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Yamareco

記録ID: 78914
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ハイキング
奥多摩・高尾

撤退、敗退、なんとかしたい。(一ノ瀬川黒エンジュ沢)

2010年09月18日(土) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
6.1km
登り
401m
下り
400m

コースタイム

実測:
08:07作場平-(支沢の探索)-09:02一之瀬川入渓点-09:42巡視道交差点/休09:52-10:38二俣(ミズヒ沢/黒エンジュ沢)-11:32巡視道交差点-12:15一之瀬川入渓点-12:27作場平
実km不明/4時間20分
天候 曇り時々晴れ
過去天気図(気象庁) 2010年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
勝沼ICから日川をわたり、柏尾の交差点を左折しばらく行くと右手にフルーツラインが出てくるので右折し進む。勝沼ぶどう郷駅を越え、赤尾の交差点で右折R411大菩薩ラインを進む。柳沢峠を越え、柳沢川に架かる橋の手前に左手に養魚場の看板のある細い林道が続いているので左折。
(この犬切峠からの林道はほぼ1車線なので、一本先の三ノ瀬からの道を使うほうが楽でした)

駐車場は約10台+5台程度。
バイオトイレあり、水もあるが飲めないとの表記。
コース状況/
危険箇所等
・このところの雨の影響か想定よりも水量がありました。底は砂地が多く、深く沈む部分もあるので、慎重に。

・笹薮の影響は少なく、巻き道もはっきりしているので通行に支障はないと思います。

林道は舗装されていますが、狭いので注意が必要です。
2010年09月18日 06:11撮影 by  PENTAX Optio W30, PENTAX Corporation
9/18 6:11
林道は舗装されていますが、狭いので注意が必要です。
すでに先客が。
2010年09月18日 06:19撮影 by  PENTAX Optio W30, PENTAX Corporation
9/18 6:19
すでに先客が。
案内図には詳しい沢名が。
2010年09月18日 08:09撮影 by  PENTAX Optio W30, PENTAX Corporation
9/18 8:09
案内図には詳しい沢名が。
最初の沢に架かる橋です。帰り道に通れるかを念のため確認します。
2010年09月18日 08:15撮影 by  PENTAX Optio W30, PENTAX Corporation
9/18 8:15
最初の沢に架かる橋です。帰り道に通れるかを念のため確認します。
幅1mほどの狭い沢です。
2010年09月18日 08:19撮影 by  PENTAX Optio W30, PENTAX Corporation
9/18 8:19
幅1mほどの狭い沢です。
クモの巣がいっぱいです。。
2010年09月18日 08:24撮影 by  PENTAX Optio W30, PENTAX Corporation
9/18 8:24
クモの巣がいっぱいです。。
そしてお約束の笹薮。
2010年09月18日 08:27撮影 by  PENTAX Optio W30, PENTAX Corporation
9/18 8:27
そしてお約束の笹薮。
うーん、これはだめそうです。転進します。
2010年09月18日 08:31撮影 by  PENTAX Optio W30, PENTAX Corporation
9/18 8:31
うーん、これはだめそうです。転進します。
こちらが一之瀬川本流にかかる橋です。ベンチもあります。
2010年09月18日 09:03撮影 by  PENTAX Optio W30, PENTAX Corporation
9/18 9:03
こちらが一之瀬川本流にかかる橋です。ベンチもあります。
幅は2mほどですが水量があります!
2010年09月18日 09:05撮影 by  PENTAX Optio W30, PENTAX Corporation
9/18 9:05
幅は2mほどですが水量があります!
緩やかな流れです。
2010年09月18日 09:12撮影 by  PENTAX Optio W30, PENTAX Corporation
9/18 9:12
緩やかな流れです。
しかし、ちょっとした段差には腰までの釜が。
2010年09月18日 09:15撮影 by  PENTAX Optio W30, PENTAX Corporation
9/18 9:15
しかし、ちょっとした段差には腰までの釜が。
ごほうびのミニナメ。
2010年09月18日 09:19撮影 by  PENTAX Optio W30, PENTAX Corporation
9/18 9:19
ごほうびのミニナメ。
磨かれた石。鉄分が含まれているのでしょうか。
2010年09月18日 09:22撮影 by  PENTAX Optio W30, PENTAX Corporation
9/18 9:22
磨かれた石。鉄分が含まれているのでしょうか。
時には急な流れも。
2010年09月18日 09:27撮影 by  PENTAX Optio W30, PENTAX Corporation
9/18 9:27
時には急な流れも。
広いナメが見えてきました。
2010年09月18日 09:33撮影 by  PENTAX Optio W30, PENTAX Corporation
9/18 9:33
広いナメが見えてきました。
実際は結構ゴロゴロ石があったり砂地だったりします。
2010年09月18日 09:34撮影 by  PENTAX Optio W30, PENTAX Corporation
9/18 9:34
実際は結構ゴロゴロ石があったり砂地だったりします。
砂壁の下を通ります。
2010年09月18日 09:37撮影 by  PENTAX Optio W30, PENTAX Corporation
9/18 9:37
砂壁の下を通ります。
水源巡視道との交差点です。
2010年09月18日 09:41撮影 by  PENTAX Optio W30, PENTAX Corporation
9/18 9:41
水源巡視道との交差点です。
ここまでは、順調だったのですが。。。
2010年09月18日 10:56撮影 by  PENTAX Optio W30, PENTAX Corporation
9/18 10:56
ここまでは、順調だったのですが。。。
農園の花にも癒しを求めてしまいます。
2010年09月18日 12:34撮影 by  PENTAX Optio W30, PENTAX Corporation
9/18 12:34
農園の花にも癒しを求めてしまいます。
遠く塩山が見えます。
2010年09月18日 12:34撮影 by  PENTAX Optio W30, PENTAX Corporation
9/18 12:34
遠く塩山が見えます。
まだ少し夏の雲です。
2010年09月18日 12:34撮影 by  PENTAX Optio W30, PENTAX Corporation
9/18 12:34
まだ少し夏の雲です。

感想

三連休なので、普段はなかなか行けない山域にテントを持って出かけてみることにしました。
一之瀬川は奥秩父の笠取山の南斜面に流域を持つ丹波川の支流で、豊かな渓相を持つ支流に恵まれているそうです。WWのガイドブックと地形図から黒エンジュ沢を使って笠取山へアプローチし、縦走路を経由して将監小屋で一泊、帰りも緩やかな中川東谷を通るルートを考えましたが。。


連休初日の渋滞をかわすため3時に出発。いつもどおりパーキングホテル状態の談合坂SAで一息入れるころに夜が明けてきました。勝沼ICから塩山を目指し北上、大菩薩ラインを経由して細い林道を慎重に進みます。作場平の駐車場にはすでに4台以上の車が。早っ。私はのんびり朝寝することにします。。

少し無理な体勢で寝ていたせいでしょうか、寝覚めが悪いですが気を取り直して出発準備です。本日もfinetrack装備に沢靴という装備で、水は1.5l。途中、水干という源流地点で給水の予定です。テント持ちでベースウェイトは8.2kgといったところです。

カラマツとヒノキの林の中をポツポツと歩き出します。左手に沢の音を聞き、晩飯の手順などを思い返しているうちに最初の橋に到着です。復路のルートは中島川橋登山口に降り林道を歩くか、水源巡視路と支沢筋を通るかをその場で判断しようと思っていたので、念のため支沢を下見しておくことにしました。
最初は沢筋に作業道や取水機械などが見えますが、あっという間に笹薮と泥濘に取って代わられます。藪は狭くて岩だらけの沢の上に張り出し、岩と藪の間には小鳥でも入れなさそうな隙間しかありません。強引に藪の中に体をねじ込み、かき分けるようにして進みます。
見積もりでは20分ほどで水源巡視道にぶつかる予定だったのですが、30分以上進んでもまだたどり着けません。これは駄目そうなので引き返します。元の登山道へ戻り、先へ進みます。沢の音が近づき、広いスペースの向こうに木橋が見えます。入渓点です。早速流れに入りますが、水量多い!すぐにひざ下です。幅の狭いところは特に深くなっているようなので、迂回しつつザバザバ進みます。
水温はそれほど低くないようなので一安心。白い砂地と赤茶けた石のゴロを進みます。ところどころ、腰くらいの釜を笹薮で巻いて進むと、小さなナメに出会いました。ナメといっても砂地が深く残っていたり、ゴロゴロ石が転がっていたりしますが、すべり落ちる水流が足首を洗う感触が気持ち良いです。
しばらく緩やかな登りを進むと、木橋が見えてきました。最初の巡視路との交差ポイントです。GPSで位置と時刻を確認して少し休憩します。
この先からは岩の質が少し変わり、段差状に層ができている幅3mほどの大きなナメを通り抜けます。少し傾斜がきつくなり、右岸の壁から小さな滝が合流しています。どうやらスモウトリ沢のようです。砂地の多くなってきた沢床を抜け、小滝の釜を迂回するため急坂の笹薮を少しこぎます。やや上流部の高い位置に抜けると、小さな滝が2方向から滑り落ちています。ようやくミズヒ沢と黒エンジュ沢の分岐のようです。
地形図からでは分岐の位置がよくわからなかったので、GPSに登録しようとして胸ベルトを見ると、あらら?

、、、GPSがありません。

同じ位置につけていた小物装備を入れたポーチも無くなっています。
地軸が急に5.7度ほど傾いたような気分を味わいつつ、ポーチの中身がなくても山行を続けられるかを考えます。温度計、ファイアースターター、ローソクのバックアップ、エマージェンシーシート、、基本的な行動をとる分には困らない範囲の装備はすべて残っていました。
しかし、GPSがない、ということが重くのしかかってきます。落とした位置は最初の木橋からこちら側であることはわかっていますし、予定を変更して、探しながら下り、見つけたら笠取山に登って笠取小屋で一泊といそいで目算します。

早速、先ほど巻いた笹薮から探索です。歩いてきたルートは大体覚えているので笹薮をかきわけながら足元をチェックしてゆきます。グレーに黒という目立たない色のGPSと転がる石とをしょっちゅう間違え、宝探しみたいなもんだと自分を励ましつつ進みます。
しかし、すぐに笹薮から元の沢筋に戻ってしまいました。一番見つかる可能性が高いと期待していたので諦めきれず、再度慎重にチェックしながら登り返します。それでも見つかりません。
この先はほとんどのルートを沢の中としていました。GPSは一応生活防水ですが、水量もあり白く泡立った水中に沈んでしまってはとても見つけられそうにありません。心臓の辺りからぐぅっと重く疲れが出てきます。まだ時刻は昼前ですし地形図もありますので、GPS無しでも笠取山くらいは目指せます。しかし、、
悩めるときには行動食です。ぽりぽりボソボソと干し芋を水で流し込み、決断します。


帰りの林道から振り返った山の上には夏の名残の雲が浮いていました。



・GPSの装着のために専用のクリップを使用しているのですが、GPSとクリップをつなぐ出っ張り(ボルトの頭のようなもの)を残してGPS本体だけが無くなっていました。ネジ式なのでクリップに装着する前に締め付けを確認すべきでした。

・一之瀬川自体は緩やかで明るく、今回は水量も多かったため非常に楽しめました。また挑戦したいです。

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