山頂で迷い犬を保護−鳥坂山


- GPS
- --:--
- 距離
- 5.3km
- 登り
- 410m
- 下り
- 426m
コースタイム
【登り=2時間10分/昼食・迷子犬保護=2時間/下り=1時間15分】
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
宮ノ入登山口の近くで、一人の女性に声を掛けられました。昨日、麓の公園で飼い犬をリードを外して、遊ばせていたら、どこかに行ってしまって、捜しているとのことでした。犬種はラブラドールレトリバーで、まだ1,2歳と若いオスだそうです。かなり心配そうでしたので、もし見つけたら連絡しますと言って、別れました。
登山口から白鳥城跡までには、様々な色や形をしたキノコが沢山出ていました。そして、迷い犬がいないかどうかも注意しながら、最後の急登を経て、鳥坂山山頂にたどり着きました。すると、ベンチの下に、犬が一匹伏せているではありませんか。麓で女性が捜していた、ラブラドールに間違いありません。名前は後から聞いたところでは、ゲンキ君というそうです。最初は、ゲンキ君、警戒していましたが、皿に水を入れて、さらにお握りを見せたら、喉が渇いて、お腹も減っていたのでしょう。こちらに寄って来て、水を飲み、お握りを貪るように食べました。その後は、もともと人懐こいのか、こちらに飛びついて来て、なかなか離れようとしません。
直ぐに、飼い主の方に連絡を取り、迎えに来てもらうことにしました。ただ、その間またどこかに行ってしまわないように、手持ちの紐で、ストックと首輪を結んで過ごしました。ゲンキ君は体も大きく、私と妻に交互に何度も抱きついて来るので、可愛いのですが、けっこうお守りが大変でした。
待つこと2時間、飼い主のお父さんと娘さんが、息せき来って、登ってきました。娘さんは、嬉しさの余り涙を流していました。お父さんは、公園でリードを離してしまった責任もあってか、真からほっとした感じでした。私達も数年前まで犬を飼っていたので、ご家族の気持は痛いほどわかり、見つかる手助けとなってよかったと思いました。それにしても、ゲンキ君、麓の公園からどういう気持ちで山頂まで登って来たのか、そしてどこで一夜を過ごしたのか、言葉が話せたら訊いてみたい気がしました。
なんとも忘れがたい山登りとなりました。
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