登山教室岩実技�� 百丈岩
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コースタイム
| 天候 | 曇り・雨 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2015年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車
|
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感想
生憎の曇り空にも関わらず、JR道場駅前広場には、岩登り目的の人々が集まっていました。
道場駅周辺には、昔から不動岩、烏帽子岩などロッククライミングに適したゲレンデが多く、普段ひと気のなさそうな駅周辺も毎週末は賑わいを見せています。今回はそんな岩場の一つ百丈岩を登山教室岩実技で訪れました。
駅から30分弱で百丈岩の登山口に到着、いつもは閉まっている売店が今日は珍しく開いています。その横を抜け、沢沿いを暫く行くと中央稜下部壁に辿り着きます。2組の先客が丁度登り始めたところのようで、それを横目に見ながら登攀準備、体操、ミーティング。
3班に別れてクライミング開始、まずSLがリードの1班が先行し、次に2班、最後にCL率いる3班の順に登って行きます。中央稜下部壁の傾斜はそれほどきつくはなく、3班とも危なげなく登りきり1ピッチ目を終了。この頃から顔に雨粒を感じ始めましたが、辛うじて持ちそうな様子、ロープを肩にかけそのままコンテ移動。目の前には中央稜、別名「ローソク岩」と呼ばれている大きな岩壁で、先行していた別グループはここの右側面のルートを行くご様子。
我々は予定どおり東稜へ向かうため、その脇を通りトラバースしていきました。途中下降路を横切りましたが、急斜面のうえ枯れ葉が大量に積もっており大変滑りやすくなっていました。帰りはここを降りていくことになります。
東陵リッジに着くと1班は既に登り始めていました。2ピッチ目も特に厳しい所はなく全員登り終え、登山教室で学んだことを駆使して数ヶ所あるピンに支点を構築、各々セカンド&サードクライマーを引っ張り上げ、このピッチを終了。最終ピッチはルート名にあるリッジ、岩尾根を上がって行きます。
ルートの両側は切り立った崖になっており、かなりの高度感。ここの終了点は頂上付近の小振りな松の木でした。3班とも無事完登したところで昼食。丁度全員が食べ終わったときにとうとう降り出しました。
とりあえず戻ろうということで、東陵を後にして中央陵方面に。途中にあるコルが先ほど東陵に移動する際にトラバースした下降路の降り口になります。
今にして思えば、今回の核心部ともいえるこの下降路、かなりの急斜面で落ち葉や露出した岩には苔が生えており、雨のせいで更に滑りやすくなって危険な状態での下山でした。
不本意ながら落石させたり滑ったりしながら今日一番の難関をクリアし、スタート地点である中央陵下部壁前に到着。4回目の登山教室岩登り編、今まで習ってきたことをひと通り実践することができた良い実技でした。（KA）
＜コース状況＞下降路は傾斜が急、落ち葉などで滑りやすく、落石も多い。
＜特記事項＞特になし。
4回目の登山教室岩実技として百丈岩でのマルチピッチクライミングを行った。特に停滞することなく、予定通りの工程で下山することができたのは、皆のロープワークが上達しているからだと思う。やはり下降路は滑りやすく、落石の多いルートなので注意が必要だ。スタッフよりも受講生のほうが百丈岩経験数が多く、スタッフのほうが楽しんだクライミングでもあった。
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