山梨某所 アメジストライト


過去天気図(気象庁) | 2025年03月の天気図 |
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写真
感想
山梨の非公開エリア(と言ってもクライマーの中では登れるエリアとして周知の事実)でクライミング。
同じエリアで、ちょうど1年前にセンチュリーフォーカラーズと言うルート名の綺麗なクラックを登った。
今回トライするのはその時にパートナーのビレイで付き合って、一度フォロー回収した時に感触良かったアメジストライトを1年ぶりにトライ。
グレードは12c とのことだが、クラックは手の大きさや指の太さで難しさの体感が変わる。
自分には12bのセンチュリーフォーカラーズの方が難しく感じた。
前日の季節はずれの雪でアプローチは20cmほど積もった雪道をチェーンスパイクを付けて歩く。
染み出してないか不安だったが岩は無事だった。
以下登攀記録 ムーブ等記載あり
[アメジストライト] 12c NP ××◯
山野井さんが初登したらしいルート。
見た目がスッキリして前傾していてかっこいい。
下部は簡単なレイバック、中間部の右上した綺麗なフィンガーサイズのクラックを登り、ハングした岩を越えていって最後にマントルを返す構成。
スケールは15mくらいだが詰まっていておもしろい。
中間部の右上クラックは所々にポジティブなカチやフィンガージャムのボトミングが決まるところがある。1箇所、悪いシンハンドがあるが、フットホールドは結構良いので、我慢してハング下のそこそこ良いシンハンドを取りに行く。
ここでレスト、出来るような出来ないような。
身体を右に出すと少々休める。
ここからが核心のムーブ。
右奥とハング左の両手を逆手サムロックで身体をあげて、左足をレストしてたそこそこ良いシンハンドへフットジャム、左手を少し上のふちへガチャ持ち、足を入れ替えて右のガバカチを取る、そこから左ヒールで左ハンドジャム、そのまま右足をハング上に上げて右のシンハンド。(このシンハンドが悪い。個人的にいちばんの核心)我慢して身体を引きつけたら左ガバスローパー、この一連の流れを最後に決めたキャメロット0.1でこなすのがピリっとした。
先週の城ヶ崎で0.2サイズでフォールしまくってメンタルは強くなってたので良かった。
2便出してムーブもプロテクションも決まり、さあ、しっかり休んでRPトライだ。と、思ってたら上からポタポタと水が垂れて来た。
どうやら前日の雪が溶けて染み出しが始まったようだ。上からクラックを辿り徐々に下へと続いていく。
核心のシンハンドまで濡れ始めたら登れないが、今2便目終わったばかりだし、体力的にすぐ登るのはキツいぞ?
14クライマーのパートナーはサクッと2撃。強いのよ。「もうまもなく濡れそうな感じですね」との事。
迷ってる暇はない。パンプしてるけどとりあえずやってみるか。
順調にレストポイントまで行き、0.1含めカムを3つ固め取りして核心のムーブに突入。
肝心のシンハンドは、、
まだ無事だった!ギリギリ左のガバスローパーを取る。ブラインドでトーテム0.2を決めて最後のスローパーマントル。
が、ここが濡れてんのかい!笑
やばいやばいパンプしてる、落ちる、を心の中で繰り返しながら全身を使い右肩を泥々にさせながら何とか無様なマントルを返した。
時間制限と少しの染み出しのおかげで久しぶりに全部出し切れたクライミング出来た。これだからクライミングは止められない。
瑞牆、小川山にあったら順番待ち確定のめちゃ良いルートでした。
[アメジストレフト] 13? TR
2人ともアメジストライトが登れて時間が余ったので隣のレフトをトップロープでお触りした。
スタートから前半部は一緒だが途中で左に抜けるルート。中間部はボルトを使ったフェースクライミング。
カチを繋いでいくがパートナーも自分もムーブがさっぱりわからず。自分は指皮限界で途中敗退。パートナーが上もだいぶ苦戦してたのでけっこう悪そう。
13b以上はありそうな感じか?
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