礼文島／岬めぐりコース〜8時間コース
北海道
apukashi
その他3人 - GPS
- --:--
- 距離
- 22.6km
- 登り
- 903m
- 下り
- 913m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 8:50
- 休憩
- 1:40
- 合計
- 10:30
| 天候 | 薄曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2024年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
バス タクシー
路線バスの運行時刻前だったのでタクシーを利用（約35分、￥9,280／礼文ハイヤー） 【帰り／香深井→香深】 宗谷バス（￥300） |
| コース状況／ 危険箇所等 |
8時間コースの召国分岐から先の樹林帯はぬかるんだ箇所もある山道で、アナマ岩の海岸に下る砂すべりと呼ばれる急坂はザレ、さらに宇遠内までの海岸線はほとんど岩場歩き。 そのため、靴はグリップ力のあるソールのものを履きたい。 |
| その他周辺情報 | 【宿泊】旅館かもめ荘(香深) 全8室のこぢんまりとした旅館だが、清潔感があり、食事は質量とも十分な内容。客への対応も感じがよい。海に面した部屋からは、利尻山が望める(今回は雲に邪魔されたが)。 【温泉】うすゆきの湯(香深) |
写真
拍手
感想
「愛とロマンの8時間コース」。
前に歩いたのは、大学3年の夏だった。
スタート地点はスコトン岬で、沖にトド島という平らな島が浮いていたこと、途中に海岸の崖をへつって進む場所があり、ゴールは地蔵岩がある元地というところだったこと、そして何より海が驚くほど青く透き通っていたことを忘れていない。
もう49年も前のことだけれど、これほどの記憶があるのは、それほど印象が鮮烈だったということだ。
だからずっと、いつかまた歩いてみたいと思っていた。
8時間コースはハイカーの事故を考慮して、10年ほど前から浜中が起点となり、宇遠内から先の海岸の通行を禁止し、終点は山を越えた東海岸の香深井になっていた。
それに伴い、距離も約16�劼箸�つての半分ほどになった。
当時は事前に計画も立てず、泊まった元地の民宿で話を聞き、弁当と水だけを持ち、靴もスニーカーという軽装で約30�劼鯤發�きり、夕食の前に宿に帰り着いていたと思う。
そして今回、二十歳の頃と同じようにはいかないが、スタートは絶対にスコトン岬にしたかったので、岬めぐりコースと8時間コースをつなげて歩くことにした。
歩いてみての感想は、やはり素晴らしいの一語に尽きる。
ただ、こんなに山道が多いとは思っていなかった。
召国分岐からアナマ岩海岸までの大半が樹林帯の中であることに加え、宇遠内から先が海岸線から山越えの道に変わったことによって印象が変化したようだ。
今回はスコトン岬から歩き出したので、前半にかなり海沿いを歩いたが、浜中からスタートした場合、海岸はアナマ岩〜宇遠内間の1.2�劼靴�ない。
したがって、現在の8時間コースにはもう「西海岸」という冠言葉は付けられないと思う。
しかし、海を見下ろし、山を仰ぎ見、花々の咲き乱れる草原を貫く絶景のロングコースであることに変わりはなく、ザレの急坂や波に洗われることもある岩場など気を抜けない箇所を励まし合って歩くうちに友情や愛が芽生えることは、これからもあるだろう。
「愛とロマンの8時間コース」よ永遠なれ。
こっそり拍手
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録するこの記録で登った山／行った場所
関連する山の用語
山行記録を公開しました
X
Facebook
リンク取得
メール
ブログパーツ
情報提供のお願い
山行記録を投稿して、ヤマレコのコミュニティに参加しよう！
この山行記録の写真
ゴロタ岬の最新記録
おすすめの山アイテム
私は３日に浜中からの６時間コース、４日に岬巡りコースを歩いてきました。
29の写真ﾁｼﾏﾏﾝﾃﾏ！謎が解けてありがたいです！
ただ、私が見たのは砂滑りの下の方だったと思うので、違うのかも知れませんが、礼文島にマンテマ属があることを知れたので良かったです❗
北岳にﾀｶﾈﾏﾝﾃﾏを見に行きたいなあと思う昨今でしたので感動しました。
チシママンテマは砂すべりを下ったアナマ川の手前あたりにも咲いていたように思います。可憐な花ですよね。
ちなみに、日高のアポイ岳にはアポイマンテマという固有種があるそうです。次はこれを見にきてください。
でしたら、同じ場所でした。その時は見たことないから、写真だけ撮り、忘れていましたが、apukashiさんの投稿を見て、似てる！と見返しました。私が撮った時はふっくら感がなかったのですが、あ〜これだわと確信できました。浜ベンケイソウもお初で、なんだ、この美しい花は！色が紫から青に変わっていたり、銀色の葉も花はまだ蕾でしたが美しく、とにかく、アナマ川と砂滑りを横と下から見た景色が今回の旅で一番心に刻まれた景色です。私も若いころ知っていたら、あの西海岸をずっと行けたのだなあと思うとちょっと残念です。
ハマナスも初めて見て、こんな綺麗な色の植物だったのだとびっくり。
日高ですね、熊ちゃんが沢山いそうな。覚えておきます。礼文の後旭川に回って帰りの途に着いたので、帰宅後、大雪山のレコを見てから、三浦綾子の泥流地帯を早速読み、また、いつか北海道の山々に行ける時までに色々調べたいです。
それにしてもapukashiさんというネーミングはアイヌ語っぽいですね。
旅の前に読み始めた、ゴールデンカムイの主人公の女の子がアシリパさんなのでいつもどう読めば正解なのだろうと思いながら漫画を読んでいます。関係ない話まで失礼しました、
apukashi（アプカシ）はアイヌ語で「歩く」という意味です。
ピリカ ケウトゥム アプカシ ＝ きれいな心で歩く。
ちょっと気どっていますが、山を歩くとき心がけたいと思っていることです。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する