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Yamareco

記録ID: 6813572
全員に公開
沢登り
栗駒・早池峰

神室連峰 新田川 曲沢遡行 右俣左沢下降 

2024年05月18日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
07:10
距離
13.4km
登り
835m
下り
843m

コースタイム

日帰り
山行
6:43
休憩
0:27
合計
7:10
7:05
27
スタート地点
7:32
7:35
10
新田川入渓
7:45
7:45
208
480m二俣 曲沢出合
11:13
11:37
0
11:37
11:37
138
新田川下降
13:55
13:55
20
林道跡脱渓
14:15
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2024年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
新田川林道終点ゲート前に駐車。スペースは2台くらい。
新田川林道の終点ゲートまではダートだが、普通車でも走行可能。
ただし、林道で工事をやってるらしく重機が入っている。この日は工事は休みだったようだが、稼働日だとまた状況は違ってくるかもしれない。
コース状況/
危険箇所等
最上川水系 新田川 曲沢遡行 右俣下降

体感2級下 フェルト○ 水量平水 魚影あり 上部にブリッジあり 幕場少ない 藪漕ぎ少々

◼️アプローチ
駐車地点から林道を歩き出す。
すぐに藪っぽくなるが、踏み跡ははっきりしており歩く分には問題ない。
すぐ右下に新田川が流れているのでどこからでも入渓出来るが、平凡な渓相が続いているのでそのまましばらく踏み跡を追う。
橋を越えると林道跡も藪っぽくなってきたので、その辺りで適当に入渓。
歩き出しから入渓まで20分程。

◼️新田川 曲沢遡行
入渓した場所はちょうどナメが始まる所で、いきなり素晴らしい渓相に迎えられる。
すぐに480m二俣となり、左の曲沢に入る。
曲沢に入ってからも良い渓相は続き、滝は少ないながらも遡行してて実に気分が良かった。
ナメゴーロを繰り返すと短いゴルジュ帯も現れる。
難所や核心部分はないが、大きい滝だと8m程の滝と、ゴルジュの中の3段8m程の滝があり、快適に直登出来る。

一杯森から杢蔵山の稜線を左上に見ながらチャラ瀬を歩き、登山道が交差してる地点を通り過ぎたら、890m二俣を八森山西峰に突き上げる右に入る。
ナメ滝で高度を稼ぎ、上部にある2ヶ所の雪渓は上を歩く。

細かい二俣が何個か出てくるが西峰目指して進路を取り、最後は5分程藪を漕げば登山道合流。西峰よりやや西側の祠の前に出た。

■新田川右俣下降
登山道から右俣目指して藪に入ると、5分程で沢型に合流。滑りに気をつけながら下降すると、すぐに滝が現れる。
水流は少ないが、10m、10m、8mと大きめな滝が3本立て続けに現れ驚かされる。
3本共クライムダウンと灌木巻き下りでやや強引に降りたが、懸垂下降でもいいだろう。

こちらにも上部に雪渓があり、下を潜ったり上を歩いて下降する。

こちらの右俣は下降しにくい訳ではないが、曲沢と比べると滝の数が多い。
どれもクライムダウンと巻き下りで通過出来たが、懸垂を面倒臭がって強引に下降した感もあるので、そこは慎重に判断して頂きたい。
途中ゴルジュ地形の場所や良い滝も何本かあり、こっちを遡行すれば良かったなぁと、何回も思わされた。
遡行すれば2級くらいだと思う。

840m二俣まで戻ってきたら、あとは往路と同じルートを歩き、林道跡へ脱渓。

アプローチ20分
曲沢遡行 3時間50分
右俣下降 2時間45分
その他周辺情報 舟形わかあゆ温泉 400円
車止めゲートからスタート。
2024年05月18日 07:06撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
5/18 7:06
車止めゲートからスタート。
林道跡を20分程歩いて新田川へ入渓。
2024年05月18日 07:33撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
5/18 7:33
林道跡を20分程歩いて新田川へ入渓。
いきなりこの渓相でテンションが上がる。
2024年05月18日 07:35撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
3
5/18 7:35
いきなりこの渓相でテンションが上がる。
めっちゃ綺麗です。
2024年05月18日 07:41撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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5/18 7:41
めっちゃ綺麗です。
すぐに二俣。左の曲沢へ入ります。
2024年05月18日 07:45撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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5/18 7:45
すぐに二俣。左の曲沢へ入ります。
序盤は小滝。
2024年05月18日 07:46撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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5/18 7:46
序盤は小滝。
渓相が良くて歩いてて気持ちいいです。
2024年05月18日 07:49撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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5/18 7:49
渓相が良くて歩いてて気持ちいいです。
沢の空気も、ぬるい風が吹き抜けてもう夏みたいでした。
2024年05月18日 07:50撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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5/18 7:50
沢の空気も、ぬるい風が吹き抜けてもう夏みたいでした。
これは良い沢かも。
2024年05月18日 07:51撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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5/18 7:51
これは良い沢かも。
堰堤は楽に巻けます。
2024年05月18日 07:53撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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5/18 7:53
堰堤は楽に巻けます。
この天気のおかげでゴーロ歩きも苦になりません。
2024年05月18日 08:09撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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5/18 8:09
この天気のおかげでゴーロ歩きも苦になりません。
3条滝。
2024年05月18日 08:23撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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5/18 8:23
3条滝。
ちょっとゴルジュっぽくなってきたよ。
2024年05月18日 08:25撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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5/18 8:25
ちょっとゴルジュっぽくなってきたよ。
なんか凄くいいんだけど。何故記録がないのでしょう。
2024年05月18日 08:49撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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5/18 8:49
なんか凄くいいんだけど。何故記録がないのでしょう。
これが出た時は1人で喜びましたね。8mくらい。
2024年05月18日 08:50撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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5/18 8:50
これが出た時は1人で喜びましたね。8mくらい。
右から直登。
2024年05月18日 08:51撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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5/18 8:51
右から直登。
その上はナメ。
2024年05月18日 08:53撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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5/18 8:53
その上はナメ。
ルンルン気分で登る。
2024年05月18日 08:55撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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5/18 8:55
ルンルン気分で登る。
ルンルン気分で登る。
2024年05月18日 08:57撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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5/18 8:57
ルンルン気分で登る。
足はフェルトで問題ないです。
2024年05月18日 09:00撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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5/18 9:00
足はフェルトで問題ないです。
4mくらい。
2024年05月18日 09:02撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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4mくらい。
ルンルン気分でシャワーを浴びる。
2024年05月18日 09:03撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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ルンルン気分でシャワーを浴びる。
写真で見返すと結構滝あったんだなぁ。
2024年05月18日 09:08撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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5/18 9:08
写真で見返すと結構滝あったんだなぁ。
廊下を歩く。
2024年05月18日 09:13撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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廊下を歩く。
あれは一杯森かな。
2024年05月18日 09:18撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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あれは一杯森かな。
左上を見上げると、一杯森から杢蔵山の稜線が見えます。しかし天気いいなぁ。
2024年05月18日 09:20撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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5/18 9:20
左上を見上げると、一杯森から杢蔵山の稜線が見えます。しかし天気いいなぁ。
またちょっとしたゴルジュ帯へ。
2024年05月18日 09:29撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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5/18 9:29
またちょっとしたゴルジュ帯へ。
ルンルン気分で突っ込む。
2024年05月18日 09:31撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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ルンルン気分で突っ込む。
突っ張りで。
2024年05月18日 09:33撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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5/18 9:33
突っ張りで。
お、いい雰囲気。正面の上から落ちてる滝は支流の滝。本流は左から滝が吹き出してる。
2024年05月18日 09:35撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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5/18 9:35
お、いい雰囲気。正面の上から落ちてる滝は支流の滝。本流は左から滝が吹き出してる。
左を見ると3段8m。
2024年05月18日 09:36撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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5/18 9:36
左を見ると3段8m。
さらに上にもあったから4段13mくらいか。快適に直登。
2024年05月18日 09:37撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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5/18 9:37
さらに上にもあったから4段13mくらいか。快適に直登。
2条滝。
2024年05月18日 09:40撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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5/18 9:40
2条滝。
これは右に回り込んだかな。
2024年05月18日 09:41撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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5/18 9:41
これは右に回り込んだかな。
覚えてない。
2024年05月18日 09:43撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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覚えてない。
これを過ぎると一気に穏やかになります。八森山を北側に回り込む辺り。
2024年05月18日 09:57撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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5/18 9:57
これを過ぎると一気に穏やかになります。八森山を北側に回り込む辺り。
幕場。優良物件はここくらいかな。
2024年05月18日 10:03撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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5/18 10:03
幕場。優良物件はここくらいかな。
ナメ滝。
2024年05月18日 10:12撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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5/18 10:12
ナメ滝。
登山道が沢を渡渉する所。ここで脱渓しても良かったんだけど、せっかくなので八森山へ詰めます。
2024年05月18日 10:22撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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5/18 10:22
登山道が沢を渡渉する所。ここで脱渓しても良かったんだけど、せっかくなので八森山へ詰めます。
890mを右に進むと、ナメ滝で高度を上げます。
2024年05月18日 10:40撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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5/18 10:40
890mを右に進むと、ナメ滝で高度を上げます。
グイグイ行きます。
2024年05月18日 10:41撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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5/18 10:41
グイグイ行きます。
雪渓登場。しっかりしてるので上を歩きます。
2024年05月18日 10:53撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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5/18 10:53
雪渓登場。しっかりしてるので上を歩きます。
雪渓を越えると源頭。藪漕ぎはあっという間に終わります。
2024年05月18日 10:59撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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5/18 10:59
雪渓を越えると源頭。藪漕ぎはあっという間に終わります。
登山道合流。暑い。
2024年05月18日 11:12撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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5/18 11:12
登山道合流。暑い。
八森山西峰到着。大休止します。
2024年05月18日 11:14撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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5/18 11:14
八森山西峰到着。大休止します。
神室の稜線を眺めて悦に浸る。
2024年05月18日 11:14撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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5/18 11:14
神室の稜線を眺めて悦に浸る。
杢蔵山。
2024年05月18日 11:16撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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5/18 11:16
杢蔵山。
八森山東峰。
2024年05月18日 11:17撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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5/18 11:17
八森山東峰。
新田川右俣の下降です。
2024年05月18日 11:44撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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5/18 11:44
新田川右俣の下降です。
源頭直下に10mの滝が現れる。水量は少ない。
2024年05月18日 11:51撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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5/18 11:51
源頭直下に10mの滝が現れる。水量は少ない。
さらに8m。夏は枯滝になるかな。
2024年05月18日 11:56撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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5/18 11:56
さらに8m。夏は枯滝になるかな。
さらに10m。源頭付近に3本も大きめの滝があるとは思わなかった。
2024年05月18日 11:58撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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5/18 11:58
さらに10m。源頭付近に3本も大きめの滝があるとは思わなかった。
雪渓。
2024年05月18日 12:04撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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5/18 12:04
雪渓。
8mくらい。右岸から灌木ターザン。
2024年05月18日 12:35撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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5/18 12:35
8mくらい。右岸から灌木ターザン。
これもいい滝でした。巻き下り。
2024年05月18日 12:45撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
5/18 12:45
これもいい滝でした。巻き下り。
さらに続きます。こっちを遡行にすれば良かったなぁ。
2024年05月18日 12:52撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
5/18 12:52
さらに続きます。こっちを遡行にすれば良かったなぁ。
2段8m。続きます。
2024年05月18日 12:53撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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5/18 12:53
2段8m。続きます。
この新田川右俣は当たりの沢だな。
2024年05月18日 13:04撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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5/18 13:04
この新田川右俣は当たりの沢だな。
スライダーしようか悩んだけど、途中でジャンプしそうなので止めました。
2024年05月18日 13:11撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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5/18 13:11
スライダーしようか悩んだけど、途中でジャンプしそうなので止めました。
やらなくて良かった。
2024年05月18日 13:13撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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5/18 13:13
やらなくて良かった。
これもいい滝。巻き下り。
2024年05月18日 13:19撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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5/18 13:19
これもいい滝。巻き下り。
小滝。
2024年05月18日 13:32撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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5/18 13:32
小滝。
右俣に入ると最初の滝がこれですね。
2024年05月18日 13:39撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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5/18 13:39
右俣に入ると最初の滝がこれですね。
二俣まで戻ってきました。いや〜いい沢だった。
2024年05月18日 13:42撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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5/18 13:42
二俣まで戻ってきました。いや〜いい沢だった。
林道跡に脱渓。
2024年05月18日 13:54撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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5/18 13:54
林道跡に脱渓。
この沢は皿沢川と呼ばれる沢。こちらはまたいつか。
2024年05月18日 14:08撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
5/18 14:08
この沢は皿沢川と呼ばれる沢。こちらはまたいつか。
お疲れ様でした。充実の遡行下降でした。
2024年05月18日 14:15撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
3
5/18 14:15
お疲れ様でした。充実の遡行下降でした。

装備

個人装備
30mザイル ガチャ類 ビバーク装備

感想

神室連峰南部、杢蔵山と八森山の南西面を流れる新田川は、上部で2つに分かれ、左は曲沢となり八森山と一杯森の分岐に突き上げている。

遡行記録は一切なく、地元最上山岳会の会報で知った沢である。

季節はまだ5月の中盤であるが、皆さんの杢蔵山からの山頂写真を見ると、沢筋に目立った残雪は見られないので、遡行出来ないレベルではないだろうと今回訪れてみた。

踏み跡の残る林道跡を歩きながら右下を流れる新田川を見下ろすと、平凡な渓相が続いている。
「やっぱりゴーロ沢なのか」
と思いながら適当な所で新田川へ入渓。

入渓地点はゴーロだったが、沢はすぐに綺麗な滑床になり、充分に注ぎ込む陽の光と新緑が相まって素晴らしい渓相を醸し出している。
「これは、良い沢じゃないか」

二俣を左に取り曲沢へ入ると、ナメ、小滝、ゴーロと続くが、変わらず渓相は素晴らしい。
平凡なゴーロ区間も長くはなく飽きる事はないが、これはこの雲一つない最高な天気と、何が出てくるか分からないワクワク感やドキドキ感があっての事だろう。
短い区間ではあるが、ゴルジュの連瀑や8m滝。
綺麗な廊下やナメ滝など遡行してて実に気分がいい。
核心となるような難しい場所はないのでヒリヒリ感は味わえないが、それでも充分遡行価値はあると感じた。

登山道が交差する地点で脱渓しても良かったが、この天気では稜線に出ない手はないと思い、八森山西峰目指して進路を取る。

久しぶりに八森山の山頂から見る火打岳や小又山は相変わらず素晴らしいが、残雪の少なさには驚かされる。

そして下降に使った新田川右俣。
この沢がさらに当たりの沢だった。
源頭付近にある3本の10m級。そこからコンスタントに現れる滝の数々を見て、こっちを遡行すれば良かったと激しく後悔した。

この新田川右俣は、最上山岳会の記録にもなく、全く持って未知の沢であったが、地形図を改めて見てみると、やはりスカの沢とは思えない。
曲沢と名の付く左俣に気を取られて、こちらを遡行しようとは考え付かなかったのは盲点であった。
もしかしたらこの新田川右俣にも名前が付いているのかもしれない。
どなたかご存知の方がいればご教授願いたい。

今回遡行下降した曲沢と右俣には地形図では林道がずっと平行して走っているが、これは480m二俣手前くらいまでしか踏み跡はなく、上部はすでに藪に埋もれていると思われる。
少なくても沢の中からは林道の存在はまったく気にならなく、たまにワイヤーケーブルの残骸が沢に落ちているくらいであった。

一度入った沢にまた訪れるのが苦手な私だが、今回下降した右俣は今度は遡行する為にまた訪れたい。
そう思わせるくらい素晴らしい沢であった。
アプローチも悪くなく、もっと遡行者を迎え入れていい沢である。


今シーズンも神室の沢には多いにお世話になる予定だが、神室始めの沢としては最高のスタートを切る事が出来て満足である。

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コメント

最上山岳会の会報を見て皿沢川に行きました(✧д✧)
左俣を遡行して右俣を下降してきましたよ(*^^*)
でも右俣を遡行して左俣を下降した方がもっと面白かったかも!が当時の感想です(笑)
また機会があったら右俣から遡行してみたいなーと思って月日が流れました(笑)
曲沢も気になりつつ、月日が流れてしまったので、今度行ってみます🎶
2024/5/20 15:10
ばにこさん
えっ!皿沢川行ってたんだ!
本当はこの日、皿沢川の右俣を下降する予定でした。でも八森山まで詰めちゃったから、新田川の右俣下降に変えたんだけど、バーニーが行く時は曲沢下降がオススメですよ。
皿沢川、私も行く時は左俣遡行のつもりでしたが、逆の方がいいのかぁ。
貴重な助言ありがとうございます😊
2024/5/20 17:01
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