高取山周辺(遭難者捜索活動)
- GPS
- 24:00
- 距離
- 9.8km
- 登り
- 1,252m
- 下り
- 1,046m
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・途中分岐路より先はゲートがあるため一般車走行は不可です。 今回は緊急車両としてイヨリ峠まで通行しました。 |
感想
9/15(火)「大山へ行ってくる」と家族に伝えたまま帰宅していない
単独男性の捜索要請を急遽受け、秦野市遭対協救助隊4名で入山。
既に秦野警察、伊勢原警察、猟友会が大山周辺の一般登山道、柏木林道、
弘法山までのハイキング道、弘法山斜面などを捜索していますが
現在まで発見に至っておりません。
9/15夜と16朝に「道に迷った。どこにいるのかわからない。」と携帯でご家族に
連絡したその後、携帯電話会社の受信電波も消失し、場所の特定ができていません。
要救者の概要は以下の通りです。(公開捜索になっています)
大門さん(男性 79歳)
身長150cm 体重45kg 白髪の坊主頭(紺色のキャップ帽)
紺色ジャンパー、ベージュ色ズボン、黒色ナイロン製のニューバランス製ザックで
ファスナーのマチ部分が薄い灰色
9/15(火)午前9時頃「大山に行ってくる」と言って自宅(座間市)を出る。
交通手段は電車等交通機関。
本日朝、我々遭対協救助隊4名は秦野市役所に出向き、秦野警察山岳救助隊から
概況説明を受けました。
その後、au携帯の受信アンテナ場所と方角(大まかでしかわからない)、
警察や猟友会の捜索範囲を確認してから、捜索範囲を推察し活動に入りました。
過去丹沢におけるこのようなケースは沢にいることが多いので
弘法山から浅間山をつなぐ登山道から下山中に迷ったことを想定し
高取山東側(伊勢原側)の沢を2班に分け、別々の尾根を下り
聖峰南北の沢の捜索にしました。
私の班(2名)は高取山南の分岐から聖峰の尾根を下り、聖峰展望地から
女坂を下って途中から東北東に伸びる藪尾根を下降し、聖峰北側の沢を捜索。
もう1班(2名)はさらに南の454ピークから神戸(こうど)に伸びる尾根を下り
聖峰南側の沢を捜索。
両沢とも倒木が多く、藪が両岸から被さる、一般の沢登り者はとても
行かないような沢でした。
可能性は低いのですが、もしやの生存を期待しつつも、風向きや臭い、
鳥獣の動向などを注意しながら捜索しましたが、残念ながら今日は発見に
至りませんでした。
これをお読みの方で、大山周辺および弘法山までの尾根や沢に行けれる方は
上述の注意点について何か異変を感じましたら情報として
秦野警察署 地域課 0463-83-0110(代表)
までご連絡いただければ幸いです。
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当該要救者は10/10春岳沢の髭僧ノ滝にて発見されました。
故人のご冥福をお祈り申し上げます。
またご協力いただいた皆様、誠にありがとうございました。
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