兵庫100山 大峰山552m 廃線跡のトンネルと武庫川渓谷
コースタイム
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2010年06月の天気図 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◇地 図 地形図「1/25000「 宝塚・武田尾」 10K 4H ※ヘッドランプ又は懐中電灯必携 ※ビジター参加 可 |
写真
感想
会員9名とビジター3名、計12名は9時過ぎにJR西宮名塩駅前を出発、24年前に廃線となった武庫川沿いに続くJR福知山線線路跡を歩いた。ひんやりして気持ち良いトンネル内をライトを点け、枕木に足をとられぬように慎重に進む。四つのトンネルを抜けるとそこは桜の園、そこから1時間ほど急登を行くと大峰山(552m)頂上に着いた。
春がいつの間に過ぎたのか、今朝は初夏の香りがする。武庫川渓谷の廃線跡コースはJR生瀬駅から国道176号線へと歩くのが一般的だが、車の交通量が多いため、今回はJR西宮名塩駅からのコースとした。
私達12名は定刻にJR西宮名塩駅を出発、行き交う車はほとんどない。この廃線跡が知る人ぞ知るハイキングコース。昭和61年8月のJR福知山線電化に伴い、旧福知山線、生瀬〜武田尾間が廃線になった。
廃線跡を歩いて間もなく、JR西日本の掲示板が目に付く。「ここは廃線跡地であり、ハイキングコースではありません。落石等の危険があり、関係者以外立入禁止・・」等々のことが記されている。しかし道は整備され、多くのハイカーも立ち入っている様子。JR西日本は自己責任として黙認しているのだろうと解釈し進む。進んでいくと、ところどころ土から枕木が覗いていて、廃線跡を実感する。廃線跡最初の「北山第一トンネル」抗門で記念撮影。
トンネルの中は真っ暗。各自ヘッドランプ若しくは懐中電灯で照らす。中はヒンヤリとして気持がいい。トンネルを抜けると武庫川の渓谷美が目に入る。廃線前、車窓からの眺める渓谷も違った趣だろうと思いめぐらせる。
廃線跡で一番長い「北山第二トンネル」の闇を抜けると渓谷が違った顔を見せる。そして3番目の「横溝尾トンネル」を抜けると鉄橋が現れる。ここが廃線跡で最大のハイライトシーンだが、橋梁は立入禁止、渡ることができない。私達は橋の左側につけられている歩道を渡る。これまで右側に見えていた武庫川渓谷が今度は左側に見える。4番目の「長尾第一トンネル」を過ぎると「桜の園」入口。ここから大峰山の登山口。ここからは急登、これまでの平坦な廃線跡の道に慣れた体には少々きつい。「育樹の丘」の東屋で一息。つかの間の休憩の後、またしても急登。頂上が近付くにつれ、やっと道が緩くなる。
大峰山頂は雑木林で眺望は望めないが、ここで昼食。皆さんから、パイナップル、ゼリー、菓子等をいただき食べる。疲れが癒されたところで出発。下りは楽勝だと思っていたが案に相違、マイナーな道の藪こぎコースとなったが、15:20宝塚市営武田尾駅前駐車場に到着。この後、武庫川を見渡せる茶店で今日の無事を祝し「乾杯」の後、解散。ビジターさんからは「参加してよかったわ」の声が聞かれた。(H)
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