奥入瀬渓流 アイスクライミング シャンデリアエリア


- GPS
- --:--
- 距離
- 181m
- 登り
- 54m
- 下り
- 53m
天候 | 草野マサムネ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
桜井和寿 |
その他周辺情報 | 稲葉浩志 |
写真
感想
昨日は奥入瀬渓流の左岸の通称「グリーンミレット」をソロ登攀したが、氷の状態が悪かった。
なので、今回は奥入瀬渓流の右岸の氷柱群を登攀した。記録がなかったので、シャンデリアエリアと名前をつけてやる。
道路のすぐ側なので、観光客の目につきやすいのが難点。
幸い、観光客とのトラブルはなく終えることができた
陽が当たらないためか、氷の状態は昨日のそれよりもはるかに良いもの。
1本目に引いたラインは微妙だったが、2本目に引いたラインは凸部やチムニー状、雪のクーロワールやベルグラなどアルパインチックで変化に富んでいた。最高至高の登攀。
スケール感も程よい。
リードしながら、プロテクションとなるアイススクリューもバシバシキメることできた。
相棒も頑張っていた。来てくれてありがとう。
ただ、懸垂下降のセットが自力でできなかったのは、いただけなかったよ。
最終的に上流側のクーロワールから私が歩いて壁上まで行き、手助けして事なきを得た。
やはり、「カタチ」は学んでいても、「ノウハウ」にあたる実践経験の少なさは致命的であることが、如実に現れていた。
今回は懸垂下降についてだったが、
懸垂下降のセットも普段の練習場所(我々なら座頭石)から、
本番の山にある沢や岩や氷に飛び出せば(謂わゆる本チャン)、
その方法や条件は千差万別であり、
同じところは1つとしてない。
だからこそ、
上級者に本番でも何回もみてもらい、
指導をもらうことが必要なのだ。
連れて行ってもらっているだけでは、何回山行をこなしても「ノウハウ」「実践経験」は全く身につかないと言っても過言ではない。
積極的に自立したクライミングを学ぼうとする人、
いつまで経っても自分の力量も知らずに、漫然と連れて行ってもらっている人、
そこには天と地と程の差があるのではなかろうか。
私は、高校山岳部時代から自立したクライマーを目指してトレーニングし、それ以外は「ロック&スノー」や「山と渓谷」などの雑誌、『青春を山に賭けて』や『ザイルを結ぶとき』などのエッセイを読み漁ったものだ。
2年前の八ヶ岳以来のアイスクライミングだった。八ヶ岳のように全面が厚い氷に覆われておらず、変化に富んだルートであることが追良瀬の特徴である。早めの時期であることもあり、上部は雪まじりや薄氷で、アックスが決まらない。しっかりと確かめながら登る必要があるだろう。
撤収時、トップロープのスリングを回収と懸垂下降のセットに、随分と時間がかかってしまい、結局、助けられてしまった。次回は、テキパキと降りたい。
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