常念岳【一ノ沢登山口-常念岳-一ノ沢登山口】


- GPS
- --:--
- 距離
- 14.2km
- 登り
- 1,645m
- 下り
- 1,644m
コースタイム
- 山行
- 7:33
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 8:26
天候 | 雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
雨で滑りやすくなっていました。 駐車場から登山口までの林道にサルの群れが。 |
写真
感想
昨年断念した常念岳に再チャレンジしたくて、一ノ沢から常念乗越まで登って常念岳に登るプランを立てました。それだけではもったいないので、常念小屋にテント泊して、翌日は大天井岳をピストンして、また一ノ沢経由で下山するプランでした。
天気は曇りのち晴れ、ということだったので、徐々によくなるだろう、なんて安易に考えて家を出ました。
朝から雨が降っていて、レインウェアを着込んで雨対策をして出発しました。
しばらくは林道歩きが続き、トイレなどがある一ノ沢登山口を過ぎ、なだらかな沢沿いの登山道を高度を稼いでいきます。
沢を何度かわたり、胸突八丁の階段に取り付き、常念乗越に向けてひたすら登り続けます。
雨がずーっと降っていて、一度だけ太陽が見えた時もありましたが、やむ気配はありませんでした。
乗越に近づいてくると、樹林は少なくなり、森林限界が近いことがわかりました。そして、稜線から吹き降ろす、風がちょっとずつ強くなってきました。
常念乗越に到着すると、案の定、穂高方面からの風が強く、レインウェアの中で蒸れて濡れたウェアがどんどん冷えていくのを感じました。
とりあえず、常念小屋に飛び込み、濡れたシャツを脱ぎ、新しいシャツに着替えました。そして、あたたかいラーメンをいただき、しばらく休憩をしました。
これからどうしようかと考え、小屋の人に明日の天気を聞いても、あまり良くならなそうだったので、テント泊を諦め、今日中に下山することにしました。
そうとなれば、さっさと常念岳に登らなくては、と、常念小屋を後にしたのでした。
ガスった稜線のつづら折りの登山道を歩くと、松本側を向いているときは追い風なのでいいのですが、穂高側を向くと、風が強くて、雨がフード内に吹き付けてきて、苦労をしました。
下ばかりみて歩かざるを得ないので、ルートもわかりづらく、苦労しました。
三股への分岐点を過ぎたあたりで、頂上から降りてくる女性二人のパーティとすれ違い、話を交わして、歩き出そうとしたとき、ふと、ガスの中に目をやると、ハイマツの中にある岩の上に、鳥の姿が!!
この悪天候のおかげで、ライチョウが姿を見せてくれました。これだ今回の山行の最高の思い出になりました。
常念岳頂上に着いても、景色はまったくなく、風と雨で寒いしで、数分滞在しただけで、下山を開始しました。
あとは、ひたすら降りるだけです。ただ、石が濡れていて、とても滑りやすく、思うようにペースを上げられず、苦労しました。
常念乗越まで戻ってきたとき、乗越の先のピークの上を飛ぶライチョウの姿を見ることができました。
稜線から降りて、一ノ沢沿いにどんどん降りていきましたが、ぬかるんでいたり、石が濡れているので、何度かすっ転び、傷だらけになりながらなんとか下山しました。
今回は、天気を甘く見たという失敗に尽きます。あと、着替えの大切さを身をもって体験した山行でした。
テントと1泊分の食料がまったくの荷物になりました。(あの重量での日帰りコースはきつかった。)
でも、行きの深夜の林道でイノシシと並走(車の前をイノシシが数十メートル走った。)したり、ライチョウを見れたり、一ノ沢登山口から駐車場までの林道にサルの群れがいたりと、動物に出会う楽しみがありました。
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