熊野街道ウォーキング(5)泉佐野駅〜山中渓駅

2024年04月11日(木) [日帰り]

• GPS: 05:00
• 距離: 14.5km
• 登り: 85m
• 下り: 34m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:00
• 休憩: 0:00
• 合計: 5:00

距離 14.5km 登り 98m 下り 36m

9:48 スタート地点
14:48 山中渓駅

天候

晴れ時々曇り
ウォーキングには絶好の日和でした

アクセス

利用交通機関：

電車

南海電鉄泉佐野駅からスタート

コース状況／危険箇所等

途中、熊野街道や紀州街道に関する道標や案内板がたくさん設置されていて、楽しく歩くことができました

その他周辺情報

途中はお昼ご飯を食べるところがなく、コンビニも終盤までありませんでしたので、お昼ご飯や行動食の持参をお勧めします

写真

4/11 9:49

幼馴染くんとの熊野街道（紀伊路）ウォーキングは、今回で5回目になります
南海電鉄泉佐野駅前からスタートしました

4/11 9:51

泉佐野駅前には、レトロ感たっぷりのビルが建っていました

4/11 10:00

泉佐野駅前から東に伸びる道を東に進むと、熊野街道に突き当たりました

4/11 10:14

熊野街道の西側には、りんくうタワーが聳えていました

4/11 10:26

分岐点を左に曲がって熊野街道を進みました

4/11 10:35

途中、日根神社の御旅所がありました

御旅所（おたびしょ）とは、神社の祭礼（神幸祭）において神（一般には神体を乗せた神輿）が巡行の途中で休憩または宿泊する場所、或いは神幸の目的地をさす。巡行の道中に複数箇所設けられることもある。御旅所に神輿が着くと御旅所祭が執り行われる。(Wikipedia)

4/11 10:39

熊野街道の東には、金剛山、和泉葛城山から起泉アルプスに続く山並みが見えました
山歩きしたいなあ

4/11 10:43

安町八丁畷の石地蔵です
昔、おいはぎに追われた人がこのお地蔵さんの後ろに隠れて難を逃れたことから信仰者が増えてとのことです

4/11 10:46

熊野街道沿いには、大きなため池がたくさんあります

4/11 10:51

大坂夏の陣の際に、豊臣側について紀州の徳川方と戦うべく南に進んだ塙団右衛門が討死した場所に建てられた五輪塔です
味方の別軍と先陣争いをした末に、敵陣に勝手に走り込んでいって討たれたとのことです

4/11 10:50

4/11 10:53

自動車整備工場の敷地内の奥まったところに籾井王子跡の石碑がありました
敷地内を通ると、人感センサーが反応しました
所有者の方に迷惑にならないよう、そーっと通りました

4/11 10:52

私有地内にも関わらず、立派な石碑が祀られていました
手入れしていただいている方に感謝です

4/11 10:55

途中、たくさんの石を積み上げ、漆喰で固めた上に瓦を乗せた古い塀がありました

4/11 10:57

昔ながらの旧家が並ぶ熊野街道を歩く幼馴染くんです

4/11 11:00

塙団右衛門が大坂夏の陣の際に先陣争いをした際の乱戦に巻き込まれ、紀州徳川方に討たれた淡輪六兵衛を祀る石塔がありました

4/11 11:00

4/11 11:00

現在の碑は、淡輪六兵衛の末裔の方達が建てられたとのことでした

4/11 11:12

淡輪六兵衛の墓から少し歩いたところに、泉佐野市が設置している熊野街道案内板がありま した

4/11 11:15

熊野街道沿いには、たくさんの自社仏閣が建ち並んでいました

4/11 11:23

大坂夏の陣の泉州での激戦地となった樫井古戦場跡には、大きな石碑と樫井古戦場にまつわる説明版がありました

4/11 11:22

樫井戦場跡の石碑の前の桜の木が、この地で命を落とした大勢の武士の魂を癒しているのでしょうか

4/11 11:25

青空の下に流れる川沿いに桜の木がピンクの花びらを咲き誇っていました

4/11 11:32

白鳳時代に建立された巨大な寺院遺跡の海会寺跡で、桜吹雪の下お昼ご飯代わりの行動食を食べました
幼馴染くんはポテチ、僕は干し芋と柿の種を食べました

4/11 11:33

泉南市教育委員会の作った海会寺説明版です

4/11 11:34

海会寺を作ったのは豪族で、お寺の隣に屋敷があったそうです

4/11 11:57

海会寺に隣接した一岡神社の鳥居越しに、桜が咲き誇っていました

4/11 11:57

市岡神社境内にある知恵乃神の縄で作られた輪をくぐると知恵を授かるとのことで、幼馴染くんと二人輪をくぐったのですが、未だご利益は感じられていません

4/11 11:58

知恵乃神には三角の石が祀られていて、手を当てているところが窪んでいました
ここに頭を当てれば知恵を授かるのではと、幼馴染くんと二人頭を当てました
さて、効果のほどは、、、

4/11 11:59

市岡神社には、1907年（明治40年）12月9日に熊野九十九王子の一つである厩戸王子を境内に移され、境内社の市杵島神社とされているとのことでした

4/11 12:01

一岡神社本殿に掲げられている額の色がラスタカラーの一つの緑色だったので、思わず撮影しました

4/11 12:12

海会寺跡前の泉南市埋蔵文化財センターではタコ壷が展示されていました
「おそらく」との但し書きがつくもののの、大阪湾岸が「日本におけるタコ壷発祥の地」といってよい。と書いてありました。
知らんけど。

4/11 12:21

厩戸王子跡の石碑と説明版です
厩戸王子とあったので、聖徳太子となんか関係があるのではと幼馴染くんと二人ワッとなったのですが、全く関係なかったようです

4/11 12:26

綺麗な歴史街道・熊野街道の看板がありました
聖地・熊野まであと215kmとのことです
まだまだ先は長いです

4/11 12:34

江戸時代になると、熊野街道の一部は紀州藩や岸和田藩の参勤交代路として使われたことから、紀州街道と呼ばれたそうです
信達市場地区は貴人の宿泊所として信達宿があったことから、今でもそれを顕彰する案内板がお店やお家に飾られています

4/11 12:35

かつて宿であったであろう建物の前に建てられた木製灯篭です
夜になると常夜灯のように明るくなるそうです

4/11 12:38

市場老人集会所に建てられた案内看板です

4/11 12:47

信達本陣跡の角谷さんには、立派は提灯が掲げられていました

4/11 12:47

泉南市は、紀州街道の文化発信を大切にしているように感じました

4/11 12:49

信達宿には熊野街道だけでなく、いくつかの街道が通っていたようです

4/11 12:50

信達宿を訪れる旅人を迎えていた常夜灯はつい最近まで地域の方が毎夜火を灯していたようです
地域の方に敬服するばかりです

4/11 12:51

4/11 12:53

ここにも、木製灯篭が建てられていました

4/11 12:56

先ほどの歴史街道・熊野街道の看板からかなり歩いたのに、熊野までの残り距離数は同じ215kmでした

4/11 12:57

信達宿にある根本さんのお宅の野田藤では、僕たちが訪れた少し後に「ふじまつり」が行われるようでした

4/11 12:57

4/11 12:59

熊野街道沿いには、明るい歴史ばかりでなく負の歴史を残すための取り組みもなされていました

4/11 12:59

かつて泉南地域にはアスベストを扱う工場が多く、大勢の人が石綿被害を被ったそうです

4/11 13:04

街道沿いの昔を偲ばせる建物です

4/11 13:09

街道沿いの往生院という立派なお寺の山門です

4/11 13:09

本日三つ目の歴史街道・熊野街道の案内板
熊野までの残り距離が210kmとなりました

4/11 13:10

泉南市コミュニティバス停には、泉南市マスコットキャラクター「泉南熊寺郎」が書かれていました

泉南熊寺郎とは何者？（泉南市公式サイト）
https://www.city.sennan.lg.jp/kakuka/seichousenryaku/promotion/sennankumajiro/1463013964492.html

4/11 13:16

幼馴染くんが突然「あっ」と大きな声をあげたので、足元を見てみると、熊野街道を表す道標が道路にひっそりと埋め込まれていました

4/11 13:17

泉州といえば、ネギが有名ですよね
僕が大学に通っていた頃は、南海電車が泉州地域を通ると、心なしかねぎの匂いが電車の中まで入ってきたような記憶があります

4/11 13:19

信達（一ノ瀬）王子跡には、立派な石碑や道標、看板が並んでいました

4/11 13:20

信達王子跡には、観音様を祀ったお社と狛犬、木々がありました

4/11 13:21

信達王子跡に祀られているのは、馬頭観音地蔵でした
怖い顔をしているのは、私たちを魔障から守るためだそうで

4/11 13:28

途中の分岐路で、周辺案内図とお馴染みの歴史街道・熊野街道の木製看板がありました

4/11 13:33

幼馴染くんと二人で、なんて書いてあるんやろうなと色々考えたのですが、結局わからなかった道標です

4/11 13:35

街道沿いの家の庭に繋がれていた二匹のわんこです
僕たちが前を通っても、僕が写真を撮っても、僕がさよならと手を振っても、泰然自若としてぴくりとも動きませんでした

4/11 13:58

街道沿いにあった石碑「なむあびだぶつ」と書かれているようです

4/11 14:03

JR和泉鳥取駅の近くにある長岡王子跡と言われている場所です

4/11 14:04

標高が上がるに連れて、流れる川が渓谷のようになってきました

4/11 14:06

小高い山と昔ながらの物置

4/11 14:12

橋の上から川を見ると降りて行きたくなりました

4/11 14:15

地蔵堂王子跡には、小さな石碑と案内看板がありました
案内看板の後ろは、ちっちゃな児童遊園でした

4/11 14:16

4/11 14:25

王子があったからか、王子原という地名になったのでしょうか

4/11 14:27

今日最後の王子である馬目王子跡の石碑です
足神さんとも呼ばれているようです

4/11 14:28

4/11 14:34

山中渓駅の少し手前からは、れきしの道として整備されていました

4/11 14:34

かつては山中宿として、旅人や商人で賑わったそうです

4/11 14:36

石畳が整備されていました

4/11 14:40

昔の面影が残る建物です

4/11 14:41

馬目王子は、山中神社に社があるそうです

4/11 14:41

おしゃれなカフェがありました

4/11 14:42

観光案内板が至る所に整備されていました

4/11 14:42

歴史の道の道標がありました

4/11 14:43

歴史の道の道標の近くには、緑の一里塚の道標がありました

4/11 14:44

4/11 14:43

真っ赤な字で書かれた熊野街道の木標

4/11 14:44

山中宿にあった旅籠跡の説明版です

4/11 14:47

変わった形の道祖神がありました

4/11 14:48

4/11 14:51

本日のゴールの山中渓駅です
無人駅ですが、綺麗に整備された駅でした

4/11 14:52

山中渓駅沿いにはたくさんの桜の木が植えられていました

4/11 14:53

4/11 18:32

今日の晩ご飯は、厚揚げとトンテキでした
たくさん歩いたので、いつも以上に美味しくいただきました

撮影機器：

iPhone 15 Apple

感想

Kinta5050

熊野街道・紀伊路ウォーキングの大阪府内コース最終回でした
次回からは和歌山県内を歩きます
さて、どんなウォーキングになりますやら