北アルプス双六ベース山行0731-0805(5日目双六〜笠が岳)
コースタイム
- 山行
- 6:20
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 7:50
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
写真
感想
当初の予定は笠が岳も双六〜のピストンだったが、気が変わりワンウェイで縦走したくなった。笠が岳での夕焼けと朝焼けがみたい!という衝動。双六でのロケーションが少し飽きたので、動いてみたくなったのだ。ということでテント撤収の朝になる。お天気が心配だ、土砂降りの雨の中は歩きたくない。どんどん天気は不安定になっているとのことなので、午前中をテント設営完了というひとつの目安をたて、やはり明日の朝もはや立ちすることとしよう。朝焼けは成り行きで稜線のどこかでみられれば良いとする。稜線に出るまで30分見るとして、4時を出発時間に決める。
2時起きで丁度4時ごろ、やはり月明かりで歩き始める。このコースは新穂高への下山の人たちが多く、途中で団体さんを2パーティー追い越した。道を譲っていただけたので、ほっと一息つく。
弓折の稜線花見平先の最高峰のピークあたりでご来光を迎えることが出来た。ただ今日もお天気良すぎで、ドラマチックな朝焼けとはゆかず、今一歩であった。
弓折乗越から少し先の弓折岳はとても雰囲気があり、これまでパスしていたのがもったいない感じ。5分とかからないので是非足を伸ばしたい。大ノマ岳へは結構な登りだが、眺望は抜群。ただし朝は光線状態で槍に対しもろ逆光となって写真は厳しい。
山頂からは目前に秩父平が良く見える。ハイマツ帯を進み秩父平に着くが特別な標識無し。そういえば弓折岳も大ノマ乗越も大ノマ岳もそこと示す道標が無かった。それだけ地味なコースということか。秩父平では水平に1〜2分で沢水が取れそうだった。ここから10分ぐらいで秩父平雪渓に出る。登山道脇の流水は細く、なんとか飲めるが、すぐに涸れそう。雪渓末端は広大なお花畑が形成され、まさに今が旬の状態、すばらしい光景だった。ハクサンイチゲとシナノキンバイ、ミヤマキンポウゲが主体。ここから一気に稜線まで上がり、稜線はハイマツ帯の中を切って行く。しばらく登ると傾斜が緩くなり、抜戸岳へは背丈の低いハイマツ帯の水平道で楽チンな道だ。新穂高への分岐点は意に反して登っていく方向に道が折れており、びっくり。30mぐらいは登ってから一気に杓子平へと下っていく。
ここから笠が岳へはなだらかな道で、距離は長いがそれほど体力は使わず歩ける。
ほぼ予定通り11時ころテンバに到着。ここに荷物をデポして先に頂上まで行くことにするが、すでに雲が沸いてきており、笠が岳山荘も素通りして、時間勝負で山頂に向かう。空身なので身軽に登っていくが、山頂に立った時にはすでに時、遅し!ガスに巻かれて槍穂は視界に無かった。丁度クリア谷から登ってこられた方がおられ、非常に残念そうにしていた。もうちょっとだったのに!と。ガスガスの背景無し記念撮影をした後、急いでテンバに戻る。途中山荘でテント設営を申し込み、ついでにお天気の具合を聞くと、笠ではここ数日雨は一滴も降っていないと!昨日の双六の土砂降りは何だったんだろう!テンバに急ぎ午前中には設営完了の目標を何とか果たせた。
ここ笠が岳テンバ、1度張ったことがあるがお天気悪く、ほとんど記憶が無い。今回ここに張ってみて、絶好のロケーションであることがわかった。槍穂絶景&水場豊富で近い事がその理由。また平坦で張りやすく心地の良いテンバである。唯一欠点はトイレが山荘まで行かないと無いので、それだけがチトしんどい。
とにかく午後はゆったりお休みタイムでテンバを堪能、ガスも夕方には一瞬晴れて夕焼けや落日が見られた。思惑通りの大満足の工程であった。
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