九千部山
長崎県
山キチどん
その他1人 
体力度について
- GPS
- 04:14
- 距離
- 13.0km
- 登り
- 985m
- 下り
- 985m
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| 天候 | 曇り一時小雨 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2012年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
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田代原トレイルセンターPより
感想
朝はゆっくりホテルの朝食を食べて出発した。今日は曇り後晴れの予報で島原は朝からほぼ晴れている。眉山や平成新山が朝の光を浴びて素晴らしい。昨日の第2吹越の少し先にある田代原牧場の西端、田代原トレイルセンターに向かった。今日は吾妻岳（あずまだけ）、九千部岳（くせんぶだけ）、鳥甲岳（とりかぶとだけ）の3座を登る。夫々が単独峰なので登山3連発を繋げてやることになる。
先ずは吾妻岳、見上げると山頂に若干雲が掛っている。閉鎖されたキャンプ場への道に入り30mほど行くと登山口があった。さらに進むと朽ちて傾いた鳥居がありその先には真新しい白い鳥居の馬頭観音を祀った祠があった。供えられた菊の花が新しく地元で大事に守られているようだ。距離は900mほどだが標高差は265mある。行程半ばから傾斜が急になった。やはり雲仙火山の領域で大きな岩壁も現れ結構楽しませてくれた。僅か25分で吾妻岳(870m)に登頂、樹林帯で展望はなく然も狭い。4等三角点「吾妻岳」があり、ステンレス板に赤字で書かれた山頂標識が傍らにあった。
一旦トレイルセンターに戻ると車が1台増えていて親子が登山準備中だった。反対側を見ると九千部岳が聳えているが山頂部の雲が鬱陶しい。「←九千部岳」の表示に従い登山道に入るが何時まで経っても田代原の牧場の縁を歩いているようだ。此れはおかしいと引き返すと東側の登山口に到る平行道だったことが分った。北尾根の登山道は600mほど西にあり10分余りロスしてしまった。最初は林道跡のような道だったが直ぐに登山道となり傾斜が増した。やがて雲の中に突入してしまったが、急登が続き山頂部に近づくに連れ岩が多くなり変化に富んだ道となった。九千部岳山頂には3等三角点「九千部山」があり、その標高は1,062mと観測されているが、1m余り高い所があり山岳標高としては1,063mとした方が良いかもしれない。雲仙三峰五岳のうち一つだけ残っていた九千部岳に登頂することができ、残るは平成新山のみとなった。何時の日か登れる日は来るのだろうか?
山頂に着いた途端に雨が降り出した。「今日は晴れる筈なのに!」と憤懣やるかたない。雨具の上だけ来て東へと進むと雨が強くなってきたので仕方なく下も履いた。子供の声が近づいて来た。一人の女性が子供7、8人連れて登って来た。小学校の先生だろうか、元気のいい子供達だ。第2吹越から九州自然歩道を歩いてきたのだろう。九千部岳と南東のP1004の鞍部で九州自然歩道に入り田代原への谷間を下った。トレイルセンターに居た親子が登って来た。逆コースで九千部岳に登るようだ。
田代原牧場に達すると牧場の柵があり、「鳥甲岳→」の表示に従って右へ折れた。アップダウンの末県道に飛び出すと鳥甲岳の山麓で、円錐形の美しい山容のすぐ下だが南側から登路はない。県道131号を歩き鳥甲岳の麓を1/3周、林道に入り1.8�匚垢頬迷Δ鵬鵑蟾�み高度を上げると電波塔の前で林道は尽きた。やっと登山道となり木立の間を縫うように進むと10分足らずで鳥甲岳(822m)山頂に到着した。3等三角点「平石」が樹林の中に待っていた。展望もなく詰らない山頂でアプローチの長さに比べ僅か10分の登山では本当に詰まらない。あの優雅な山体を感じることはできなかった。雨は止み来た道を戻り県道の短絡道で田代原トレイルセンターへと帰り三山周回登山を終えた。
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