後立山連峰 白馬岳・杓子岳・鑓ヶ岳・唐松岳 不帰キレット越え(自主山行)


コースタイム
20日:糸魚川5:28着、5:40発バス乗車7:20蓮華温泉7:45→11:00白馬大池→13:00小蓮華山→14:00三国境→14:53白馬山頂→15:30村営白馬岳頂上宿舎 (泊)
21日:村営白馬岳頂上宿5:30→杓子岳→7:10鑓ヶ岳→8:00天狗山荘→9:47不帰キレット→12:30唐松岳→13:00唐松岳頂上山荘(泊)
22日:唐松頂上山荘6:30→八方池→9:00第一ケルンリフト乗り場→リフト→リフト→ゴンドラ
過去天気図(気象庁) | 2010年08月の天気図 |
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写真
感想
天気に恵まれ、岩稜帯の縦走を楽しんできました。不安定な気圧配置でにわか雨や雷の注意報が連日出されていたが、運よく山行中は全くその心配は無用だった。お盆過ぎのこの時期でも雪渓がまだ残っていて、夏の花と秋の花の両方を見ることができてラッキーでした。登山道も小屋も人が少なく、快適でした。
【計画に関して】キレットを含め岩稜帯の縦走は、平衡感覚が要求される。不帰キレットをどちらから越えるかを検討したとき、「岩場は降りるより登る方が安全だ」という経験者の意見も参考にしてコースを選んだ。また白馬岳にどのコースから登るかを考えたが、急行「きたぐに」で行くと、糸魚川から蓮華温泉行きが夏山シーズンだけ5:40発があるので、蓮華温泉からのコースを採用した。
不帰の剣付近では5日ほど前に滑落死亡事故が起きている。その日は雨で単独行だったようだ。午後2時までに通過するようにとの忠告もあった。
【山行に関して】コースは、地図上では天狗の頭から唐松岳の間が破線になっていて、実際、天狗の大下りは傾斜もさることながら、ザラザラの滑りやすいジグザグ道が続き、脚も気持も随分疲れた。キレット越えの条件は、一にも二にも天気がよいこと。キレットは手掛かり足がかり鎖梯子があるので、思ったほど難しくはなかった。天候に恵まれたことと、道も宿も人が少なく快適な山行ができた。今回行動期間中、ずっと快晴で、360度の展望遠望が望めてラッキーだった。雪渓のおかげでまだ高山植物もたくさん見られ、初秋の花も咲き始めていて、写真撮映も楽しめた。
【山荘に関して】1泊目の村営白馬宿舎は、バイキング形式にしてから、残飯の量が1/50に減ったらしい。内容もよかった。常に空いているらしく、ゆったりと過ごせた。小屋前に雪渓があり水は豊富。一方、2泊目の唐松頂上山荘は水がなく、食器はすべて使い捨て、うがい用の水も買うように書いてあった。去年リニューアルして新しく気持ちよかった。水は、通過する天狗山荘も豊富にあったので、容器を満タンにした。(NI)
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