鬼怒沼山【関東百名山】


- GPS
- 08:00
- 距離
- 22.7km
- 登り
- 1,358m
- 下り
- 1,354m
コースタイム
- 山行
- 6:58
- 休憩
- 1:03
- 合計
- 8:01
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
今日は久しぶりの本格的な登山で、関東百名山に選定されている鬼怒沼山へ。
2000mを超える、日本で最も高い標高に位置すると称される、鬼怒沼の湿原は、まさに雲上の楽園でした。
実は、鬼怒沼の位置する標高の高さは日本一ではありません。鬼怒沼は2020mぐらいですが、苗場山と平ヶ岳の湿原は2100mぐらいに位置しています。ただし湿原の素晴らしさはピカイチで、苗場山、田代山、尾瀬、巻機山などと並び称されていいなと感じました。
ただし、簡単にたどり着くことは困難です。まず、奥鬼怒スーパー林道は一般車は進入禁止であり、公共交通機関もないので、駐車場から奥鬼怒温泉郷の登山口まで、片道5kmの歩きを強いられます。全体の標高差はそれほど大きくなく急登も少ないのですが、眺望のないジメジメとした樹林の中をダラダラと長く歩く必要があり、かなりの体力と精神力を要します。往復で20kmを超え、標準コースタイムは10時間で、健脚の自分が7時間30分の歩行時間を要しましたので、一般的には9〜10時間はかかると考える必要があると思います。加えて女夫渕の駐車場までも、車でのアプローチが遠いです。日光のICから約1時間はかかります。BMW320で夜中にかなり飛ばしてこれですので、峠道に慣れていない人が、小排気量車で走るともっとかかります。
雰囲気や眺望は最高でしたが、一つだけ残念だったのが下山後の温泉です。奥鬼怒温泉郷の加仁湯と八丁の湯に入ろうと考えていましたが、両者とも立ち寄り湯は営業していませんでした。夏の日曜日にやっていないというのは少々疑問でした。女夫渕には9時〜15時でやっているかのような誤解を招く看板もありますし、1時間歩いて温泉だけ行ってみた人は怒るのではないでしょう。それらしき人も午後に歩いていました。経営方針に疑問を抱かざるをえません。
日光澤温泉は立ち寄り湯をやっていましたので、600円で入浴してきました。乳白色湯で、野趣あふれる素晴らしい混浴露天風呂を独占して楽しむことができました。ただし、ここは混浴しかないうえに、脱衣所が男女共同なので、女の人は他人がいたら入浴することは困難だと思います。
この素晴らしい山と湿原が、日本三百名山に選ばれていないのが逆に驚きです。それぐらい素晴らしい山だと思いました。
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