記録ID: 7395999
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ハイキング
金剛山・岩湧山
秋冷の金剛山/妙見谷〜山頂〜行者杉〜天見駅
2024年10月20日(日) [日帰り]
大阪府
奈良県
和歌山県
- GPS
- --:--
- 距離
- 17.1km
- 登り
- 939m
- 下り
- 1,223m
コースタイム
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
河内長野駅前〜金剛登山口:南海バス 南海天見駅〜三国ヶ丘:南海電車、JRを乗り継いで自宅へ |
コース状況/ 危険箇所等 |
●妙見ノ滝手前までは、林道と踏み跡がある。妙見ノ滝付近は、大量の倒木に埋もれてしまっている。妙見ノ滝は、左岸に巻き道あり。妙見ノ滝から上流は、沢歩きとなる。標高720m辺りに、大きな滝が2つ連続する。 ●2017年の台風による上流部の大崩落によるものか、そこから上流は、大量の倒木、流木、大小の岩、小石や土砂が、あちこちに堆積し、あるいは、表土が洗い流されて、花崗岩が露出し、新たな滝が出現したりしている。 ●上流部の標高860m辺りから、倒木と土砂や小石が堆積した上に水が流れる、やや幅の広い、開放的な谷となる。頭上を蔽っていた樹林が、倒されて無くなり、青空が覗き明るい。 ●標高920mに、崩落した谷の跡が現れる。雨で表土が洗い流され、流れの中央は、花崗岩の露出する滑滝となっている。水の流れもこちらの方が多く、一見すると、こちらが本流と見まちがいそうだ。しかし、手前にトラロープが張られ、ここから先に行くなと無言の内に警告している。 ●このトラロープの右側に、ややか細いながら、水の流れる谷の入口が見える。実は、こちらが本流だ。これを、登っていけば、本来の詰めの谷から、山頂売店や転法輪寺に通ずる広場に出る。 ●妙見谷は、途中に土石流の跡らしきものや、上流部の、浮石の多いガレた谷を登らねばならない。大雨の降った翌日などは、崩落の危険があるので注意を要する。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
常備薬
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
ゲイター
軍手
|
---|
感想
ようやく秋らしい、冷んやりした冷気に蔽われた日曜日、私の金剛山への登山道は、もう、妙見谷しか考えられない。
誰一人歩かない静かな谷・・自然林に蔽われた谷の左岸・・標高850mから上は、谷の両岸が美しい自然林となる・・丸滝谷よりもスケールが大きく、広々とした伸びやかで大きな谷・・大阪側の谷の中では、おそらく一番だと思う。この谷の紅葉は、いったいどれだけの色で彩られるのか、見てみたい。
この日は、ダイトレの縦走大会が催されていた。私を次々と追い抜いていく登山者たち・・気持ちのいい秋の冷気を、もう少し感じていたくて、私も天見駅まで足を延ばした。西ノ行者でヘッドライトを装着。鉄塔巡視路の尾根を下り、危険な谷沿いの斜面をトラバースする道・・日没を迎え、真っ暗な山中を、ヘッドライトの明かりを頼りに、ひたすら歩いた。
島ノ谷の林道に下山したのが、夕方6:00、天見駅到着が6:50だった。
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コメント
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妙見谷ルートを登られるだけでも満腹になるというのに、その後に天見駅まで縦走とは相当あるかれましたね。
比良山系の定番ルートよりも距離は長く高低差は小さめのようですが比較していかがだったでしょうか。
毎年のように出場していたチャレンジ登山大会の金剛山からの後半戦はかなり厳しいものだった記憶しかありません。
近年ではバイパス道路工事の関係もあってか天見駅ゴールから紀見峠駅ゴールに変わってしまいましたので、天見駅へのルートがなつかしいです。
ただ、危険な谷沿いの斜面を歩いた記憶がないので大会とは異なるルートだったのかもしれません。
妙見谷ルートの紅葉がどんな様子なのか私も気になりまして、過去に登った記事を遡ってみましたが、10月や11月には登っていませんでした。
妙見谷は、キバラーさんが思われるほど、危険でワイルドな道ではありません。滝を巻く場面で、2〜3カ所、慎重に通過しなければならない場所がありますが、それも慣れれば平気になります。谷のほとんどがなだらかで、平坦なルートです。最後の詰めの谷を除けば、歩いていて息が切れるような急登もありません。美しい滝を眺め、頭上を蔽う美しい自然林を見上げながら、私は、のんびり、癒される気持ちで歩いています。ちょうど、キバラーさんが、草原のなだらかな高原を歩かれる時と、同じような気持ちで歩いていると思いますよ(笑)。
天見駅までのダイトレの尾根道は、久留野峠への下りと中葛城山への登り、千早峠への下りが一番しんどいと思います。千早峠から向こうは、なだらかなアップダウンの続く登山道ばかりで、道もよく整備された快適なルートです。ですから、千早峠まで来てしまえば、もう後は楽ちんだ・・と私は感じます。
この日のダイトレ縦走大会でも、ゴールは紀見峠駅のようでした。参加者のみなさんは、みな腕にテープを巻いておられました。
私が下山に使ったルートは、チャレンジ登山大会で歩いておられた「ブンタ谷道」の一つ手前の破線道で、「タイ谷道」といいます。山と高原地図にも載っています。始めはなだらかな尾根道ですが、尾根から谷に下る所で、とんでもない崖をつづら折れにトラバースする危険な道になっています。谷に着地してからも、谷から離れて、右手の尾根の斜面を延々とへつっていく、気の抜けない道です。人がほとんど歩かないのか、私が歩いた時、ヘッドライトに照らされて光る、分厚い蜘蛛の巣が、次々と行く手を遮り、ストックでなぎ払いながら下らなければなりませんでした。
妙見谷の紅葉・・金剛山は、比良よりも少し遅いかな・・と考え、11月中旬くらいに歩いて確かめたいと思っています。楽しみです(笑)。
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