焼山(途中まで)

過去天気図(気象庁) | 2024年12月の天気図 |
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写真
感想
ここ数年、年末年始に焼山の北面台地に入ることが多い。雪の少ない年でも林道で標高を上げればそれなりに楽しめるのではないかという思惑だが、台地のヤブが十分に埋まらずヤブ山北面台地であることもしばしば。今季はだいぶ降っているのでいい具合ではないだろうかと。
笹倉温泉を4時出発予定で支度していると、2名パーティーも準備中。どこかで見覚えのある方だと思ったら、以前に山でお会いしているDさんでした。火打へ向かうというお二方と共にトレースを伸ばす。山で行きあった人とラッセル交代しながら進むという経験があまりなく、普段も一人で山に入ることが多いので、強い方たちと歩くことや各々のルート取りの考えを見聞きするのが新鮮で楽しい。いろいろ話を聞かせてくれつつも、先頭でも足を止めずに進むDさん達はさすがの強さ。だいぶおんぶに抱っこになりました、このラッセル泥棒め!(笑)
台地末端に上がってからはそれぞれの目指す方面へ。台地上のヤブも出てはいるが登りも下りも支障なし。やはりこの時期としては雪は多い。気温はマイナス5度前後だろうが日が当たらないと寒く感じてしまう。ここ数年で体の代謝が落ちたのか寒いのを寒いと感じるようになってきてしまった。特に指先の温まらなさが顕著で痛みすら感じて困る。ゴアの上着や厚手の手袋を付けないと寒いなんてことはなかったものだが。その辺のこれまでと現在のギャップが掴みきれず、装備の着脱のタイミングもまごついて何度もザックを下ろしてしまう。
登るほどに風は強まり、焼山の裏側からは結構な強風が吹いているようで雪煙が激しい。いつもは2000m付近の大岩までは行くが、今回はその手前で終了に。硬めで凹凸の顕著な雪をゆっくり下り、傾斜が緩んでなめらかになってからは快適に滑り降りる。火打のルンゼにお二人の姿が見えないかなとしばらくカメラを向けて伺ってみたり。アマナ平先の登り返しもシール無しでもあまり労力を要さずにすみ、その先も雪は腐ることなく気持ちよく下山。
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