記録ID: 7890291
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アルパインクライミング
槍・穂高・乗鞍
錫杖岳 前衛壁1ルンゼ
2025年03月08日(土) [日帰り]
岐阜県
dokushogirai
その他1人 - GPS
- --:--
- 距離
- 4.1km
- 登り
- 1,040m
- 下り
- 531m
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標高グラフを拡大| 天候 | 曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年03月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
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撮影機器：
感想
1p目はベルグラの薄く張ったミックスのルンゼを登る。アイゼンやアックスで叩くとベルグラがどんどん剥がれ落ちてしまうので、草付きの詰まったクラックにアックスをかけつつ登っていく。2p目の出だしは傾斜の緩い氷雪壁だが、スカスカの雪氷なので中間支点の取れる場所が限られる。徐々に傾斜が強くなり、二俣から壁の右側沿いをしばらく左上したところに懸垂下降用の残置支点があるので、ここでピッチを切る。3p目は部分的に雪氷の混じった氷瀑が続く。��+程度で決して難しくはないが、氷質が一様でないために気が抜けず精神的なプレッシャーが高い。ここも残置支点でピッチを切る。このすぐ上には、どう見てもV+はあるようなヴァーティカルの氷柱が控えており、精神的・肉体的疲労でもはやこれをリードで登れそうにない。やむを得ず氷柱基部でピッチを切ったので、4p目はわずか5mしか進むことができなかった。リードを交代して、5p目に核心部の氷柱、最上部の笠氷、雪壁を突破して灌木の生えたテラスに出る。ここから上は氷瀑が途絶えてなだらかな雪面が続くだけなので、このテラスで登攀終了とした。他パーティの過去の記録でも、ここで登攀を終えているようだ。
テラスからは懸垂下降計4回で取り付きへ戻ることができた。
今回2p目、4p目をリードで登ったが、トポの4p目にあたる氷柱は1p目のミックス壁と同等かそれ以上に厳しく、フォローでしか登ることができなかったと思う。強いパートナーのおかげで冬の1ルンゼを登攀できたことに感謝。
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