峰の松目沢アイスクライミング



- GPS
- 09:54
- 距離
- 11.0km
- 登り
- 980m
- 下り
- 981m
コースタイム
天候 | 曇り後晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2025年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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コース状況/ 危険箇所等 |
アプローチは林道終点より4つ目右岸に渡る橋の先。沢上部は降雪直後は吹き溜まりになる。午後はスノーボールも発生。雪崩にも注意したい。 懸垂支点は随所にあるが残置捨て縄は劣化しているものもあり、判断が必要だ。一箇所捨て縄を追加して懸垂支点にした。上部支点が取りづらいところはロープを連結して2つの滝を一度に下降した。 |
写真
装備
共同装備 |
登攀用に50mロープ。懸垂用にもう一本ロープを持つ。
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感想
●峰の松目沢アイス
寒波襲来で降雪した後でトレースも消えかけていて、分岐を過ぎて赤岳鉱泉近くまで登ってしまう。
※ログ参照。
上部に詰めるほど沢は両岸から雪が流れこんで踏み跡のない美しい景色が広がっていった。
F1をフリーで越え、F2からロープを出す。小滝を越え、快適に標高を上げていく。F7が氷柱状になっていて難しそうだったので、二股を右から回り込んでトラバースしようと進むがここが吹きだまりで腰まで潜って激しいラッセルとなった。傾斜もあって雪を手で掻き分け、膝頭で固めて乗り込もうとするが足元まで崩れていく。なかなか前に進まない。もがいてなんとか上に上がるも左へのトラバースは厳しそうで、諦めてクライムダウンした。
退却か?と思われたが、F8まで辿りつきたい!F7の弱点を探り、左から再チャレンジした。短いがバーチカル。背中を岩に押しつけ、遠くにアックスを打ち込み突破。最後は深い雪をラッセルしてF8へ。Blue Iceの美しい氷瀑だった。登りたい気持ちもあったが退却時間になったので引き返すことにした。
朝方は山に雲がついていたが、青空が広がる。午後は風が強くなる予報だったが、穏やかな天気に恵まれた。振り返ると赤岳と阿弥陀岳が沢を挟んで圧倒的な姿で聳えていた。我々2人以外誰もいない。清々しい。
立木に支点を取り懸垂を繰り返す。支点がとれないところは2本のロープを結び一度に小滝を2つ越えていく。F1を下り、取り付きに戻る。気がつくと登攀中は何も食べずに行動していた。ギアを整理しながらランチ休憩。
ルートアイスも夏の沢登りと同じで何処を登るかは自由だ。ルートファインディングして、氷の弱点を探りながら進むのは楽しい。先週は水が出ていたようだが、今回は氷結状態はよかった。オールトップでリードし、とてもよい経験となった。いつか稜線まで詰め上げてみたい。
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