【京都北山】まぼろしの「八丁平スキー場」を滑る

2025年02月09日(日) [日帰り]

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• 距離: 9.4km
• 登り: 647m
• 下り: 651m

天候

雪のち曇り（ときどき晴れ間）

アクセス

利用交通機関：

自家用車

写真

かつてスキー場があったとされる位置（赤丸）
現在は無木立の笹原となっている
（近年，その一部に滋賀県が植生回復のためシカ防止柵を設置し，そこだけ灌木が生えてきている）

鯖街道の古道，オグロ坂のつづら折れをスキーで登り…

雪のオグロ坂峠へ（お地蔵さんは雪の下でした）

これがスキー場跡の全景

その中でも最長・最大傾斜のこの斜面を滑ります

まっさらな新雪斜面を汚さないように，林の縁をシール登高し，斜面の上部まで来た。ここでシールオフ。
やべ，日が照ってきた，雪が腐る前に早よ滑らな！

短い斜面ですが，なんとか10ターン分くらい滑れました（シュプール見えます？）
緩傾斜なのでパウダー状態ではちょい物足りない　当時は残雪期の春スキーを想定していたのかもしれません

令和によみがえりし八丁平スキー場
当スキー場にはリフトはございません。自力でお登りください。

余った時間で八丁平をおさんぽ

感想

hillwanderer

　近畿では貴重な高層湿原であり，京都北山の代表的ハイキングコースとして親しまれている八丁平に，かつて，スキー場が存在していたことはご存じでしょうか。このスキー場については記録が少なく，尾越村の村民が戦前に開設していたらしい，ということ以外はよく分からない。この幻のスキー場跡に，ウン十年ぶりのスキー客としてシュプールを刻んでみたい。ただそれだけの山行。
　
　おそらく戦前の当時はもちろんリフトなんてなかっただろうし，自分の足で登って滑ったのでしょう。
　しかし，気になるのが，アクセスはどうしたのかということ。たぶん尾越からフノ坂経由だと思うのですが，けっこう距離がある。みんな歩いたんだろうか…
　当時は登山とスキーがまだ未分化で，現在とは感覚が違っていたのかもしれません。