山行記録: みちのく潮風トレイル #4-4,1 鯨山

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歩くペース

速い

0.7～0.8

ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

過去天気図（気象庁）	2024年12月の天気図
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kentish plover

今回のセクションは、実は結構モヤモヤしながらになりました。

モヤモヤの原因はfacebookの「みちのく潮風トレイル」公式アカウントのこの投稿

https://www.facebook.com/share/p/14qmc8HC5nF/?mibextid=wwXIfr

要は狩猟中の標識が掲示されていたら、乳輪もとい入林を見合わせて下さい→その後コメントで「十分注意して」歩いて下さいという内容。
現地に行ってみて初めて分かるのだとするとロスが大き過ぎるので、なにか情報ないの？そもそもそんな危険なルート設定で、SNSの投稿だけの注意喚起で大丈夫なの？と返信コメントしたところ、最初のレスは好感持てる気遣いも感じられたものの、その後は法律まで持ち出してきて塩対応。お約束の、お役所的な庶民をコバカにしたような返答に思えてかなりイライラさせられたのです。多分知り得たことをお役所の都合（関係者へのお役人的忖度）で開示できないのでしょう。

そもそもの問題の発端は2018年11月20日に林野庁の職員が誤射で不幸にも生命を落とされた事件。

この事件の詳しい解説はこちら。
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/69885#

お役所としては当然に再発防止策を立てなければならないが、そもそも有効な仕組みを作るのは難しそう。そこで林野庁？が苦肉の策で考え出したのが、「入林届」「入林連絡票」や「注意喚起看板」「標識」等の対策だったのではないかと想像します。
しかし、恐らく猟師さん達にとっては、面倒なだけで実効性には疑問のある対策で、猟友会には賛同は得られていなかったのではないでしょうか？
実際、入林届は非常に広範囲で提出され、入林連絡票も11～3月の狩猟期間通期で提出されていて、実態の把握には殆ど役に立っていないように見受けられます。
きっとこんな問題でも、縦割りの役割分担で環境省と林野庁と自治体の管轄が異なって、お互いに領域侵犯にならないような忖度が必要で、おまけに利害関係ありながら必ずしも対策に賛同を得られていない団体（猟友会）も絡んでいるが、解を持たず、これらの関係者を束ねて調整する力もなく、こんな良い加減（失礼）な対策で猟師さんも迷惑、ハイカー等の市民も迷惑、お役所もあまり有効とは言えない対策のために仕事だけ増えるという負の連鎖に陥っているように見えます。

で、モヤモヤモヤモヤしながらえーいままよ！と現地に赴いたところ、狩猟中の標識は見あたりませんでした。代わりに潮風トレイルルートを示す真新しいテープが林道入り口付近に結構見受けられたので、環境省の職員さんがコソコソ見に来たのではないか（せめてもの誠意？）等と勘ぐったりしました。見に来たのだったら、様子位教えてくれれば良いのに！

猟師さんの実態は良く知らないのですが、林道から離れたところでは、あまり猟はしないのではないかとも考えました。というのも仕留めた獲物を運ぶのにあまり山深く入ったり、アップダウンが多いとコスパが悪過ぎる。その前提で考えれば、猟師もハイカー・登山者も、お互い気を付けるべきエリアは極限られるように思いますし、もっと有効な対策もありそうに思いながら歩いていました。

という感じで、歩き始める前から、歩いている最中もずっとモヤモヤしていたのですが、鯨山からの眺望はご褒美のように素晴らしいものでした！

2024/12/31 10:05