【台高】宮川・父ヶ谷
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2007年07月の天気図 |
写真
感想
【プロローグ】
古い記録で見た写真の風景。
それは、モノクロ写真であった。
ネットで検索するが、情報はほとんどない。
ただ、あるブログに載っていたその写真の水の色は、コバルト・グリーンだった。
満月と共に走るキンゴ号。
今日のメンバーは、キンゴさん・たこやきさん・MINMINさん・私の4人。
運転席のキンゴさんに「今日は、別嬪さんに囲まれて嬉しいやろう。」と話しかける。 顔を引き攣らせて「うん、メチャ嬉しいわぁ。」の返事。そう、今日は、1対3なのよねぇ。
真夜中に着いた宮川流域。とある東屋でいつものごとく宴会。宴は、3時過ぎまで続く。明日ちゃんと起きられるのかな?
5時半過ぎ、鳥の囀りと蜩の声で目覚める・・・と言いたいところだが、ブヨに噛まれまくりであまりの痒さで目が覚める。
外では、寝てられないので、車に戻って座席で仮眠。
【溯行】
朝食を摂って、父ヶ谷林道をひた走る。奥の方はまだ工事中のようだ。適当なところでデポし、鎌滝の落ち口あたりから川床に降りる。
出だしですぐのところで巻いた以外は、暫くは何もない。開けていて白い岩とコバルト・グリーンの水が綺麗な明るい沢である。
MINMINさんと私で泳ぎの練習をしたり、皆で水遊びに興じたり、軽いお昼寝を楽しんだりする。
何もないかと思いきや、お昼休憩の後から結構出て来る。
轟音の中の滝登り。ロープに引っ張られての泳ぎと大岩の乗り越し。
ロープに引っ張られての泳ぎは、スイスイ進んであまりの気持ち良さに癖になりそうである。
泳ぎの後は、しばし休憩。
休憩の後、谷を回りこむと大岩の向こうに突然きれいな緑色の深い淵が現れた。その淵の奥には白い飛沫を上げ滝が掛かっていて、淵の周囲は傾斜のある一枚岩になっている。
ここがあの写真で見た滝だろう。
少し戻り右側から巻く。巻いている途中で見た風景は、下で見た滝の上にナメや10m程の扇状の滝が掛かり、一枚岩に滝が連続している場所で興味をそそられる。
写真で見た風景と同じである。途中で谷に降りて近くまで行きたかったが、前半遊びすぎた為、時間がないのであきらめる。
続くゴルジュは、降りられそうもないので一緒にすっ飛ばして巻き終える。
もう何もないかと思いきや綺麗な滝が出てきてそこを巻き終えて北谷と南谷の二股へ。
北谷に少し入ったところにある木橋の袂から仕事道に出て尾根を越えて南谷へ降りる。南谷を渡って林道まで駆け上がり、蜩の声を聞きながら30分程林道を歩いて車のデポ地へ。(6:50)
今日も1日たっぷりと遊びました。
宮川界隈は、ノスタルジックな雰囲気満載でした。
谷中でひぐらしの声を聴きながら、水遊びに興じていると遠い昔の夏休みの風景が甦って来る様な感覚に襲われました。
時間が戻り、止まってしまったかの様な不思議な感覚。タイムマシーンに乗って遠い昔に戻ったかのようでした。
1966年、私が入った時は林道は無く、素晴らしい渓谷でしが、10年後に入ったら、林道が通り無残、当時の渓の姿は無くなっていた。幻の大滝。
幻の大滝様
まだ林道が通っていなかった頃の溯行。
渓が自然そのままできっと素晴らしかった事と思います。
父ヶ谷は、あのすり鉢状の滝の連瀑が印象的でした。
宮川村界隈は、不思議な場所ですね。時間が過去に遡る様な感覚に陥ります。
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