雙ヶ岡と仁和寺・御室八十八ヶ所霊場


- GPS
- 02:16
- 距離
- 3.8km
- 登り
- 200m
- 下り
- 209m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
真言宗御室派総本山の仁和寺。
こちらの裏山(成就山)にある、全周3kmいうなかなかのサイズのミニ四国を歩いた。
まずは、仁和寺の全景が撮れる定番の撮影スポットの雙ヶ岡へ。嵐電の御室仁和寺駅を挟んで仁和寺とは反対側にある。駅から目の前に見える小山なので、何となくそちらの方へ道路を進んでいくとすぐに到着した。
「雙ヶ岡」見ただけでは絶対に読めなかったが、「ならびがおか」という読む。上から見ると2つの丘が連なってる形なので、「双ヶ丘」とも呼ばれるそうだ。撮影スポットというだけではなく、頂上付近には、古墳時代の群墓が残っている、立派な遺跡だ。奈良と京都はそこらじゅうのこんもりしたものは、もれなく遺跡な気がしてくる。
仁和寺の南大門、京都マラソンで「お坊さんがいっぱい応援してくれるところ」として必ずテレビに映る場所だが、この時は絶賛補修工事中。すっっぽりと覆われていた。と、思ったら表側だけで、裏側は見えていた。
仁和寺には何度か訪れているので、各堂の拝観は後回しにして、足早に境内北西角の御影堂(大師堂)へ。ここに、ミニ四国への道標がある。
小さな通用門から外に出て、閑静な住宅街の道を少し歩けばすぐにミニ四国の入口だった。
仁和寺ミニ四国の始まりは、文政10年(1827)。200年近い歴史がある。
ミニ四国といえば、私がこれまでに訪れたのはだいたい本尊の石仏が置いてある程度、少し立派なところで、大師像が一緒に置いてある、という造りだった。一方、こちらはさすがに仁和寺、予想を遥かに越えた立派な造りで一つ一つ立派なお堂が建っている。山を下から上までぐるっと回るルートなので、前半の登り坂はなかなか手応えがあった。
訪れた前年、前々年と台風や大雨の被害が甚大だったらしいのは、少し上に登っていくとすぐに見て取れた。特に周囲を木々に守られていなかったお堂数か所はほぼ全壊状態だった。
せっかく立派なコースなのにもったいないと思いながら、特別公開注の観音堂を拝観して、記念の三十帖冊子(弘法大師の直筆)手ぬぐいを購入して仁和寺を後にした。
偶然か否か、それからほどなく、仁和寺がこのミニ四国の認知度向上と再建に動き始めたニュースが次々と飛び込んできた。
毎月一回の特別ウォークイベント、「OMURO88プロジェクト 御室成就山88ヶ所整備事業計画」ー 7年かけてミニ四国と山そのものの大幅整備も開始された。その一部として、「御室のムスメ」なる88の美少女キャラも登場し、全国のオタクで遍路ファンを驚愕させた。
https://www.omuro88.net/
2024年、あれから5年たった今、仁和寺ミニ四国は私が撮ったこれらの写真とは全く違った姿になっているのだろうか。なっていて欲しいと思う。
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