倉手山(952m) 圧倒的な飯豊連峰が

2010年07月11日(日) [日帰り]

• GPS: 03:25
• 距離: 3.0km
• 登り: 604m
• 下り: 604m

コースタイム

8:30倉手山登山口-9:30見晴らしの良い松林-9:55倉手山頂
10:00倉手山頂-10:15見晴らしの良い松林11:00-11:50登山口

天候

曇り後雨

アクセス

利用交通機関：

自家用車

飯豊の山形県小国町側登山道・飯豊山荘の手前に倉手山登山道があります。
途中、またぎの里、梅皮花山荘を経由して行きます。
駐車場はすぐそれとわかる広い空間です。

コース状況／危険箇所等

平坦なところは少なく、最初から最後まで急登が続くが、登山道は迷うこと無
く整備された良い道だ。
登山道の途中から杁差岳(えぶりさしだけ)が大きく迫り、山頂では、これでも
かというくらいの飯豊連峰が迫ってくる。それまでの急登が報われる瞬間でも
ある。
　下山後は、勿論、温泉である。登山口先の飯豊山荘。少し戻ったところの
梅皮花山荘、川入荘の温泉。若干方向がずれるが、日本秘湯を守る会・泡の湯
がある。私は過去に全て入浴しているが、どれも風情があって甲乙付けること
はできない。

写真

いつ雨が降ってもおかしくない
雲行きの登山口。
でも飯豊も見えています。

地神方面。

登り途中、鉾立峰と杁差岳。

山頂でーす。
20人くらいはお弁当を
食えるかな?

飯豊本山からダイグラ尾根。

御西からの主脈稜線。

石転び雪渓が見えます。
あんまり雪が多くないですね。
右手の北股岳がガスりかけて
います。

今回は植物が少なかった。
アザミです。

小雨の中下山完了。

感想

yamano-kami

　倉手山は飯豊連峰の展望台として知る人ぞ知る山。標高は1000mに満たないが、
ロケーションが抜群なのだ。
今日は、いつ雨が降ってもおかしくない天候だったが、最後まで展望は確保でき
た。運が良かったということだろう。
もう何回かこの山に登っているが、確かに展望台であることは間違いない。しか
し、大きすぎるのだ。飯豊が大きすぎて全貌を捉えにくいのだ。倉手山が飯豊に
近すぎるのだろう。飯豊を挟んで新潟県側に二王子岳という山がある。これも好
きな山で、良く登る山だが、ここはほど良い距離感で飯豊が目の前に広がる。
飯豊の凹凸、裾野の広さが雄大に迫ってくる。
　何事も「過ぎること」は良くない。だからと言って倉手山の価値が少しも揺ら
ぐものではない。本当に目の前に迫ってくる峰々は、まさに、飯豊連峰の中にい
るような感覚になる。952mだが、2000mに登っている感覚になるのだ。
時間がない、あんまり天候が良くない・・・・・でも山に行きたい。そんな時に
倉手山は絶好のターゲットになる。下山後の温泉も考慮すれば、まさに希少価値
のある山なのだ。