鋸山周回
- GPS
- 03:31
- 距離
- 6.2km
- 登り
- 443m
- 下り
- 431m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
よく踏まれた登山道 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
昼ご飯
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
GPS
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
カメラ
シュリンゲ
|
---|
感想
五台山に登った後に鋸山に登るべくやってきた佐中ダム。湖には釣り場が設けられており、釣り天狗の車が何台も止まっている。その脇を抜けて最奥部まで入り、林道起点に駐車する。五台山と同様、他に車はない。すでに11時半である。すぐに歩き始める。車両進入禁止の舗装された道路を進む。そのまま行くと佐中峠に連れていかれるので、途中で右に非舗装の林道跡へと進む。傾斜が緩いので行程は捗る。間もなく正午というところで、林道右が谷に向かって開けた場所があり、展望が開けているので、ここで昼食をとる。五台山から移動してくる途中、氷上の町なかを通過したので、どこか食堂で昼飯というオプションもあるにはあったのだが、鋸山の行程が4時間と見込まれるため、時間に余裕がない。ということで、山中での昼食にした。風は涼しいが陽射しは容赦なく照り付けており、日向では厳しい。幸いこの法面部分は木々が木陰を提供してくれており、太陽いっぱいの眺めを日陰で眺めながら休憩できる適地なのであった。谷の対岸の広葉樹林は、五月の風にそよいで光を乱反射している。その輝きは真夏の太陽を想起させる。子どものころ、あのギンギンの光り輝くクヌギが好きだった。その梢を勇壮に飛翔するオオムラサキがまぶしかった。
昼飯を終えたら、すぐに山行再開である。しばらく林道跡を進む。ここにもコバノセンナが黄色い花を咲かせている。頭上には少々おくてのエゴノキが白い花を多数ぶら下げていた。時々スーと視界を遮る蝶はコミスジだ。自宅付近ではホシミスジに押されてあまり見かけなくなったこの蝶、ここでは今もミスジ類の主力でいるようだ。
林道から山道にかわって間もなく、鏡峠に達する。ここは以前、三尾山から周回して北に下山した時、通った場所だ。今日は三尾山とは逆方向、右へと稜線を辿る。雑木の尾根は次第に岩が目立つようになる。左側にはせりあがった大岩が次々に登場し、その上に出ると、丹波の里の見事な眺望が広がっている。下から見れば、これらの岩盤がのこぎりの歯に見えるのだろう。道標が節目節目の設置されており、ルートを誤ることはない。やや急な登りとなって、山頂目前と直観する。すると視界が開けて三等三角点のある鋸山山頂につく。南側が特によい眺めである。左手ぎりぎりに三尾山の3ピークを認めることができる。広々と広がる眺望を楽しんだら、来た道を途中まで戻る。Y字分岐の地点から鋭角に支尾根に入る。ここには指導標はない。最初はひろがりのある尾根上の道でまるで林道のようである。途中で狭まるが道型ははっきりしている。ジグザグに下る古い作業道のようだが、あまり使われなくなっていると見えて、路面から幼木が生えだしている。手入れしなければ数年で通行に支障をきたすであろう。このルートには指導標は一切なく、テープマークも一点のみである。どんどん下ってジグザグに標高を下げると最後は植林帯に入り、すぐに湖畔道路にでる。釣り人たちの声を聞きながら駐車地に戻ると、やはり我々の車しかない。全行程、誰とも合わない静かな山行であった。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する