龍王山〜薫風香る山の辺の道
- GPS
- 04:16
- 距離
- 14.4km
- 登り
- 609m
- 下り
- 621m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
竜王山は良好に整備されたハイキングコース |
写真
感想
今年の連休はこの日も気持ちの良い晴天が続くようだ。日差しは強そうだが、五月らしい爽やかな風が吹いている。家内が色々と家事をするので出発が遅くなるが、軽いハイキング・コースということで奈良の龍王山を訪れる。
まずは天理駅に到着し、JRの駅の一角にある餃子の名店「天雅」で餃子に舌鼓を打つ。天理からJRで柳本まで移動することを考えていたが、2時間に一本しかない桜井駅行きの奈良交通のバスがあることが判ったのでバスで柳本まで乗車する。
バス停を降りるとすぐに崇神天皇陵の遥拝所がある。歩き始めると周囲の空気には花の芳香が漂っていることに気がつくが花が見当たらない。崇神天皇陵を離れると龍王山から流れ出す細い流れに沿って上流に進んでゆく。ジャージ姿の若いカップルが楽しそうに歩いているが、やはり龍王山を目指しているのだろう。
やがて車道が終わり、登山道に入ると檜の植林の谷を進む。谷沿いには終始、涼しい風が吹いており、暑さを感じない。谷沿いの道はなかなか標高が上がらないが、後半で谷を離れると木製階段の急登が続くことになる。上から降りてくる多くのハイカーとすれ違うが、このルートは下山に選ばれることが多いようだ。
龍王山の山頂はかつて山城であったところであり、山頂には城址らしい平坦地が広がっている。山頂には数組のハイカーが休憩されておられた。山頂の西側からは奈良盆地を挟んで金剛山から生駒山に至るまでの展望が大きく広がる。山頂で一息つくと、下山路は山頂から西に伸びる尾根道を降る。すぐにも若いカップルとすれ違うが女の子は街中を歩くようなお洒落な格好だった。奈良の人々にとって気軽に登って来られるような山なのだろう。
登りの谷道と違って、尾根道は登山口までほぼ同様の下りが続く。長岳寺は山道の躑躅はほぼ終わっていたが多くの観光客やハイカーが訪れているようだ。長岳寺からは山の辺の道に入り、天理を目指すことにする。
さすがにゴールデン・ウィークだけあって山の辺の道に入ると多くのハイカーが歩いている。道を歩き始めると、崇神天皇陵の近くで嗅いだ芳香を再び感じる。あたりをよく見ると、道沿いにある果樹園の樹々が白い小さな花をつけているのだった。蜜柑の花のようだ。
無人販売所では売られているものはほとんどないが、途中の萱生町で民家の軒先で売られていた草餅を頂く。どうやら冷凍されていたものを出してきたところらしく、食べるには解凍されるのを待つ必要があるようだった。その民家のご婦人からこれも一緒に如何ですかと八朔蜜柑を剥いたものを勧められる。
乙木町に入るとここの千切屋で切り干し大根を頂くのが恒例となっている。ここは冷蔵庫も用意されており、ビールを二缶、冷凍庫からはアイスを頂戴し、千円を箱に入れる。千切屋を後に再び山の辺の道を北上する。杣之内町の無人販売所で梅干を入手すると、観光客で賑わう石上神宮から天理の商店街を通りぬけて天理駅に到着する。天理からは京都行きの急行が出発するところだったのでこの日は寄り道することなく京都への帰路についた。
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