5月29日（水）熊谷市の立正大学博物館と江南文化財センター
埼玉県
hirokok510
- GPS
- --:--
- 距離
- 23.1km
- 登り
- 36m
- 下り
- 36m
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| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2024年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車
自転車
|
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雨がちで家の中のPCの前に座る時間が長かったので四日ぶりに出掛けてみた。熊谷市立正大学博物館に向かう。熊谷駅北口に九時半過ぎに到着。途中海外からの旅行者がはカードを電車のどこかに挟まれて落として回収できなくなり緊急停止スイッチを入れたものだから十数分遅れたが途中アーバン号に追い付かれて乗り換えたので到着時間はさほど変わらず。北口のシェアサイクルを借りて10時過ぎに出発。荒川を渡り、七八キロ走って立正大学博物館に向かう。大学の正門に出ずに裏側の博物館のそばの入口に出る。門衛がおらずチャリごと中に入る。正門から入ると止められるところのようだ。ある意味ラッキー。直接博物館前にチャリを駐輪、駐輪施設がどこにもないので多分チャリ移動はいけないのかと感じたが時既に遅し。とりあえず博物館に入り、見学する。入るとネパールやアジアからもたらされた仏教関連の鐘などの遺物が置かれ、中に入ると主として昭和三十年代に調査された比企丘陵をはじめとする全国各地の須恵器や瓦窯跡調査による出土品や平安時代の骨臓器、瓦や須恵器の展示を見る。
撮影禁止となっているので主だった土器などスケッチしてメモを取る。後で職員の方に話を伺うと、大学が熊谷キャンパスを建設したときは構内から遺跡がたくさん出てきて発掘調査が行われ、その一部も展示されているが、多くは大学卒業生や出身地の遺跡調査による出土品の寄贈などが多いらしい。考古学教室による研究報告も適宜発行され、まだ入手可能なものもあるようだ。青森の五所川原窯跡群の調査もかなり古くパイオニア的な調査だったか？展示品について尋ねたが詳しいことはわからなかった。11時半過ぎ、腹が減ったので隣の学生寮ビル一階にある学食で420円の日替わり定食の生姜焼ランチを食べ、再び展示室に戻る。二階の展示室に向かい、サハリンの考古資料、吉田格コレクションの縄文土器の他、ネパール、ウズベキスタンなどの海外の仏教関連の遺跡遺物調査の展示もあった。
まずサハリンの江ノ浦貝塚、鈴谷貝塚などの土器など資料を見学、土器などスケッチして後の東北大学で活躍された伊東信雄氏の設定した江ノ浦式土器などを観察、オホーツク文化に思いを寄せる。次に吉田コレクションを見る。花輪台貝塚など縄文早期の土器編年に関わる調査の様子が伺われる土器群ー多くは破片だがーを見て、いくつかスケッチする。解説では香取市小貝川城ノ台遺跡の昭和24年の調査で田戸下層、上層、子母口時期の土器へと層位順に変遷することが確認されたと解説にあったが展示土器はあまり多くなかった。花輪台の資料は調査に関係した日本考古学研究所の所長のグロート神父帰国後南山大学に寄贈されたようだ。がさらに称名寺貝塚の調査は圧巻でA~E貝塚、地点の様子の一端がわかる土器群やイルカ、クジラなどの骨、貝輪未製品などを見る。称名寺貝塚の称名寺1式、2式の土器紋様を観察スケッチしているうちに一時半を過ぎたので、いくつか発行資料をいただき、お礼を言って館を出て江南文化財センターにむかった。
立正大学博物館から構内の川沿いに正門に向かったようだ。構内案内図が見つからずGoogleマッブで江南文化財センターに向かう道がまず正門に出る道だったが正門の守衛に呼び止められ、構内はチャリ侵入禁止と告げられる。裏から博物館見学に入ったので何もわからず正門に出てきた旨を説明し、門を出る。方向がわからず始めは逆走し、気づいて戻り、しばらく走ると思いがけなく野原古墳群の前を通過、出土した「踊るはにわ」の大きな復元彫像と石碑狩り撮影、奥にまだ遺跡がありそうだーー。5キロあまり走って文化財センターに出る。見覚えのある場所で今回が二回目か三回目か？
熊谷市のHPで、上北浦遺跡の岩版などの展示を見かけたので立ち寄ったもの、常設展示の塩古墳群の三〜四世紀の前期古墳の土師器が目に止まる。五領式のようだ。ただし東海系のS字口縁甕もでるが弥生末の土器も出てくるらしい。古墳時代移行期の古い墳丘もあるようだ。
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