仙丈ヶ岳/地蔵尾根

コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・駐車場の向かいにパイプから出ている水場あり ・高遠 さくらの湯 600円 |
ファイル |
非公開
7230.xls
計画書
(更新時刻:2013/10/23 13:54) |
写真
感想
冬の地蔵尾根は、黒戸尾根などに比べるとあまりに登られていないようだ。実際自分も知らなかったが、調べてみるとなかなか面白そうな尾根。しかしこの尾根は長い。いわゆるバカ尾根だが、標高差もさることながら、水平距離がそれなりにある。ちなみにトランスジャパンアルプスレースのルートになっているようで、トラレンやる方は認知度高いのかも。なので夏の記録は日帰りとかが多く、自分も日帰りにチャレンジ。
朝寝坊し、道の駅長谷を出る。戸台への入口を見送り、川にかかる小さな橋を左折。孝行猿記念館への看板に導かれ、記念館(閉館とのこと)を過ぎさらに奥にいくと小さな駐車場がある。ここは地元の有志の方が整備されているようだ。先客はいない。駐車場を出てさらに奥に行き分岐を右に進むと5分ほどで登山口に着く。道は樹林の中をなだらかに進む。孝行猿の碑がある。これは低学年の教科書に出ている話が元になっているようだ。小学校に入って最初に開いた教科書の文章「あおいそら しろいくも」を思い出す。久しぶりの単独行はさまざまな事が頭に浮かぶ。
登山道は途中2回ほど林道を横切る。その後、2回ほど林道そのものを進む。ピンクテープがたくさん貼ってあるので迷うことはないが、GPSの結果を比べると地図の登山道とずれている箇所があるので、注意が必要かもしれない。また、最後に林道を進むところは、工事の手前から登山道に復帰する。この工事は登山道整備のようで、もしかしたら、将来ここまで車で上がってアプローチすることができるようになるのかもしれない。そうなれば、北沢峠経由のバスを使ったアプローチに比べ、マイカーでダイレクトにアプローチできるこちらのルートがもう少し日の目を浴びる?もっとも登山しなくても、このあたりの紅葉はとても綺麗で、この紅葉を見に来るのもよいだろう。
登山道は樹林の中をひたすら進む。山と高原地図では破線になっているが、危ないところは全くない。松峰小屋分岐まではほぼ予定通りのタイム。小屋はここから100mぐらい先にあるようだが、スタートが遅れたのでカット。なるべく日没前に下山したい。傾斜は概ねなだらかだが、先に行くにしたがい、増してくる。調子が悪いのか、久しぶりだからなのか、足にこたえて、ペースが上がらない。2400m付近でやっと辺りが見渡せるポイントが出てくる。隣の谷の紅葉がきれいだ。甲斐駒は相変わらず白いが雪はかぶっていないようだ。誰にも会わず、ただ時計の時刻と格闘しながら、ハイマツ帯の稜線へ。ようやくアルプス的風景になるが、それ以上に残りの長さにげんなりする。こうなると精神力だ。山頂でゆっくりする間もないだろう。天気がよく、気温もちょうどいいのが救いだ、
誰もいないだろうと思っていたら山頂には若者が一人。北沢峠からきたらしい。仙丈は初めてのようで、北沢峠までのバスで見える紅葉に感動していた。自分も同じ思い出がある。南アルプスが好きなのもその辺が原点になっていると思う。しばらく若者と話し込んでいたら、予定より出発が遅くなってしまった。これは最後ヘッデンかな・・・。悪いことに登りで膝を痛めたようで、走って下ろうとした計画が崩れ去る。ストックを用意して本当によかった。下りは登りより気が楽だ。しかし暗くなってくると、単独行はさびしい。こんな人っけのないルートで何があったら、助かるのだろうか。若者が気にしていた熊の話も怖さに追い討ちをかける。別の意味で精神力が必要。薄れかけた赤い夕日に照らされた紅葉は寒さで色を増しているように見えた。暗い道はヘッデンの明かりが明るければ明るいほと歩きやすい。トレランなんて走るのだから、明るさ命だろう。駐車場に着いたらなぜだかとても安心した。当初冬の下見のつもりだったが、考えちゃうなこのルート。
感想が詩的なのは心境の変化?
または思索の秋ゆえ?
なんてことはなく
長い行程考えるぐらいしかやることない
長すぎ・・・・
たまには思索もいいもんでしょ。
女子と ☆子さんむけに、もちょっと短めの冬山コースも御検討ください
お疲れさまでした
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する