残雪期だからこそ🏔️大中子山


- GPS
- 06:16
- 距離
- 10.4km
- 登り
- 903m
- 下り
- 906m
コースタイム
天候 | 快晴 放射冷却で歩き始めの朝6時頃は-4℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
バリエーションルートのみ |
その他周辺情報 | 道の駅 尾瀬桧枝岐 利用 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
毛帽子
靴
ザック
スノーシュー
昼ご飯
行動食
飲料
レジャーシート
日焼け止め
携帯
サングラス
タオル
ストック
スパッツ
アイゼン
チェーンスパイク
|
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感想
前日の長須ヶ玉山の林道を挟んでお向かいの
大中子山。
こちらも会津百名山のひとう。
残雪期が最適な山。
馬坂峠に続く林道歩きから始まる。
長須ヶ玉山より1キロ手前に取り付きがあるので、
気分も軽い。
さらに、放射冷却で-4℃まで冷え込んでいて、
前日より早く6時から歩き始めるので、
足元はかた雪で歩きやすい。
(うまく宿が取れなくて、道の駅で車中泊したのだけれど、ナルゲンボトルを利用した湯たんぽが大活躍。抱っこして暖を取らなかったら、凍えていたと思う。)
取り付きから少しで渡渉。
どの場所が安全か見極める。
難なく。
そのあとは、お決まりの急登り。
今回は、この序盤が一番きつかった。
ただ急登りなら慣れているのだけれど、
アイスバーンのような硬さ。
さすがに不安になって、
チェーンスパイクからアイゼンへ交換。
安全なツリーホールを見つけて、
その平らな部分で、
確実にアイゼン装着。
これで、アイスバーンも問題なし。
ざくっざくっと一歩一歩、進む。
気温はまだ低く、多分氷結温度。
汗を拭こうとしたら
首にぶら下げた汗ふきが凍って硬くなっていた・・・
1300m付近から広めの尾根、
樹々の間から周辺の高山を眺めるべスポジが現れる。
尾瀬地区の山なので、
燧ヶ岳もすぐ。
大きな双耳峰は、
雪帽子をかぶってやわらかな曲線の白猫の耳。
夏場の荒々しい姿と異なる。
会津駒ヶ岳は青空と真っ白な稜線が
潔く一直線。
大杉岳から三ツ岩、窓明の方まで、
白いスクリーンのよう。
今日は、あちらに登っている方が多数。
爽快だろうなぁ。
でも、会津駒に登っていると、
会津駒のこの姿は眺められないから、
今日は、大中子山でよかったと思う。
1600mを超すと、
こちらもパウダー状の雪が増えてくる。
ただし、気温も低く足も沈まないからからアイゼンが◎
とにかく美しい尾根。
ダケカンバ、オオシラビソ、
真っ白な尾根と雲一つない青空。
頂上の手前は頂上台地でしばらく平坦。
森のよう。
台倉高山を歩いたときもそう思ったのだけれど、
シベリアは、タイガはこんな感じなのかな。
(北欧で北極圏は行ったことがあるから、少し近い感じがする)
田代山からの帝釈山、馬坂峠を挟んで台倉高山。
遠く那須連山。
日光ファミリーも見える。
今年は雪が多いから、ここ近年の中ではかなり眺めもいいみたい。
今日の幸せをかみしめつつ、
アイゼンでサクサク下山。
やはり序盤の急登のところは、
悩ましく。
気温が高くなってざけ雪になってきているので、
アイゼンでも噛みづらい。
安全なところを選んでいたら、
尾根間違い。
足元に注意しすぎると、地図の確認の頻度があいてしまう。
復帰して、
また慎重に渡渉して取り付き箇所へ。
ちょうど、多分、長須ヶ玉山からの帰路の方を見つけて、
うれしくて「お疲れ様です~」と、叫ぶ。
あちらは、きょとん。あ、はい・・・みたいな。
私だけテンションが高いのかしら?
同じ会津百を歩く仲間だと思ってうれしかったのだけど。
林道もそのままアイゼンで戻り、
マイカーに再開。
疲れはあまり感じず、
楽しい気持ちばかり。
お天気とお山の組み合わせ、
今日もベストコンディションで歩けたのだと思う。
道具のチョイスもよかった。
今回のために、初めて買ってみた防水ソックスが、
足の保温に役立って、残雪期歩きの冷えも防止できた。
装備は本当に大切。
・
12時過ぎには道の駅に戻ったので、
温泉の前に、もう一座行っちゃおうかなと調べ始める。
そのくらい、疲労なし。
前日も雪山だし、
ある程度負荷があったはずなのに。
南郷の明神岳へ行ってみる。
が、ここは残雪期には不向きでした。
雪崩スポットだらけの低山。
雪はないんじゃないかとおもったら、
しっかり残っていて、
午後のざけ雪。
雪崩は落ち切っていたけれど、
初級のはずが難易度高くなっていました。
荒れて藪化しているとの話だったけれど、
無雪期の春先か晩秋がいいのかも。
眺めはとてもいいから、登るといいとは思う。
で、
噂にだけ聴いていた、界温泉、谷地電機の一角にある「里の湯」でひとっぷろ。天然温泉の旗がひらひらしていたので、場所が分かって入ってみた。
受付はなくて、料金箱に400円入れる仕組み。小さめの内風呂のみ。洗い場3か所。ケロリン洗面器。
私は、こういうシンプルなのも好き。
汗を流せて、薬効があるならなおいいみたいな。
・
終わりよければすべてよし。
はじまりからよい予感ばかりでしたけどね。
次も佳き山行になりますように。
本日で、会津百名山、100座目、101座目。あと9座。
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