歴史ウォーキング（JR櫟本駅から和邇氏ゆかりの地を巡る）

2025年03月08日(土) [日帰り]

• GPS: 03:46
• 距離: 6.4km
• 登り: 56m
• 下り: 56m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:29
• 休憩: 1:21
• 合計: 3:50

8:47 スタート地点
8:47 8:50 櫟本駅
8:57 9:03 櫟本分署跡参考館
9:06 9:23 在原神社
9:46 9:50 柿本寺跡
9:54 10:13 和邇下神社
10:20 10:35 赤土山古墳
10:44 10:48 東大寺山古墳
11:19 11:21 和邇坐赤坂彦神社
11:30 11:33 和邇の坂下伝承地
12:01 12:03 長林寺
12:05 12:06 楢神社
12:17 12:20 長寺遺跡
12:21 12:23 高良神社
12:36 櫟本駅
12:37 ゴール地点

天候

くもり

アクセス

利用交通機関：

電車

JR櫟本駅（いちのもとえき）から周回。

写真

3/8 8:49

JR櫟本（いちのもと）駅に集合し、9：00から巡ります。

3/8 9:03

上街道沿いに建つ、警察署櫟本分署として使用された跡に来ました。

3/8 8:58

建てられた、前の年に奈良は大阪府に編入されていたので大阪府奈良となっています。

3/8 8:59

ここに天理教教祖であった中山みきが天皇制軍国主義教育に反対したため、明治19年の89歳の時に、三日取り調べの後、12日間勾留され、その1年後に死去されたそうです。

3/8 9:01

同じく取り調べを受けた二名は、この組牢に10日間勾留されたそうです。

3/8 9:07

在原（ありはら）神社に来ました。表側は在原寺となっていますが、裏側は在原神社と彫られています。

3/8 9:09

在原神社本殿。
「伊勢物語」の作者ともモデルともいわれる在原業平とその父・阿保親王が祀られています。

3/8 9:11

業平竹（なりひらだけ）
牧野富太郎によって、平安時代の美男歌人在原業平のように容姿端麗で美しいということで命名された。

3/8 9:12

説明板。
今年は在原業平の生誕1200年に当たるそうです。

3/8 9:22

歌人の在原業平の歌

3/8 9:22

歌・謡曲に出てくる井戸。

3/8 9:22

謡曲「井筒」などの説明板

3/8 9:29

馬つなぎの遺構。
上街道と高瀬街道の交差した場所で、古くから市場が開かれていた所で、左側に「馬つなぎ」、右側少し低いのが「牛つなぎ」でした。

3/8 9:47

柿本寺（しほん）跡に来ました。
和爾氏との関係が深い柿本氏の氏寺だったそうです。

3/8 9:47

柿本人麻呂像。

3/8 9:50

柿本人麻呂の遺骨を葬った跡と伝えられる歌塚。

3/8 9:54

和邇（わに）下古墳に来ました。
竜田古道と上ツ道の交わる地に鎮座し、和邇氏同族の柿本氏を祀る神社

3/8 10:04

東大寺古墳群の一つ和邇下古墳の後円部の上に、神社があります。

3/8 10:12

拝殿にお参りします。

3/8 10:10

拝殿の奥に、重要文化財の本殿が少し見えています。
（桃山時代の建築で国の重要文化財です）

3/8 10:21

櫟本町に所在する東大寺古墳群の一つ赤土山古墳に来ました。全長106mの前方後円墳で和邇氏の有力者の墓と伝えられる。

3/8 10:29

前方後円部の先端に造り出しを築いているのが特徴で、葺石や家形埴輪などが復元展示されている。

3/8 10:27

埴輪の復元展示

3/8 10:31

古墳から見える
左から金剛山、大和葛城山、二上山。

3/8 10:44

中央奥の竹藪あたりが、東大寺山古墳。
4世紀後半の古墳時代後半で、地域で最も古く、全長140mと最も大きな古墳で、和邇氏の有力者の墓と考えられています。多数の武器・武具・石製品・玉類などの副葬品が出土し、大部分は国宝に指定されています。

3/8 10:47

出土した内の一つ「金錯銘花形飾環頭大刀」（きんさくめいはながたかざりかんとうたち）は、中国で作られ日本最古の紀年銘を持つ。

3/8 10:55

鬼子母（きしも）神社に到着。
鬼子母神という女神で500人という子だくさんの中国の神が祀られています。愛する子供たちを育てるため人間の子供を食べていましたが、お釈迦様に、命の重要さを諭されて改心し、以後は子供の守り神となったそうです。

3/8 10:52

ねぶたに描かれた鬼子母神とお釈迦様の絵。

3/8 11:20

和邇坐赤坂比古（わにいますあかさかひこ）神社に到着。
和邇氏はこの辺りを本貫とし、北は春日山西麓一帯にかけ居住していました。

3/8 11:21

祭神は阿田賀田須命（あだかたすみもみこと）、市杵島姫命（いちきしまひめのみこと）で、主祭神阿田賀田須命と赤坂比古は同一です。赤坂比古は和邇氏の祖神と言われています。

3/8 11:29

和珥坂本（わにのさかもと）伝承地に向かいます。

3/8 11:55

梅が見頃です。

3/8 12:01

長林寺に到着。
上ツ道沿いにあり、奈良時代前期に建てられた長寺（廃寺）の一堂であった。

3/8 12:05

楢神社に到着。

3/8 12:05

楢神社本殿。
祭神は伊佐芹彦（いさせりひこ）は孝霊天皇の皇子で、鬼子母神を本地とすることから、子供の守護神として、また、子授けの神として崇敬されています。

3/8 12:17

長寺遺跡に到着。
奈良時代前期に建てられた寺院跡です。弥生時代中期の大型の井戸から女性の上半身の人骨が出土し、その姿が復元されています。

3/8 12:21

高良神社に到着。

3/8 12:21

長寺という寺院があったとされ、その鎮守社であったようです。御祭神は蘇我氏の祖・武内宿禰です。

撮影機器：

Canon PowerShot SX740 HS Canon

iPhone SE (2nd generation) Apple

感想

norisatoken

　大和歴史研究会の「歴史ウォーキング倶楽部」が開催する「2025年　大和の古代有力氏族の地を巡る」6回シリーズの第二回目に参加しました。

　今回は、JR櫟本駅（いちのもとえき）から和邇氏ゆかりの地を巡りました。参加者は35人程で2班に分かれ、先発のグループで廻りました。
　
　良い天気に恵まれ、梅の花も咲き初めたし、初めて訪れるところばかりだったし、丁寧に解説して頂いて、楽しく歴史ウォーキングができました。ありがとうございました。