スノードン山日帰りPH

コースタイム
天候 | 晴れのち頂上のみ曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
ランベリスから徒歩で登山電車の駅へ。登山口はそのすぐ横からです。 登山電車を夏に利用したい場合は、当日だと切符がなかなか買えないらしく ネットで事前予約をした方が良いようです。http://www.snowdonrailway.co.uk/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
もっとも多くの人が歩くLlanberis Pathは、晴天なら迷いようのない整備された道です。途中から入ったThe Llanberis Ridgeというルートは、崖沿いの柵に沿って登るルートで、うっすらとした草の踏み跡や岩場をたどる、ややきついコース。 下りに使ったSnowdon Via Moel Eilio→Snowdon From The Snowdon Rangerは道は明瞭です。 |
ファイル |
非公開
7042.xls
計画書
(更新時刻:2013/08/11 13:55) |
写真
感想
イングランドとウェールズでの最高峰であるスノードン山。
(標高1088m.ランベリスからの標高差は1000m弱。)
8月頭にクライミングに来た時から、
登ってみたいと思いつつ、いつも見上げると
山頂だけ雲に包まれていた山。
今回、めったにない晴天に恵まれて
日帰りピークハントへ。
大勢のハイカー、犬、馬、かもめ、羊、ヤギ、牛、
そしてレトロな登山電車を眺めながらのハイキングは
おとぎ話の中に迷い込んだような世界でした。
印象に残ったのは、メインのルートは
これ以上ないくらい整備されていますが
ちょっと外れたマイナールートは、
ほとんど人が歩いてなく、また全体的に標識がとても少ない。
そのため、管理された自然の中でありながら
過剰な人の気配のない、適度に心地よい時間を
過ごすことができるよう配慮されているように感じた。
クライミングのルートにも共通して言えることですが
イギリスの登山道には、今回見た限り
鎖・ロープなどが一切ありませんでした。
おそらくは、そのままの自然を極力尊重しながら
どんな危険なところであっても、
登る行為についてはすべて自己責任、
ということなのでしょう。
過剰な保護や干渉をしない代わりに
個人の自主性が尊重され、
自己責任と引き換えに、様々なレベルでの冒険を
それぞれが楽しめる余地がある。
ニュージーランドの登山道でよく目にした標識。
「Safety is your responsibility.」
(安全は自己責任)
スポート・クライミングのルート以外は
一切のルートにボルトがないことを含め、
自由の代償には自己責任が伴うのが当然、
その自己責任の対象となる範囲が
日本に比べてかなり幅広い…そんな印象を受けました。
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