弓立山★★★


- GPS
- 01:56
- 距離
- 3.2km
- 登り
- 316m
- 下り
- 316m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2025年03月の天気図 |
---|---|
アクセス |
写真
感想
▪️出発時間
9時
▪️駐車場
登山口近くにあり(有料_500円)
▪️トイレ
無し
▪️お風呂
坂戸市 ふるさとの湯
▪️感想
越生梅林とたぬきのおにぎり
ことしの春、わたしは越生梅林というところへ行ってみた。
去年は街をぷらぷら歩いただけだったけど、今年は弓立山に登ることにした。山といってもそんなに大変なところじゃなくて、道はちゃんと整備されていて、おばあちゃんの家の裏山みたいな感じだ。
登る前に、ちょっと考えた。
「なんで人間って、わざわざ山に登るんだろう」
平地を歩くだけなら楽なのに、なぜかみんな上に上に行きたがる。きっと人間の本能みたいなものなんだと思う。猿から進化したという話もあるし、木に登りたくなる気持ちは、どこかに残っているのかもしれない。
弓立山の頂上に着いたら、持ってきたおにぎりとラーメンを食べた。蒙古タンメンというやつだ。辛いものを食べると、なぜか「あーっ」と声が出てしまう。そしてまた食べる。そしてまた「あーっ」と言う。これを何回も繰り返すのが、人間の不思議なところだ。
「久しぶりに食べたなー」と思いながら、おにぎりを見つめた。おにぎりってなんであんなに三角なんだろう。丸くしたっていいのに。でも三角のほうが、なんとなくおいしく感じるから不思議だ。
食べ終わったら、メインの越生梅林へ行った。梅祭りはもう終わっていて、ガラガラだった。でも入場料がタダになってたから、ラッキー!と思った。しだれ梅がいちばんきれいだった。枝が泣いているみたいにしなだれて、それでも花を咲かせている。人間も見習わなくちゃいけないなと思う。どんなに辛くても、花を咲かせる勇気。
梅林を出て、梅園の駅というところに行った。そこで柚子胡椒を買った。柚子胡椒って、瓶詰めの夏の香りだと思う。それから、ひもかわうどんとおでんセットを食べた。時間が2時半までと書いてあって、わたしが行ったのは2時25分。あと5分で閉まるというのに、店のおばちゃんは「いいよいいよ、ゆっくり食べてって」と言ってくれた。日本のおばちゃんって、本当に優しい。
3月までの期間限定メニューだったから、最後の最後でセーフ!って感じで、むしろラッキーだったと思う。「我慢しないで食べてよかった」という気持ちは、大人になってからよく感じる。子供の頃は我慢せずに食べてたのに、いつから我慢するようになったんだろう。
それから坂戸に戻って、ふるさとの湯というお風呂に入った。サウナがあって、あったまった。サウナって不思議だ。あんなに暑いところに、みんな喜んで入る。きっと、お母さんのおなかの中の記憶がどこかに残っているんだと思う。あったかくて、狭くて、みんな同じ服装(裸)で。お母さんのおなかの中も、きっとサウナみたいだったんだろう。
お風呂上がりには、とんかつと混ぜそばを食べた。お風呂上がりのごはんって、なんでこんなにおいしいんだろう。たぶん、汗をかいて、身も心もきれいになったからだと思う。
次の登山も楽しみだ。山に登ると、なぜか人生がちょっと整理される気がする。高いところから見ると、自分の問題もちっぽけに見えるからかもしれない。でも、下山したらまた同じ悩みを抱えるんだけどね。そこが人間の面白いところだと思う。
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