野猿峠、長池公園、片倉城跡公園 〜ヤツシロラン、サガミラン、マヤラン〜

2024年10月02日(水) [日帰り]

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

〇野猿峠
京王線南大沢駅から野猿峠バス停(往復)
〇長池公園
京王線南大沢駅から見附橋バス停(往復)
〇片倉城跡公園
京王線京王片倉駅から(往復)

コース状況／危険箇所等

危険箇所等はなかったです。
ただ、野猿峠のクロヤツシロラン、アキザキヤツシロランの自生地は、通常の場所ではありません。

写真

《野猿峠のクロヤツシロラン》
クロヤツシロラン(黒八代蘭)がいくつも咲いていました。

《野猿峠のクロヤツシロラン》
茎は高さは2cmほどで小さく、土の色に同化しているため、目立ちません。

《野猿峠のクロヤツシロラン》
花の色は茶褐色で、派手さはありませんが、渋さを感じさせるランでした。

《野猿峠のクロヤツシロラン》
妙に存在感があります。

《野猿峠のクロヤツシロラン》
拡大して、花の中を覗き込んでみました。

《野猿峠のクロヤツシロラン》
独特な渋い色合いと小さな姿が、孤高の美しさを控えめながらも存在を誇示しているかのように見えました。

《野猿峠のアキザキヤツシロラン》
アキザキヤツシロラン(秋咲八代蘭)は、とてもランとは思えないような花姿です。

《野猿峠のアキザキヤツシロラン》
茎の高さはクロヤツシロランよりも高いので探しやすく、株数も多かったです。

《野猿峠のアキザキヤツシロラン》
薄暗いなか、ちょっと不気味な感じのするランです。

《野猿峠のアキザキヤツシロラン》
全体的に黒っぽく、萼片の外側にはイボイボがたくさんあります。

《野猿峠のアキザキヤツシロラン》
唇弁を出している姿は不気味ですが、見方によっては愛嬌があります。

《長池公園》
長池公園に移動しました。

《長池公園》
緑に癒されます。

《長池公園》
長池の湖畔で休憩しました。

《長池公園》
サクラタデ

《長池公園》
サワギキョウ

《長池公園》
アズマレイジンソウ

《長池公園》
フジバカマ

《長池公園》
ミツバフウロ

《長池公園》
ヤブツルアズキ

《長池公園》
ヤブマメ

《長池公園》
キツリフネ

《長池公園》
キバナアキギリ

《長池公園》
長池公園を訪れた第一の目的は、サガミランとマヤランを鑑賞することでした。

《長池公園》
地面からひょろりと伸びる曲線的なフォルムと、うすいクリーム色と白の色合いが素敵です。

《長池公園》
秋咲きのマヤランが健気に咲いていました。

《片倉城跡公園》
池畔にナンバンハコベが咲いていましたが、残念ながら5花弁ではなく、4花弁でした。

《片倉城山公園》
ツルニンジン

《片倉城山公園》
ツルニンジン

《片倉城山公園》
サクラタデは、昨年に比べると咲いている個体数が少ないようです。

感想

OLTA

クロヤツシロラン、アキザキヤツシロラン、サガミラン、マヤランは、この季節の気になる花でした。
秋の好日に、これらの花を駆け足で見て回りました。効率よく見て回れましたのも、鉄道、バスの便がよく整っているからだと改めて実感しました。

※クロヤツシロランの生育につきましては、ある研究レポート(2024年8月1日公開)によりますと、長池公園(マダケ優占)、長沼公園(モウソウチク優占)、野猿峠(マダケ・モウソウチクの混在)の竹林で確認できたと報告されています。
野猿峠ではアキザキヤツシロランも含め確認できましたが、長池公園では時間も押していたこともあり、確認できませんでした。機会があれば改めて、長池公園、長沼公園にも確認のために訪れたいと思っています。