアは冬期に食料となる常緑性の植物も少ないので、常緑性のシュンランはシカにとって貴重な冬期の食料となっているのかもしれません。