谷川岳西黒尾根諦め天神尾根。しかし埋まる、猛烈に反省


- GPS
- 05:31
- 距離
- 4.4km
- 登り
- 156m
- 下り
- 805m
コースタイム
- 山行
- 7:32
- 休憩
- 3:59
- 合計
- 11:31
天候 | 朝は晴れ、昼から崩れる、雪、吹雪く |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
奇跡の9連休と呼ばれる今年の正月休み、でも来年のカレンダー見たら、来年も9連休らしい。奇跡安売り多い売り出しだわ、って思いながら働いていたら、気が付いたら最終日。仕事納めも終わり、挨拶もそこそこに抜け出し、タイムカード押したら冬休みが始まった。
さぁ、どこ登ろう。雪山歩きたいな、どこ行こう。とりあえず準備だけはしてた。
今年は雪が深いらしい。ふかふかで雪崩も多そうだ。悩む。
結局、谷川岳にした。やはりなんだかんだ何度も歩いてる慣れた山だし、谷川岳のあのカッコいいトマからオキの真っ白な稜線を見たいと思った。
スタート5時前行けるなら西黒尾根もアリかな、帰りは天神尾根でロープウェイ最初に間に合えばいいや。
ロープウェイ往復も良いけど天神尾根の行列やだなぁ。って考えてた。
冬休み1日目土曜の28日は部屋の片付けや金魚の水槽の水換えや洗濯に掃除をして潰れた。夕方少し仮眠してたらものすごく嫌な夢を見た。毎回嫌な事がある時の朝に見る同じ夢だ。この夢を見た日は何もせず出掛けず何もやらず黙って過ごすのが経験上正解だ。けど、雪山のワクワクにそんなんすぐに忘れた。ジンクスなんかバージンスノーの雪面ガシガシ歩けばすべて解決だと思ってた。
ザックには、12爪アイゼン、スノーシュー(念の為テールプレート装着し浮力アップ仕様)、スノーバスケット付けたトレッキングポール、ピッケル、軽量スコップ(山ギアでは無いが山ギア同等に軽くて耐久性あるので埋まった避難小屋の扉開けるのに持って行こうと思った)、あとハーネスに7mmの補助ロープ20mを一本、懸垂下降でロープ足りない時に回収用に3mmの細引き20mと安全鐶付カラビナ、一応シュリンゲ2本、念の為ヌンチャク一本、予備のカラビナひとつ、フィフィ(鉤爪で引っ掛けて簡易的に確保に使える)、もし何かありビバークするなら、、、アルミシート一枚、テント用のグランドシート(フットプリント)は雪洞で床代わりにも屋根代わりにも使えそうだ、使い捨てカイロは多めに6個、ヘッドライト、ランタン、予備のランタン、電池、予備の電池、
モバイルバッテリー、予備のモバイルバッテリー、充電ケーブル、予備の充電ケーブル、
水はハイドレーションに1.5L、500mlのナルゲンボトルに500ml(これはビバーク時に湯を沸かして湯たんぽ替わりに)、1Lのナルゲンボトルに600ml(これは純粋に食事用と飲み水)、食いもんは羊羹とかパンはどうせ凍るから柿の種と練乳とクッキーを、あと座る時間があれば体温維持のためにカップヌードル、当然山専ボトルは予熱で湯を入れ保温力を高めてからぐつぐつ煮えた湯をたっぷり注ぐ。だがもし山専ボトルがぬるくなったら体温維持できないから念の為ガス缶とウインドマスターも、
ガスバーナーは冷気で缶が冷えて燃焼が弱まるから今回は使わなくなったネックウォーマーを缶のサイズに合わせ丸くして縫ってみた(これは濡れなければ缶冷えには多少効果ありそうだ)、ウインドマスターは着火装置付きだが強風だと心許ないから念の為バーナーのガスライターも。最悪転んで骨折れたりしたら木の枝を切って足固定する時用に赤いスイス製の五徳ナイフも。あと包帯に、痛み止め湿布薬、下痢止め、携帯トイレ、靴のソールがもし剥がれたら大変だからビニールテープも、汗かき過ぎたらヤバいから高吸水のタオル、雪目対策で眼鏡に被せるオーバーサングラス、オーバーサングラスが壊れた場合に眼鏡の上の縁にフックで挟んで使う折りたたみサングラスも、
グローブはテムレスの内起毛のウィンター、インナーは樹脂製だけどやたら耐久性の高くスマホ操作できるやつ、でも一応念のために予備のインナーとアウターのグローブもひと組み。
財布には札で一万円くらいと、硬貨で千円分くらいと、免許証のコピーをそれぞれ密閉できるビニール袋に入れて収めてある。
とにかくメインのモバイルバッテリーは防水仕様だから良いが、予備のバッテリーもケーブルも薬もパーツも、テープもすべてそれぞれ濡れない様に密閉できるビニール袋に入れてある。
今回は、有り得ないと思いつつも不測の事態に対応できる、考え得るだけのピッケル最低限の装備と、その予備をザックに詰め込んだ。
背負うと、重い、ちょい重なったが理由ある重さだ、頑張って背負おう。
事前に調べた天気予報では、
谷川岳。前日は降雪らしい、当日は午前中は晴れ、ただし昼過ぎから軽く雨が降りのちに小雪になるらしい。
西黒尾根を行くなら昼までに下山は無理だな、ロープウェイなら8:30始発ならギリ大丈夫かな。天神尾根なら多少の降雪でも大丈夫だな。とそんな風に考えていた。
出発の支度してたら、洗面所の吸盤のタオル掛けが落ちた。直して、台所で洗い物してたらスライサーを掛けてた吸盤のフックが落ちた。
やだなぁ思ったが、そんな偶然もたまにはあるわな、って出掛けた。
荷物を背負い階段を降りクルマに行くとドアが開かない、何故だ?
あ、車のキー忘れてるわ。
また荷物を背負ったままマンションの4階まで上がり部屋に入ると鍵が床に落ちてた。
全く忘れもんなんか珍しいな、と気を取り直し、再び階段を降りクルマに。
荷物を積み込み、エンジンをかけ、暖気。
カーナビに土合駅をセットしてスタート。
関越道は比較的空いて走りやすかった。
順調だった。
水上インターで降りて、白くなった291号を走る。
土合駅を越え、想像より多い雪に覆われたベースプラザに到着。
一階奥に停車する。少し仮眠して、4時半くらいから支度をしてると少し離れた横並びのクルマの方々も早朝スタートの雰囲気だ。
トイレに行くと従業員らしい方がいたので挨拶したら、今朝は上で表層雪崩が何箇所か起きたから十分気をつけてな、って。こういう情報は貴重だ。感謝。
トイレに寄った帰りに、隣なパーティーのリーダーらしき方に挨拶し、聞くとやはり西黒尾根を行くらしい。ワタシも西黒尾根ですけど、この雪の量とワタシの体力だとトマオキまではムリなので多分早々に途中撤退して引き返します、って伝えてクルマに。
できれば4人か5人パーティーらしいので余所者混ざるとやり難いだろうから、先に行くか、後からゆっくり行くか、悩んだが。先に準備が出来てしまったので先にスタートする事にした。
6時スタート。予定では5時だったが、のんびりし過ぎた。
谷川岳資料館までは除雪済み、その先から膝ラッセルが始まるが先行者がトレースを付けてくれているからありがたい。
しかし、雪質が柔らかい。踏み締めても固まる様子が無い。
しかし西黒尾根でスノーシューはNGな気がする、ワカンがあれば良かったが、今は無い。無いものに頼っても仕方ないから壺足で進む。アイゼン着けるにはまだ早い気がした。
とりあえず、冷えて鼻水が垂れてきたらいつも右のヒップベルトの物入れに財布とポケットティッシュとゴミ入れ用のビニール袋を入れてあるのでチャックを開けると、ティッシュはあるが、、、財布が無い。あれ?あ、そうか、休憩で寄ったサービスエリアで買い物するかもと取り出してダッシュボードに置いたままだった。
今日はやたら忘れ物が続く。普段では有り得ない程だ。まぁ、仕方ない、さぁ、行くか、戻るか、
悩む、財布が無いともし天神尾根でロープウェイ下る時にめんどくさい事になりそうだ。
その前に天神尾根まで行けるのか?
どうせ撤退前提なら現金要らないやん。だが、あるべき物が無いのが気にいらない。
今ならまだ登山口手前だ。戻れる。先に行けば何かあった時に忘れ物のせいにしてしまうのもイヤだ。
よし、戻ろう、クルマに戻って財布と他に忘れ物がないか再度チェックしよう。
そう決めて引き返す。
途中、先程のパーティーとすれ違う。あれ?って顔をされたので素直に財布クルマに忘れて帰りのロープウェイの現金無くて、って言ったら笑われてしまった。
さらにまた単独登山者とすれ違う、もう下山?って聞かれたから、いや、財布忘れてロープウェイ乗れない事に気がついて取りに戻ります、と、やはり笑われた。
まぁしかたない。自分でも笑うしかない。
クルマに戻り、ザックを降ろし財布を入れて。
さぁどうしようかと考えた。
足跡から推測するに先行者は2、3人、さらに4、5人のパーティー、後続にソロ。
現状多く見積もっても一桁。
先行者の先にトレースあるなら良いが、全行程フルラッセルだと確実にぶっ倒れるなぁ。そんな事考えながら暖かい車内でシート倒してたらウトウトしてしまった。
気がつくと8時前、やべぇ。今から西黒尾根は夏ならともかく今日はムリだ、やめよう。8:30のロープウェイに乗って天神尾根を歩き、主稜を眺めてお腹いっぱいになろう。
よし、行こう。
っていや、待てよ、天神尾根ならスコップ要らないか?置いていこう。天神尾根の行列踏み踏みのトレース追いかけてなら、スノーシューも要らないかな。置いていこう。
軽くなったザック背負い、6階チケット窓口に行くとすでにボーダー達が場所取りをしていた。
数えて15人目くらいか?まぁ始発確定ポジションだな。と思った。並んで8:30を待つが、いや8:30過ぎても窓口が開かない。
8:40不思議で窓口の係員に伺うと、メンテナンスで始発9:00になってます、との事。
ああ、そうだったのか、
早くから並んでたのに、全くついてないや。
仕方ない、もうあと20分だ、大人しく待とう。
周りを見回すと大多数はボーダーだが、少数だが登山者もいた、装備を観察するとスノーシュー背負ってる方が多く思える。
あれ?オレはスノーシューは役に立たない判定でクルマに置いてきたぞ、雪は深いし雪質も柔らかいが
今までの谷川岳天神尾根のイメージは長い長い行列に進まず、待って待って、登るから、自分が歩く時には踏み固められてアイゼンあれば問題なしのイメージだ。
あ、そうか、今回は始発だった。登り始めのグループになるから、踏み固められてるワケないじゃん。なるほど、夜中の降雪と柔らかい雪、先行者は、、、自分だった!
なるほど、ならスノーシューあった方が良いかも。
時計を見ると、まだ少し時間がある。
後ろに並ぶ若者に、忘れもんしたから列が進んだら抜いちゃってください、と伝え急ぎエレベーターで下る、ドアを開けザックにスノーシューをくくり付け、6階に戻ると、まだ列は動いてないままだ、若者を見ると手でどうぞ、って合図された、感謝してまた列に戻れた。
しかし長い、待つのは苦手だ。
1時間弱立ち続けてる、居心地が悪く間が持てない。
やがて9:00前、やっと列が動き出す。発券はスムーズですぐに順番となり往復券を買えた。
よし、行こう、スロープを歩きロープウェイ乗り場に。すでに何人か並んでるがほぼ始発で乗り込めた。座りたかったがスペースが無い、仕方ないから立つ。外を眺めると雪面に細かいクラックが見える、やっぱり冬の山は怖いと改めて思う。
天神尾根着。空が青い、晴れだ。良かった。駅を出て、広場でアイゼンを履く。
今シーズン初アイゼンだ、この感覚、楽しい。
まずはスキーエリア横のロープ沿いにトレースを登る。先行者グループは10人くらい、ツアーのパーティーもいるみたいだ、この人数ならさくさく進むかと思ったが意外にゆっくりだった。歩き、詰まる、止まる、待つ、間が空く、歩く、詰まる。繰り返しで逆に疲れる。
振り返ると良い眺めだ。気持ちいい。後ろはパラパラ程度。詰まってるのはだけらしい、とにかく行列は苦手だ、少し休んで間隔空けてから自分のペースで追うとしよう。
今までここを歩いた時の感覚だと、天神尾根のトレースは踏まれまくって歩きやすいってイメージだったけど、今回はトレースが深く、柔らかく、沈み、ただ歩きにくい。
こんな時はワカンがベストなんだろなぁ、と思いつつ歩く。
スノーシューも持ってきたがトレースが深く狭いと、ライトニングアッセントは浮力よりデカさが邪魔になり歩きにくい。まぁワタシの足がもう30cmくらい長けりゃ良いんだが、歩幅が短いから左右が踏み合っちゃう。
とりあえずアイゼンとトレッキングポールで歩く。尾根道は気持ちいい。
せっかくだからスノーシューも履いてみる。
やはり幅が合わない。やめときゃ良かった。
やがて避難小屋手前の穴熊沢の頭に着く。ここまではトレースがあったが、ここから先はトレース無いらしい。
先頭グループがラッセルしてくれている。ありがたい。
少しは手伝おうと思い、追いつき先頭グループに混ざり、後ろで楽させてもらってばかりで申し訳ないから長い距離はムリだけど少しだけ先頭やりますよ、って。
ただ、ここらから、想像よりもズボズボ埋まる。柔らかすぎる、今回はムリっぽいかも。列に並ぶが前の方を抜く事も出来ず、しばし待つが、どうやら先頭も先を進めるのは諦め始めてる様子だった。
時刻は12時、晴れだった空はいつの間にか暗くなってきてる、これは荒れるかも知れない、意外に早く天気崩れてしまってる、もうムリだなって引き返します事にする。
結局先頭ラッセルは口だけになった、申し訳ない。
軽装備のベトナムの青年が雪まみれになって無邪気に楽しそうで、後ろから見ててちょっと楽しかった。とりあえず撤退組に混ざり来たトレースを戻る。
撤退組は4、5人、早くもなく遅くもなく着実に進む。が、ワタシの左足の腿に違和感が。あ、ヤバい、攣り始めの前兆きた、最近たまに足がつる、攣ると治るまで時間がもったいないから攣る前にあらかじめ対処する事にする、グループに「ちょっと休んでいきますから、先に行っちゃってください」って伝え太ももマッサージをする。
ストレッチしつつマッサージしてたらなんとか治った。よし、いけそうだ。進もう。
しかし、寒い冷える、降雪もすごい、トレースが埋まる。途中東南アジアからの海外の旅行者グループに追いつく。まだ進む気らしい、いやいやムリでしょう。「この先、トレースない、進めない、ムリ、バックバック、バッドコンディション、駅に帰ろう、戻ろう」と伝えたがイマイチ通じてなかったようだ。とりあえず「戻って」と伝えグループと別れ先に進む。
しばらく行くとさらに数人の東南アジア系のグループが登ってくる。胸まで埋まり歩けていない。もがくように進んでいるから危なくて「この先トレースないから、危ないから戻ろ」と伝える。が、どうやら先程の同じグループがバラけたらしく、まずは合流したいようで先に行くと言う。十分に気をつけてと伝え別れる。
視界が悪くなってる。眼鏡のレンズとオーバーサングラスの間に雪が入り込んで凍り目を塞ぐ。
居場所をiPhoneで確認しようとしたがiPhoneの画面にも四隅に雪が凍りつきフロントカメラを塞いでしまったようで顔認証ができない、オーバーグローブだと反応しないのでインナーグローブになりパスコードを打つ、がどんどん降り積もる雪がパスコードを邪魔してでたらめな数字が入力されてしまい、なかなか正しいコードを打てない。
iPhoneは16Proなのでサイドのカメラコントロールでパスコードないで撮影は出来るから大変便利だった。
とりあえず、雪が降り積もる、風も強い、足場も柔らかく不安定だ、ここは場所が悪い、移動しようと思った。
半分塞がれた眼鏡で視界が悪いまま、夏の谷川岳の感覚で確かルートを思い出してた、この雰囲気なら、この尾根を進み、少し下れば夏道沿いのトラバースでロープウェイ駅に行けると思い、進んだ。
歩き出すが、歩きにくい。この時点ですでにトレースは埋まったのか、薄く浅くなってる。ピッケルで切り崩して膝で潰すが締まらない。膝が埋まる、足が抜けない、ピッケルが刺さらない。
嫌な感じだ。ストレス臭が噴き出す。
もがいて抜け出す、で埋まる。またもがく、目の前の雪な塊を潰して締めるが締まらない、
もがく、焦る。もがく、
こんな時はソロはヤバい。疲れたら終わる、止まったら終わる。だから止められない。
いつの間にかに方向が曲がったのか、トレースの無い雪面でもがいてた。間違えたのか?外れたのか?進むべきか?戻るべきか?いや、その前にここはどこだ!?ロープウェイ駅はどっちだ?
ヤバかった。かなりヤバい状況だった。
ただ、それでも正常化バイアスが働いてた「吹雪てるから仕方ない、こんだけ降ってるんだ、今降った分が追加トッピングで胸ラッセルさ。四時までにロープウェイ駅にたどり着きゃ何があろうと、どうなろうと構わない」って。
あり得ないと思ってた。自分を信じ切っていた。ただ、猛烈な違和感が襲う、まさか!?ロストした?この歩き慣れた天神尾根で?ありえない!!
まだ認めてなかった。
たぶん、視界不良で尾根道から右側に下ればロープウェイ駅に行くルートだった、そこは田尻尾根に下る分岐にもある。どうやら左に進み田尻尾根の方向、田尻沢の方に進んでしまったらしい。
僅か数m進むのに20分から30分かかってた。下り傾斜なら僅かに進み易く谷に下りたらダメだ、沢に向かったらダメだ!と分かっていたが、とにかく進みたかった。
1時間かけて進んだ距離は僅かだ、きっと数kmはソロで胸ラッセルしてた感覚で、疲れ切ってた、
全身で雪を押し除けるのは本当に体力を使い切る。
気がつくとかなり斜面を下ってしまっていた。今は斜面の途中で肩まで埋まってる。
尾根筋から下を見てトレースがある様に見えた「あそこに下りたらトレース踏めて駅に戻れる!」そう見てしまった。
ただトレースだと思ったのは表層雪崩でえぐれた跡だったかも知れない。ここは歩いたらダメな場所だ。
詰んだ。ヤバいと思った。
iPhoneは使えてなかった、相変わらず画面全体に雪が付着し凍りフロントカメラが塞がれロック解除できずにいた、
南無三!アーメン!開いてくれ!とにかく祈りながらiPhone触ると開いた、
そうか、Apple Watchがロック解除してくれたんだ、Apple Watchはバッテリー僅かだがまだ動く、良かった。これで正確な居場所が分かる!
急ぎヤマレコ開きGPSをチェックする。あ、やべぇ。まぢやべぇじゃんコレ。
絶望が来た。
僅かだが田尻尾根を下ってた。尾根から外れて沢に向かってるのを確認した。
今までは多分そうかも、いや違うかも、だったが、GPSがココよ、って現実を教えてくれた。
ものすごく冷静になった。まずは状況確認。
そうして見回すと再び愕然とした、今いるのは確かに斜面だ。それもヤバいくらいの斜度だ。
駅は尾根の向こう側だ、トラバースだけでは辿り着けない、登るのは必須だ。
落ち着け、考えろ、どうする、どうすればいい。
選択肢は、、、このまま下るか、登り返して尾根に戻るか、遠回りになるが斜面をトラバースするか、3択しかない。
しかし、下るのは雪崩のリスクが高過ぎた、下れば確かにいつか駐車場に着く、が、田尻尾根は急坂だ、夏に歩いた事があるがクソ腹立つくらい急だ、
前日までに3m積もり、今日さらに50cm以上降ってる、このふわふわの柔らかすぎる泡みたいな雪だ、そんなとこを下れば確実に雪崩に巻き込まれてしまう。今から田尻尾根を下るのはムリだ。
ならば登り返すか、が、登れない。ピッケルを両の腕で掴み雪を掻き砕き膝で体重をかけて踏む、押して踏む、踏むが踏ん張らない、固くならない。足を置いた刹那、ブザマに踏み抜けてしまい全く登り返せない、体力だけが尽きていく。諦めた。
残る一手はトラバースしかない、行けるか?ピッケルで潰すが叩くが全体重かけて足場を作るが、情けない踏み抜き埋まる、足が抜けない、顔まで埋まる、ムリだった。
恐怖は無い。全く怖くは無いが、この状況が何なのかは良く把握出来てた。考えに考えてもっと正しい最適解を探し出さねば。
なに振り構って居られない。まずは雪洞を彫ってた。ビバーク決定だ。今夜このまま吹雪いて冷えて斜面の雪が凍り固まり締まれば、もしかしたら深夜ならアイゼンの前爪刺さってここを登り返せるだろうか、
そうだ、それだ、きっと大丈夫、凍れて凍ってアイゼン刺されば絶対登る!
そう思いながら掘った。
人が膝を抱えてなんとか収まるくらいの横穴を掘った。座ってみたが頭が当たって尻が冷たく居心地が悪い。想像してたのとちがう。まぁ仕方ない。最低得点だがギリ及第点だ。うんうん、いける、夜中には帰れる。良かった。
い、いや、ちがう!
脳内で何かがフラッシュした、違う!ムリだ!夜中に表面が固まっても登り返すか体力あるのか?斜面で雪洞掘りで全身雪まみれだ、僅かだが手袋もハードシェルも靴も水がしみかけてきてる、この状態で今から12時間耐えられるわけない、
悟った。
ダメだ、やっぱり詰んでる。行動不能だ、救助要請しよう。自力下山は無理を確信した。
撤退し始めたのが12:00頃、
海外グループと別れたのが12:40頃、
その後分岐でミスってロストして胸ラッセルしてたのが13:00頃か?
約1時間かけてまだこんだけしか進めてないのか、悔しい。
13:50
もう1時間もがけば、最後の体力使えばもっともがけば、もしかしたらコース復帰を、もしかしたらリカバリできるか?
そんな事も考えたが、もうすでに2時だ。今から1時間経ったら3時、ロープウェイ最終は四時、この状況で時間内に戻れるのか?
全て想定通りにいく確証が、自信が全くなかった。ダメだ、やっぱりダメだ。諦めよう、もう認めよう。諦めた。自力下山は諦めた。
iPhoneを取り出し110かけた。
「遭難した」ではなく「今現在限りなく遭難状態であり、行動不能であり、雪洞でビバークするつもりだが、五体満足で戻れるか、あまり自信がない」と伝えた。
分かる範囲の状況を伝え、GPSの位置情報を伝え、「とにかく今いる場所から動かないでください」と念を押され、折り返しの着信を待つ様にと言われ電話は切れた。
どれくらい時間が経ったか分からないが、救助隊が来てくれるまで生きてなくてはならないから身体を温めるために雪洞を掘り続けた。立派な雪洞が掘れたなと自画自賛してたら着信があり、県警の山岳救助隊の方からだった。
まとめると、今から救助向かいます、悪天候なのでヘリは飛べません、ロープウェイに乗り天神平から徒歩で向かいます、GPS座標目指して向かいますから絶対動かないでください。ただ天候次第では救助は明日になるかも知れません、それは覚悟してください、明日迄耐えられる様に雪洞を掘り低体温にならない様に頑張って待っててください。と、電話を切れ、長い「待つ」が訪れた。
とにかく動かないと。冷えてきた、身体がブルブル震えて低体温の予兆がきた。
だが、食料と水はある、電波もある、iPhoneのバッテリーもまだ60%以上残ってる。大丈夫だ。動いて身体を温めれば大丈夫だ。
最悪を想定し、まさかと思いつつアルミ保温シートにテン泊でテントの下に敷くグランドシート(フットプリント)を持ってきてて良かった。
ザックから取り出して、それぞれ身体に巻き付ける。
百均の使い回しのペラペラのアルミシートは気休めだが無いよりマシだ。フットプリントは頭から被ると降り積もる雪を確実に弾き落として着雪を防いでくれた。しかもデカいから応用が効く、よかったこれは使える。
バラクラバで顔を覆うと確かに暖かいが眼鏡が曇り、それで無くても着雪で僅かしかない視界が曇ってゼロになってしまうので顔の凍傷は覚悟した。
とにかく雪洞を掘り続けた。待つしか無い。ワタシはこの吹雪の中では無力だ。
救助隊の方は、今からロープウェイ乗ると言われてたから、詰所からロープウェイまで20分、ロープウェイが方道15分、
天神平から田尻の分岐まで、夏ならゆっくり歩いても20分はかからないが今は雪山だ、装備装着やザックの重さを考えて1時間はかかるか、、、
すると何分だ、何分待てばいい?頭が回らない、計算できなくなってる、分からんがざっくり2時間、よし、2時間耐えよう、そう思うことにした、
とにかく2時間雪洞を掘り続けてよう、2時間経ったらきっと救助隊が近くに居てくれてるはずだからホイッスルを吹きまくろう。
恥ずかしいとか情けないとか後悔とか、微塵も無かった。
これで命が繋がった、それだけだった。
一緒懸命ピッケルで雪洞を掘った。掘り過ぎて天井が崩れて埋まるかもと思いながら、でも掘った。
立派な雪洞が掘れたが、よく考えたら扉がないから風を防げない事に気がついた。
静かな天気のビバークならこれで良いが今は吹き付ける吹雪だ。失敗したと思った。が、なら扉を作ろうと入り口辺りに雪をかき集めて扉と言うか壁と言うかいわゆる衝立を作る事にした、
やがて、まぁまぁいい感じに風除けが出来たが、今度は自分が入る隙間が無かった。塞ぎ過ぎた。寒さのせいか、極限なのか、許容範囲をこえたのか。思考と行動が間抜けだ。
壁を崩し、中に入るとやはりギンギンに冷たい風が容赦なく吹き込んでくる。今のうちに中に潜って穴を塞ぐかと思ったが、
もし想定より早く救助隊が来てくれたら、その時に雪洞の中に居たら絶対見つからないぞ!と思い、慌てて外に出る。
時間的にはあくまでもワタシの勝手な想定でのタイミングだが、そろそろなにかしらシグナルがあってもいい頃だろう。
今いる斜面から、天神平は尾根を登った向こう側だ、来るなら尾根上から声が届くはずだ、だから、尾根に向けてホイッスルを吹いた。ピー、ピー、ピー、ピッ、ピッ、ピッ、ピー、ピー、ピー。確かにSOSは短音3回、長音3回、短音3回をワンセットに、1分間隔で鳴らす様な記憶力があって、それが正解か分からないが、とにかく吹いて吹いて息が切れてゼェゼェ言うまでホイッスルを鳴らした。
悪魔が耳元で「無駄だよ、意味ないよ、この風だぜ、届かないよ」と囁いていたけど、吹いて鳴らした。
このホイッスルは長年愛用している、シュノーケルにハマってた頃に溺れた時に身元確認用に身につけ始めた。本体が二分割になっていて中に氏名住所連絡先や血液型など書いた紙が丸めて納めてある。
東日本大震災以降は、風呂と寝る時以外はほぼ常に首から下げてるお守りみたいなホイッスルだ。
こいつの音は必ず救助隊に届くはずだと信じてた。
その時着信があり、救助隊からで「近くまで来ている、だがまだ正確な場所が特定できない。ホイッスルを吹いてください。必ず助けます、もう少しです」と。涙が出でた。生きてて良かったと思った。生きれそうで良かったと思った。
やがて、遠くから、微かに「おーい」と呼ぶ声が聞こえた、幻聴か?まさか?ついに頭が悪くなったか?そうも思ったが、その声は確実に大きく強くはっきり聴こえている。
ワタシも精一杯のホイッスルを吹いて応える。息が尽き過呼吸になる寸前だったが、吹いた。
確かに確実に近くで「分かった、居たぞ」と聞こえた。雪が付着してボヤけた眼鏡を外し精一杯に目を凝らすと白いレースの様な吹雪の幕の向こうに微かにヘッドライトの灯りが見えた。灯りは上に下に横に激しく動きながら僅かづつ明るくなってる。
やがて救助隊の全身がハッキリと尾根の上に見え、強く逞しい声で「そこにいてください、今ロープを下ろして懸垂下降で下りていきます、もうすこしです」と。
人間はたまに無力で無知だと思う事があるが、この時は人間の力強さと勇敢さを全身で身に沁みた。
斜面を踏み締め固めながら救助隊の方が下りてきてくれて、安堵で崩れ落ちそうになったが耐えた。
雪洞は捨てた、穴があると知らずに誰かが歩いて踏み抜いて埋没するリスクあるから埋めたほうが良いかと思ったがこの雪ならすぐに埋まるだろうし、第一ここを歩く奴はまず居ないわな、って。
あれこれ出していた荷物はザックに押し込んだ、重たいザックだが救助隊が持ってくれることになった。身軽なら登れるからと。
なるほど、ワタシは3択で答えを考えたがザックを捨てて、体ひとつならこの斜面を這い上がれたかも知れない。そしたら救助隊の方々にもご迷惑かけずに自力下山できたかも知れない、そう思ったが今は遅い、
またもしこんな状況に巻き込まれたら、その時はザック捨てるのを選択肢のひとつにしよう。
この場所に来るまでの数kmの腰上から胸までのラッセルと、ペース配分無しの雪洞掘り、そして冷えからくる低体温寸前のこの身体は、救助隊が張ってくれたロープを掴んでも軽い空身でも、12爪アイゼン履いたこの足をキックステップ数度叩き置いても踏み抜き、登れない。絶望感あふれてくる。
上に待機してる救助隊がスノーシュー履いて下って往復して、さらに再び踏み締めて固くしてくれて、それを数度繰り返し。ロープを手に巻き付け全身の力を振り絞り、そして、やっと、やっと登れた。
再び尾根に出れた。救助隊の方々に無事合流出来てとにかく嬉しかった。
怪我はなかった、ゆひも動く、足も大丈夫だ、霜焼け程度だ。
改めて確認すると、
尾根から僅か数十m下の斜面で埋まってたらしい。この距離が上がれないならここから先ひとりで天神平の駅までなんてムリだったなと、そう思うと助けて貰ってよかった、ただただ良かったと思った。
アイゼンはムリだからスノーシューに履き替えてくれと言われ、アイゼンを外そうとするが末端を足先でまとめていたが、その紐が凍って解きたくても解けない。グローブを脱ぐか、いや、それはダメだ、指がなくなる、仕方ないピッケルのピックをねじ込み引っ掛け力技で解き、やっとアイゼンを外せた。
尾根の上は隊員の方があらかじめ踏み固めて平にしてくれてあったので助かった。雪まみれのスノーシューをピッケルでバンバン叩き雪を落として靴先をねじ込みバンドを留める。単純な作業が疲労でサクサクできない、これは情けなかった。
やっとスノーシューに履き替え、シュリンゲでアンザイレンして後ろから確保してもらい、先を急ぐ。
ただ、トレッキングポールはブラックダイヤモンドのレバーロックタイプでいいストックだが、レバーが凍りつき一本は伸ばせたが、もう一本は伸ばせず短いままだった。左右チグハグで使いにくい。
スクリュータイプは凍りついてヤバいと考えレバーロックを選んだが雪山では「凍る時は何でも凍る」とよく分かった。
空身でスノーシューは楽だ。救助隊に前後挟まれているおかげもあるが確実に歩ける。
ならば何故スノーシューを履かなかったのかと考えたが、柔らかすぎる深雪の新雪にずぶずぶに埋まりアイゼンを脱ぎスノーシューを履くスペースがなかったからだ。
履き替えたくてもその必要を感じた時には履き替えできる環境が全く無かった。
だからアイゼンで歩き通そうと思ったが、今こうしてスノーシューで歩いてる事から、さらにもっと早く状況判断してスノーシュー履き替えてれば事態は変わっていたかも知れない。状況に応じて素早く最適な装備を装着する。脱いだり履いたりめんどくさいが、これは今後の課題だ。
平坦なエリアは普通に歩けたが、登り斜面はやはりキツイ。
登りだからヒールリフトを上げて登るが斜面が急で食い付かないままズルズル下がってしまう、
バンバン叩き付けても噛まないですべる。後ろで見かねた救助隊の方が「斜度が合わないからヒールリフト畳んで靴の爪先から雪に蹴り込んで見てください!」と、やってみる、スノーシューはブラブラさせて、靴先のつま先の爪をキックステップで叩き込む、何度も叩き込む、すると、なるほど刺さる。
スノーシューは基本平坦なエリアを、ある程度の斜面はヒールリフトを、それ以外の斜面は脱いだほうが良いと考えていたが、こんな使い方も有るのだと知った。
いろいろ調べて実践してきたつもりだが、まだ無知だった。反省してさらに学習しよう。
最後の斜面を登り切るとロープウェイ駅からスキーコース沿いのスキーエリアを区切る長いロープが張ってある場所に出た。
「あ、ここか、やっとここまで戻れたんだ」と呟いてた。
あとは下るだけ。夏なら駆け下る場所だ。残雪期ならアイゼン外して半分滑りながら大股でリズミカルに走り下る場所だ。
今は体力も筋力も尽きかけてるからムリだ、ゆっくり進む、一歩一歩下るのがやっと。だけどそれでいい、ここで無理や無茶をすると山神さまが「お前だけは許さん、今ここで逝っておしまいッ!」とお仕置きしてくるかも知れない。それだけは避けたいから確実に一歩、また一歩を進む。
ロープウェイ駅が近づく、目の前だ。
扉の前に係員が待っていてくれてる。
何台ものロープウェイの車体が繋がって並んで止まってる。
時間は5時だ。
ロープウェイの営業は4時までだが、窓口や店を閉めた後の従業員の方を麓に降ろすために5時までは稼働しているとの事らしい、緊急事態で非常対応で下山が四時を過ぎて最終に乗り遅れても、しっかりとした理由があれば便乗させてくれるケースもあるらしい、これは知らなかった。
今までゆっくりし過ぎて「あー、こりゃ最終に間に合わないから田尻で下るか」と田尻尾根に向かい滑り転びケツを泥だらけにしてたが、最終後1時間以内に辿り着けるならワンチャン、駅に向かうのもありかも知れない。
ただ、思うにこれは確実に避けるべき手だ、そう思う。使っていいのは、子供連れや登山初心者でスリッピーな下りのケガのリスク高そうな同行者いる場合の特殊なケースだけだと思う。
往復キップは購入済みなので、駅舎入り口で急ぎスノーシューを脱ぎ抱え、急かされ連なる車体の一番前の車両に案内され、乗り込む。
ひと息付く間も無くロープウェイは動き出し、下る。
安堵だ。本当に助かった。
シートに座り、ワタシの為にこのマヌケなワタシの為に、あの悪天候で雪崩リスクのあるあの場所にきてくれた3名の隊員の方々の顔を初めて見れた。皆若い、立派な方々だ。感謝と謝罪しか出ない。
ワタシが雪に埋まらずに下山していれば、今頃待機所でのんびり年末を楽しまれていただろうに、済まなかった。感謝だ。
県警の山岳救助隊の方だから、もちろん取り調べがあった。ロープウェイの中で、遭難に至る経緯の取り調べを受け、正直に全て話した、昼から天候悪化で撤退したが降雪でトレース埋まり、視界不良で分岐を見落とし田尻沢に向かってしまった、斜面でコースロストに気付き登り返せず、トラバースもできず、ビバークしようと思ったが死ぬ気は無かったが凍傷で5体満足戻れるとも思えず、救助要請しましたと。
救助隊の方には納得して頂けたようで、ひと安心だった。
もし、装備不足、技量不足、知識不足のふざけた理由でヘルプして「なんだ、こんなヤツ助ける為に登ったんか」なんて思われたらワタシャ腹掻っ捌いて詫びるしかない。
ただ体力不足は感じた。いや、普通の同年代に比べたら体力脚力はあるつもりだ。
伊達や酔狂で、高尾山1日で全コース歩いてみようで28kmの登り下り2000m越え9時間越えの1~2泊が相当をやってるわけじゃない。
でも腰ラッセル、胸ラッセルを独りで数km時間制限ありで続けると、正直下山直後までは気が張っていたから真っ直ぐ歩けたが、クルマのシートに座り目を瞑るとぐったりと崩れ落ちそうだった。
駐車場で、今夜は車中泊して明日天神尾根を登るという登山者としばらく話してた、
誰かに雪の状態とこのマヌケなザマを伝えたかった。
とにかく柔らかく沈みハマるし、トレース避難小屋手前までしか無いから十分に気をつけてと。
もっと誰かと話したかったが、温泉で身体も温めたかった。時計を見たら温泉の終了が近い。早く行くとしよう。
最後の気力で谷川温泉湯テルメに向かい、湯に浸かったら、一気に気が抜け湯船で寝落ちしかけた、
ワタシにしては普段の倍くらい長く湯にいて、身体を温め、とにかく帰途についた。途中長く休憩したせいもあり帰宅は夜中過ぎだったが、自宅に戻れて可愛い金魚がパチャパチャ跳ねて挨拶してくれるのを見て良かったと改めて思った。
無事に帰宅できてよかった。救助隊の方々、ロープウェイの関係者、たくさんの皆さまにご迷惑をかけました。
山に登るのは無事に下山するためです。初心忘れるべからず。
安全で楽しく有意義な山行目指します。
※長文申し訳ないです、誤字脱字変換ミス多々あります、いずれ読み返して修正します。
※GPSログは朝に忘れ物でクルマに戻った時に止めてしまいまともに取れて無いです。
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